太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

アレクサと仲直り

2018-11-03 18:28:34 | 日記
1年以上前に、夫の父が買ってきたamazon echo。

使っていたのは最初の数ヶ月で、あとはクロゼットの中にしまわれたままだったのをもらってきた。

絵を仕上げたり、なにかをしているときに音楽が欲しいと思うことがある。

CDプレイヤーでも買おうかと言っていたところ、それならアレを使えばいいということになったのだ。

エコーには苦い思い出しかない。

聞きたいアーティストや曲を言っても、アレクサが私の発音を理解しない。

声を張り上げても

「うーん、ちょっとそれはわからないわ、ブチ!」

「悪いけど、わからないわ、ブチ!」

と、まったくすまさそうでもなく言い捨てるアレクサの声の、憎々しさったらない。

ふん、AIなんてこんな程度か。

日本語アクセントの英語も理解できるようにならなきゃね。

くやしまぎれの捨て台詞で、私はアレクサと決別したのだったが、再会とあいなった。




さて、我が家にやってきたアレクサ嬢。





日本語切り替えもできるらしいのだけれど、それだと夫が使えないので英語のまま。

寝室のデスクの上に置いて、さっそく音楽をオーダー。


「アレクサ、プレイ パバロッティ」

断られるかと思いきや、すんなり音楽が流れてくる。

しかし、流れてくるのはオペラではなく、なにかまったく違うもの。

宗教音楽風ではあるが、どうみてもパバロッティではないことだけは確かだ。

しばらく聴いていても、荘厳な音楽だけでいっこうに声が出てこない。

なにかわからんが、そう悪くもないので聴いておく。

「アレクサ、プレイ ホール アンド オーツ」

お?ちゃんとホール アンド オーツが出てくる。

そこで私の大のお気に入りのハワイミュージック大御所はどうか。

「アレクサ、プレイ ケオラ・ビーマー」

おおーー!正真正銘、ケオラ・ビーマーのギターの調べが静かに流れてきた。

朝は2階の寝室のほうが1階のリビングよりも明るいので、パソコンを運んできた。

家に音楽があるのはいいものだ。

2階には時計がないので、時間も聞いてみたり。(時計がない話はコチラ

アレクサは憎らしいことも言わずに粛々と仕事してくれる。

これなら仲直りしてやらないこともない。

エコーでいろーーんなことができるらしいのだけれど、携帯電話で通話とメールと目覚ましとペイパルしか使ってないように

私は音楽を聴いて、たまに時間を聞くだけの機能しか使わないだろうという、妙な自信がある。












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