太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ハワイが暑いといったって

2019-08-04 20:02:54 | 日記
1年のうちで2日ぐらい、エアコンがあればいいのに、
と思う日がある。
そして今日はそのうちの1日だ。
数日前まで吹いていた偏西風が、ぱったりと止んだ。
居間にいても、天井扇をつけたまま。
寝ているときも、朝まで天井扇をつけている。
枕の上に、アイスノン。
屋根裏に片付けるものがあって、10分ぐらい動いただけで
首筋を汗が流れる。

職場でも、人に会えば合言葉のように「暑い、暑い」と言う。
でもあんたたち、日本の夏を知らないだろう。
日本の真夏の暑さは、こんなもんじゃない。
暑さの質が違う。
いてもたってもいられないような、不愉快極まりない暑さ。
夫が初めて日本の夏を迎えた時、なにもしていないのに
嫌な汗がやたらと出てきて、病気になったのかと思った、という。
ハワイが暑いといったって、最高30度かそこらであって、
日本なんか朝の7時に既に30度を超えていることもあるし、
ハワイは日陰に行けば涼しいけれど、
日本じゃどこにいても暑い。ひたすら、暑い。
ただでさえ暑いのに、蝉の声が暑さに拍車をかける。
いくらも生きられない蝉だから、せいせいと鳴かせてあげたい気持ちはあるけれど、
朝から網戸で鳴くアブラ蝉は、ほんとに鬱陶しい。


そういえば、
私の叔父が京都の大学に通っていたとき、
真夏の夜に、あまりに暑くて眠れず、下宿の前の道路で寝たという話がある。
叔父が大学生だった頃の日本は、まだ今ほどには暑くなかったはずだけど、
京都は特別なのか。

「8月の京都の暑かったことといったら・・・」
暑いといえば、すぐにその話になる。
8月の半ばに、夫と京都に旅行したことがあった。
まさに焼かれるというぐらいに、日差しが肌を刺す。
10分おきにカキ氷を食べずにいられない。
日陰でも、ぜんぜん涼しくない。

日本は恋しいけれど、
日本の夏はまったくもって恋しくない。
エアコンが欲しいと思うのが年に2日ぐらいで、
蝉もいないハワイの夏は、日本の夏を知る者にとってはぬるま湯の夏である。