私の職場のオーナーの娘さんの結婚式に招待された。
１９２７年創業のロイヤルハワイアンホテルは、その外壁の色からピンクホテルとも呼ばれている。
歴史を感じさせる白黒の写真が、ホテルのあちらこちらに飾ってある。
照明ひとつ、椅子ひとつとっても重厚で、モダンなホテルとは違った趣がある。
ドレスコードはフォーマル。
ハワイの場合、アメリカ本土のフォーマルよりは緩い。それでも、タキシードの人もいるし、裾の長いイブニングドレスの人もいる。
私たちはといえば。
アラカンが、これは絶対に日本じゃ着れない、と思う若作りドレス。
ファサネイトという、頭に乗せる小さなレース付きの帽子に、レースとサテン風のドレス。
夫は、私の父が亡くなったときに誂えたスーツが役に立った。
が、ネクタイを締めるのに３０分かかった。何年かに１度しか締めないから、覚えているだけマシかも。
３００人近いゲストの豪華な結婚式は、総額１０００万といわれている。
すごいなあ。
夕暮れのワイキキビーチとダイヤモンドヘッド。
幸せがいっぱいの、楽しい夜だった。
