太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ふわふわウェーブ

2022-05-07 08:31:13 | 日記
美容院に行って、半年に1度のウェーブをかけた。
長かった髪を肩につくぐらいまでに短くして、ウェーブをかけたのは2年ほど前から。
髪の量が多くて、ボリュームを抑えることばかりに気を配ってきた私が、
こんなにふわふわの髪形をするなんて思いもしなかった。
私はこれをとても気にいっているし、案外、人に褒められたりもする。
友人のVikkiが私と同じ美容院に行って、きれいにカットしてきた。

「どうだった?」
「すごい気に入った。また行こうと思ってるけど、言葉がね」

ヘアスタイリストさんも含めスタッフは全員日本人で、英語も話せるはずだけれど、Vikkiを担当した人はそうではなかったらしい。

「伝えたいことが伝わってるかわからないし、言ってることもよくわからなくてさー。まあ、仕上がりは良かったからいいけどね。なにしろ手入れが楽なのよ。洗っただけでサッと決まるの」


カットのうまさは、美容院での仕上がりの良さではないと思う。
どんなにきれいに仕上がっていても、メイクさんがいる女優じゃあるまいし、家に帰って自分でそれを再現できなかったら意味がない。
カットしているときには、私は持ってきた本を読んでいるけど、
乾かすときには神経を集中して、乾かし方を学ぶ。


そして、腕のいいスタイリストさんは、お客の想像以上の提案ができる人でもある。
たくさんの人達を見てきたプロの目は、確かだ。
東京・青山でサロンを開いている友人は、まさにその一人で、
ショートヘアなんか絶対想像できない、と言っていた別の友人の髪を思い切り短くしたら
びっくりするぐらい垢ぬけて別人になった。

私の場合も、ここ10年来、ずっと同じ種類のパーマをかけていたのに、
スタイリストさんを変えたら、全然違う仕上がりになった。
「ちょっと華やかさをだしましょうか」
そしてそのために私が注文したのよりも短く切った。
その人なりに、私に似合う髪形にしてくれたのだと思う。


お客との距離が近いだけ、ストレスも多いに違いないけれど、
人をきれいにする仕事って素敵だなあと思う。