太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

バターチキンカレー

2012-04-24 18:27:15 | 食べ物とか
暇が取柄の私が、なんだかちょっと忙しい。

といっても、私の次元の「忙しい」だから、普通の人にとっては全然忙しい内に入らない。うん、全然たいしたことない。

先週末から、カウアイ島に遊びに行ったり、新しい技法のワークショップに参加したり、書きたいことは山ほどあるが、記事をまとめる時間がないので今日はレシピなんぞ。




バターチキンカレーは、インド風のカレー。

姉がハワイに来たときに、「日本の新聞も読みたいでショ」といってくれた、読売新聞に載っていたレシピだ。

インド料理店のやり方を家庭向けにアレンジしたもので、簡単なのに、お店で食べるカレーのようにできる。







自宅にいたときに、これは1度作ったことがあり、大変評判がよかったので、猫シッターをしているこの家でも作ろうということになった。

が、勝手知らない他人のキッチン。

どこかにあるだろうと思っていた、ミキサーや、おろし器が見当たらず、

生トマトとトマト缶をミキサーでピューレ状にするのに、ミキサーなら30秒でできるところを、地道に『裏ごし』をするハメになった。

カシューナッツは、今回はクリーム状になった瓶詰めを使ったので、ミキサーがなくても大丈夫だった。

ニンニクと生姜は、チーズおろし器で。

秤もないので、前に作った時を思い出しながらの目分量。

だけど、苦労した甲斐があるカレーになる。


カレー粉を使わないカレーなんて作ったのは初めてだったけど、これは我が家の定番になりそう。

日本のスーパーのチルドコーナーに、温めるだけのナンが売っているから、それと合わせて食べたら最高!





バターチキンカレー 3人分


・生トマト(中玉) 2個

・トマト缶  300g

’カシューナッツ  50g(前回はカシューナッツがなかったのでクルミにしたけど美味しかった)

・バター  30g(プラス仕上げ用に少々)

・すりおろしニンニク  小さじ1

・すりおろし生姜    小さじ1

・牛乳   100CC

・スパイス  クミンパウダー、ガラムマサラ、コリアンダー、パプリカパウダー 各小さじ1/2

    ※必須なのはクミンパウダー と ガラムマサラあとは、入手できたらでいいと思う

・塩  小さじ1/2~1

・鶏肉(モモか胸)   適量

・生クリ-ム(植物性)  100cc

・チキンブイヨン  小さじ1

・砂糖  大さじ1


1. 一口大に切った鶏肉をビニール袋に入れ、スパイス類と塩を入れてもみ、30分以上漬けておく(1時間以上だと尚おいしい)

2. 一口大に切った生トマトと、トマト缶を合わせてミキサーでピューレ状にする。

3. カシューナッツと牛乳をミキサーでピューレ状にする。

4. フライパンにサラダオイル 大さじ2を熱し、ニンニクと生姜を香りが出るまで炒める。

5. 2. と 3. 砂糖、チキンブイヨンをフライパンに加える。

6. さらに鶏肉とバターを加え、弱火で10分ほど煮込む。

7. とろみがついて、鶏肉に火がとおったら、生クリームを加え、味をみて塩を加える。

8. 器に盛り、仕上げの生クリームとバターをのせる。






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HE EIWA

2012-04-19 14:15:41 | ハワイの自然
あんまり天気がいいから、家にいるのはもったいなくて、車で出かけた。

その間に、色を塗り始めた水彩画を乾かすのにもちょうどいい。

カイルアビーチで、たっぷり潮風を浴びてから、画材屋に行くのにカイルアの街を通った。

なんだかすごい混雑・・・


そういえば、先週末、「WHOLE FOODS MARKET」というスーパーがオープンしたんだった。

この店は、肉も魚も何でも、ないものはないというほどの品揃えで、オーガニックのものも豊富にあって、

一般の店よりも割高なんだけれど、利用客は多い。

駐車場に交通整理が出て、平日だというのに、車の列。

ほとぼりが冷めてから来てみよう。


画材屋に寄り、カフェでコーヒーとラズベリーのスコーンを買った帰り道、HE EIWAという公園に行ってみた。

ここは何度も前を通るけれど、入ったことがなかった。


うっそうと木が茂る入り口を入っていって、車を停め、少し歩くと




一気に海が広がっていた。




この建物は、売店が入り口にあって、奥は、昔はレストランだったようなつくりになっていた。

ちょうどランチタイムで、サンドイッチや飲み物を持った人たちが、ぽつぽつと訪れて、元・レストラン風の中に入って食事する人もいれば

芝生に座って食べる人もいる。


私は木陰のベンチに座って、海を眺めながら、買ってきたコーヒーを飲み、スコーンを食べた。

風が心地よい。



ハイビスカスも、プルメリアも、名も知らない花も草も、どれもこれも鮮やかすぎる。


気がつけば、1時間以上もここにいた。




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2012-04-19 09:56:25 | 絵とか、いろいろ
日本では、胡蝶蘭かな。

白い蘭を描いた。

蘭は以前にも1度描いたことがあって、その時はカラフルな仕上がりにしてみた。

今度の蘭は、花の白さを引き立たせるように、全体をブルーにした。





本当は、もう少し、はかない感じにしたかったんだけど。


自宅の近所の家に、白い花びらで真ん中がピンクという蘭が咲いていて、

いつも写真に撮らせてもらおうと思いつつ、忘れちゃう。


蘭って、花というより昆虫みたいに見えたりするのも多くて、

日本にいるときにはそれほど目が行かなかったけれど、ハワイではいろんな蘭が気になる。




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おジャマ猫 その2

2012-04-18 09:55:30 | ペットシッター
ここでの猫シッターも5日目になり、猫たちも少しずつ私に慣れてきた。

叔母宅のドリーもお邪魔猫だったが( 参照記事「おジャマ猫」 )、慣れてくると、ラテ・モカもしっかりお邪魔になっている。

今回は2匹だから、お邪魔も2倍。

モカなんか、いつも昼間は寝てばかりで、めったに姿を見せなかったのに。



書斎でパソコンを広げていれば、2匹が机や椅子に乗ってきて、パソコンの上を歩くわ(見事にキーボードは避けて歩く)、椅子の上でもそもそするわ・・


絵を描き始めれば、このとおり。



ラテさん、手足に絵の具がつくってば・・・


ガラスのテーブルの下から、上を見上げて、筆の動きに合わせて前足をくるくるする。

筆を洗う水も、絵の具も、出したままその場所を離れられない。

慣れてくれるのは嬉しいけど、いや、かわいいからいいんだけど・・・・




ビールの箱がお気に入り ちんまりモカさん



今日も外は快晴で、



リビングからの景色をスケッチしようと思っているんだけど、彼らが遊ぶので、使いたいときに消しゴムがない。

ちっともはかどりやしない。

だけど、やっぱりかわいいからいいにしてやる。







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ベビーシッター

2012-04-17 10:38:41 | 日記
少し前になるが、夫の友人から、緊急のベビーシッター要請があった。

同居している母親が長期旅行中で、何かの時に頼むベビーシッターも緊急のために予定が合わず、知人に電話をしまくり断られ続けた挙句だった。

夫はその日、仕事を早く切り上げて、金曜の夜6時から9時半まで3歳の息子をみることになった。


友人は「感謝感謝、大大感謝!」と両手をすりあわせるようにして私達を迎えた。

大人なら誰でもいいというわけでもなく、子供がなつく大人は限られているという。


子供は動物のように、自分を好きな人とそうでない人を見分ける能力があると思う。

そして大人には、子供が得意な人とそうでない人の2種類いると思う。

夫は典型的な前者で、子供が日本人だろうがアメリカ人だろうが、たちまち人気者になり、数人の子供が身体によじ登って「人間ジャングルジム」になる。

私は後者で、子供が嫌いではないと思うのだけど、どう対処していいかわからないというのが正直なところ。


3歳の子供は、既にパジャマになっていて、7時半に寝かせるまで、夕食を食べ、歯を磨かせるのが私達の使命だ。



夕食は子供が好きな巻き寿司で、身をほぐした蟹とキュウリ、アボガドが具になっている。

彼はそれを最初はお箸で食べていたが、でもすぐに手でつかんで上に放り投げ、そこらじゅうにばら撒く。

そのうちパジャマを全部脱いで裸になり、家中を走り回る。

おもちゃのヘリコプターを、わざとテーブルの脚にぶつける。

この小さい身体の、いったいどこにこんなエネルギーがあるのか不思議なくらい、子供は身体中を使って遊び、食べ、走り回り、私たちは追い掛け回すのに必死になる。

「あのお寿司、何か興奮剤のようなものが入ってたんじゃ・・・?」と思うほどだ。

床にばら撒かれたお寿司の残骸をかき集める私の頭には、蟹の身がこびりついており、素っ裸の子供が盛大にお寿司で遊んでいる。



ようやく落ち着き、服を着せて、歯磨きタイム。

歯磨きに要する時間だけ柄の部分がピカピカと光る歯ブラシを2本持ち、電気を消して上手に磨く。

おばあちゃんや、ママのバスルームから歯磨きを持ってきて、何度も足しながら、全部飲み込む・・・・・(いいのか?)

寝室で、紙で作った王冠を全員が頭に乗せ、4冊の本を読み(夫が)、その間に湯たんぽをレンジで温め、これで寝るかと思いきや、

「お寿司がくっついて汚れたから」

と言ってパジャマを着替え、ようよう8時少し前にベッドに入った。



「子供って育てるの大変なんだねえ・・これが毎日でしょ。特に彼が大変なのかなあ」

髪ボーボーの私が言うと、

「彼はただ楽しいってことを現したいだけだよ。ちゃんと寝たし、大変だけど良い子だと思うよ」

とTシャツの襟をヨレヨレにした夫が言う。互いに紙の王冠を乗せたまま。



読書をしていると、友人が帰宅した。

「どうだった?お寿司、そこらじゅうすごかったでしょ?」

やっぱり普段からそうなんだ・・・・・



3歳児の子供ごころは、甥の9歳児以上に理解不能だ。

だけど、生きてて楽しいという思いに満ち溢れていて、罪も悪もみじめさも知らず、世界の中心は自分なんだという絶対的な自信と喜びが、私を圧倒する。

過ぎたことで自分を傷つけることも、

まだ来ぬ将来のために心を暗くすることもない。



私もかつて、同じ場所にいたはずなんだけど。

その場所から離れて、そしてまた「今この瞬間を生きる」を目指そうとしているんだなあ。

子供に教えられることはあまりに多い。






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