太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ふたご

2013-09-09 07:53:11 | 日記
毎朝、ウォーキングしているときに出会う「ふたご」がいる。

小学生の男の子で、くるくるの巻き毛に大きな瞳の愛らしい子供だ。

「おはよう」とか

「ハイ!」と声をかけると

ちょっと恥ずかしそうに返事をかえしてくる。

学校に行く途中で、二人並んで楽しそうなときもあれば、

ちょっと距離をあけて歩いているときもあり、

そりゃ子供だって毎日いろいろあるだろうよ、と思いながら彼らに会うのを楽しみにしている。



ところで、

或る本を読んでいて知ったのだが、

ヨーロッパでは、ふたごや三つ子が生まれたときに、

最後に出てきた子供が長女や長男なのだという。

その本では「欧米では」と書いてあったけれど、

夫によれば、アメリカでは日本と同じように生まれた順で長女、長男となるというから

ヨーロッパだけなのか、それとも、

その本の著者が生まれたのは70年以上前だから、昔はそうだったというのかもしれないけれど。








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シナリオ

2013-09-07 07:54:30 | 日記
ドキュメンタリーを観た。

霊感も何もない三十代のアメリカ人男性が、ある朝起きたら、

天使やゴーストやらがバッチリ見えるようになっていた。

彼がそうなってから4年の月日を追ったドキュメンタリーだ。



彼は、最初のうちは恐れ、現実を受け入れることができない。

人に話せば、頭がおかしいのではないかと思われ、自分でも精神的な病気かもしれないと思う。

親友が、新しいバイクを買ったと見せに来た。

その時、親友の胸から何かが飛び出してきたのだが、

それが何かわからず、黙っていた。

翌日、親友はそのバイクで命を落とした。


わが身に起きていることを理解できないがために、親友を救えなかったと自分を責め、

その時から彼は、恐れてばかりいるのをやめて、現実を受け入れ、

どうしてそういうことが自分に起きたのか、答えを探し求め始める。



親友の葬儀で出会ったマラという女性に運命的なものを感じ、すぐに二人は意気投合する。



マラは彼を愛していて、彼に起こることを理解したいが、しきれない。

何か理由があっておきていると言う彼に、

「どうしてあなたなの?他の誰かじゃなくてあなたなの?あなたが世界を救うともでもいうの?」

と問う。



二人は、答えを求めて世界中を飛び回る。

そして或る場所で、仏教の尼僧に出会う。

マラは尼僧に

「マラは、仏陀が悟りを得るのを邪魔した人物の名前なのよね。私と同じ名前」

と軽い気持ちで話すと、尼僧はほほえんで首を横に振る。



「違います。マラは仏陀が悟りを開くのを1番近くで助けた人よ。

悟りを開こうとしている仏陀に、なぜおまえなのか、他の誰かじゃなくておまえなのか、って

問い続けて悟りを促した人です」



それを聞いた途端、マラは号泣してしまう。




各地をめぐった結果、彼はネイティブインディアンの助けを借りて答えを見つける。





彼が突然、見えないはずのものが見えるようになったのも、

親友の死も、マラとの出会いも、4年の月日も、

全部なるべくしてなったことで、彼の深い部分ではシナリオどおりなのだろう。


天使は巨大で、人の形ではなく、エネルギーの模様のように見えるのだと彼は言う。

誰の近くにも天使はいて、その人を見守っている。

そして親友は、彼の天使のように、いてほしいときにいつも彼の近くにいるのを感じる。

「ほら、今ここで笑ってるよ」


そう言って顔の横あたりを指差す彼の表情は、

答えを探し求めていた頃とは別人のように晴れやかだ。










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常夏万歳

2013-09-06 07:31:23 | ハワイの自然
今日は休み。

10時から歯の歯石をとる予約が入っていたので、いつもどおり5時半に起きて

6時に家を出てビーチに行った。

6時前にウォーキングに行くとき、少し前まで空が明るかったのに、

9月の声を聞いてからは、ちょっぴり暗くなってきた。

夏もそろそろ終わりなんだ。




日の出~





今日はモロカイ島やマウイ島も見える。

ふたつの小島のはるか向こうに、うっすら見えるのがそう。



わかるかな。





平日の朝6時すぎは、ほぼプライベートビーチみたいなもの。

乾いた砂よりも、波打ち際の濡れた砂のほうがずっとあたたかい。

水に浮かんで空を見上げる。

そういや、ハワイでカモメって見たことない。

トンビや鷹みたいな大きな鳥も、あまり見たことないな。

10mぐらい向こうの波の上に、ウミガメがときおり頭を出しながら泳いでいる。

こうして波や水や亀を感じているのが私なのか、

そういう私を観察しているのが私なのか曖昧になってきて、

心配していることが、どうでもいいことに思えてくる瞬間がある。

この瞬間が、もっと長く続くとラクになるんだけど、ま、なかなかそうもいかない。







誰の椅子?

きっと誰のものでもなくて、誰が座ってもいい。

このデザインの椅子は、すわり心地がいい。







1年中、いつでもこうしてビーチで過ごせるなんて

やっぱり常夏バンザイ!




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突然パパイヤ

2013-09-05 13:25:01 | ハワイの自然
昨日、庭に突然パパイヤの木を発見した。





ここ。


夫の両親が植えたパパイヤは、建物に近い場所にあって、

フルーツが大きくなるのを毎日眺めていたのだが、

まさかこんなところに野生のパパイヤが育っていたとは。


熟れすぎて傷んだパパイヤや、バナナなんかを庭に放り投げていた結果、

そのうちのどれかが芽を出したのだろう。



昔、日本の自然農法の番組をテレビでやっていた。

その人はいろんな種を特別な粘土の団子の中に入れて、適当に野山にばらまく。

すると雑草の間から、とつぜん大根が育っていたり、かぼちゃができていたり。

「種は、育ちたいところで育つ。どこが1番いいのか、種と神さんだけが知っている。

そういうところに育てば、肥料も何もいらない」

と、仙人みたいなおじいさんが言っていた。


そうだとすると、この場所はパパイヤが選んだ場所ということだ。

水遣りもせず、肥料もやらないのに健康で、フルーツをたくさんつけている。

木が多すぎて、いったいどこに何の木があるのかもわからないこの庭で、何年かけて育ったのか、

近くに行ってみると2m半以上はあり、近くに半分ぐらいの丈のパパイヤも育っていた。


ジャングルの入り口のあたりを探検してみたら、

マウンテンアップルとか、マンゴーとか、いつか種を捨てたフルーツたちが

もっといろいろあるのかもしれない。





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アメリカで歯を治す

2013-09-04 07:24:03 | 日記
オバマさんががんばってくれていても、アメリカの医療費は依然として評判が悪い。


奥歯の歯茎が腫れた。

同時に同じ側の肩がひどく詰まって、押しても押してもおさまらない。

歯科衛生士をしている姉が、いつだったか、こう言ったことがあった。

「肩こりと歯が連動しているかわからないけど、歯に何も異常がなければ、肩がこっても歯が痛むことはない」


ということは、これはやっぱり歯に何かあるってことか。

医者の中でも歯医者は敷居が高い。

1週間たって、腫れも引いてきて、痛みもほぼおさまってきたものの、

歯だけは、自己治癒力で治るということはないのもわかっているので、早期発見、早期治療に越したことはない。





いつもなら、夫の父のオフィスで治してもらうのだけど、

6月に父がリタイヤしてしまったから、そうもいかず、父のオフィスを継いだドクターに診てもらいに行った。



この国では、医師がおこなえる治療の範囲が細分化されていて、

私の歯の、根っこにかかわる治療は、他のドクターに行かなくてはならないらしい。

それで、お勧めのドクターの予約をとってもらい、はるばるホノルルまで出かけた。

こういうことは日常で、一つのビルにたくさんクリニックが入ってる場合は、まるで日本の総合病院のように、

レントゲンはこっち、そのあとこっち、というふうに「たらいまわし」にされても、

予約さえとれれば何とか移動が少なくて済む。

しかし、車で移動するような距離にそれぞれのクリニックがあると、時間がかかってしかたがない。

自分が入っている保険会社にお伺いをたてないと、受けたい治療が受けられないこともあるし、

自分の保険会社がカバーできる医者しか行けないし、

とにかくめんどくさくてややっこしい。



だから、よほどでなければ医者にはかかりたくないのだ。

さらによくわからないのが料金システム。

初めてかかる病院では、最初に問診があるのだけれど、その問診が保険でカバーされるところと

されないところがある。

夫の父のオフィスでは保険がきくけれど、きかないところのほうが多くて、

今日行ったところでは、168ドルだった。

問診だから、治療はしない。話を聞いて、様子を見て、ものの5分で168ドル(くどい)。


今後、根っこの治療にとりかかったら、いったいどのくらい払うのかなァー・・・・


ずっと夫の父にタダでやってもらってきたのが夢のようだ。あれは夢だったのか。

アメリカで歯を治す(医療はなんでもバカ高いけども)のは、本当にお金がかかるものなんだ。

夫の叔母が、猫の歯石をとってもらったら950ドルだったと言ってたな。ほぼ9万5000円。

猫だけど。



結局私の歯は、日本で数年前に治療したはずが、ちゃんとした治療が施されていなかったために

炎症がおきているということらしくて、2週間、バクテリアをやっつけてから治療をはじめることになった。

歯は一生もん。

つべこべ言わずに今しっかり治してしまおう。








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