太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

小麦粉と腹肉の関係

2018-11-22 10:30:24 | 日記
1ヶ月ほど前から、ダイエットをしている。

ジャンク時期とダイエット時期を交互に繰り返すという、夫のサイクルには慣れたが

夫婦で別のものを食べるのは面倒で、いつしか私もそのサイクルに便乗するようになったのだ。

ちょうど私も、パンツを履くと腹まわりや太腿がきつくなっていたところだ。

夫のやり方は、お酒と小麦粉と穀物を排除し、野菜とたんぱく質メインで、良い油はしっかり摂る。

日頃から水をたくさん飲むほうなので、ひきつづき水を飲む。

デトックスを促すサプリメントを服用する。

休みの日にはウォーキングをする。

5年前なら、それでスルスルと体重が落ちたが、夫も中年にさしかかったのか

ズズ、ズズ、という感じではあるが確実に痩せてきた。



パンが好きな私は、いつもはダイエット便乗期でも少しパンは食べていた。

それを今回、小麦粉をやめてみた。

すると、毎朝計る体重はいったりきたりだが、半月ほどすると腹まわりがすっきりしてきた。

そこで、お弁当に持ってゆく、ほんの少しのご飯を1日おきにしてみた。

腹がすっきりするにつれて、太腿と太腿の間にも隙間ができてきた。

きつくて気持ち悪かったパンツが、余裕をもって履けるようになった。



職場にみえる、ものすごく太ましいアメリカ人の方々の、みごとな腹肉。

腹は前に出ると同時に両サイドにも出る。

パンツのウェストの上に、何段にもなった肉がどっかりと乗る。

アメリカではその腹肉のことを、マフィントップと呼ぶ。

マフィンの上のほうが、ちょうどそんなふうに見えるからだろう。

ダイエットする前、私にもマフィントップがあった。

1段だけだったが、座るとそれは顕著で、パンツのウェストに覆いかぶさるように発達していた。

それが小麦粉をやめたら、縮んだ。

ダイエットを始める前、毎朝腰をまわしてみたり、ひねってみたりしたもののダメだったのに。

それで、 腹肉は小麦粉でできているのではないか

という結論に至ったのである。



レストランで、5枚重ねのパンケーキをぺろりと一人で平らげる人たち。

ピザやパスタを常食する同僚達。

毎日パンを食べる人たち。

もちろん、それでも太らない人たちはいる。

けれど、それほど太ってないのに腹肉だけが発達している人は

だいたい小麦粉が好きだったりする。




でもなあ。

小麦粉、美味しいんだよなあ。

お好み焼きも大判ヤキも、たい焼きも、クッキーも、パスタも、パンも。

特に日本のパン屋さんに行くと、選ぶのが困るほどの種類のおいしそうなパンが

ずらりと並んでいて、胸が躍る。

若い頃とは違って代謝が悪くなり、蓄えるのは早く、出すのが遅くなった。

小麦粉食べたし腹肉怖し。

年を重ねて悲しいことは、こんなことでもある。















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一足早いサンクスギビング

2018-11-19 18:23:29 | 日記
今年のサンクスギビングデーは22日の木曜日だが、

夫の両親がシアトルに行って留守になるので、早めのサンクスギビングを祝った。


七面鳥は、ここ数年の試行錯誤の末、おなかに詰め物をしたらシャンパンを1本注ぐ。

厚めのホイルでしっかり全体を包んで、オーブンで焼く。

というやり方が、1番しっとりと美味しく焼きあがることをつきとめた。




今年は12人。







前菜にゴートチーズわんたん、5種類のチーズとワイン。

七面鳥、ハム、グリーンビーンズ(いんげん)、マッシュポテト、

さつまいものマッシュポテト(生姜とオレンジが入っていて美味しかった)、グレイビーソース

クランベリージャム(甘いけれどスパイシー)、パンプキンパイ、キーライムパイ、アップルパイ。



日本人の友人も、その娘さんも、七面鳥はあまり好きではないという。

一切れの半分ぐらいを食べて、あとはハムばかり。

12年前、初めてハワイでクリスマスを過ごした時に初めて食べた七面鳥は、

思ったよりも美味しくなかった。

ものすごくさっぱりした鶏の胸肉のようで、口当たりはぱさぱさとして味気ない。

七面鳥やハムにつけて食べる、スパイシーなクランベリージャムも好きじゃなかった。

肉に甘いジャムをつけて食べるなんて、どう考えても私的には変だ。

そのジャムも、甘いんだか辛いんだかわからないような味。

それがいつ頃からだろう。

あっさりした七面鳥が、私は美味しいと思うようになっていた。

挽肉料理には、七面鳥の挽肉を選ぶようにもなった。

甘くて辛いクランベリージャムが、七面鳥やハムに合う。


「あんた、すっかりコッチの舌になってるね」


クランベリージャムをたっぷりとすくって皿に取り分けた私を見て、友人が言った。

友人は私よりも長くハワイに住んでいるけれど、毎日和食を作って食べている。

私がたまーに作る和食は、ごまあえやきんぴら、味噌汁とか、トンカツぐらいのもの。

食のハードルがもともと高くない私が、コッチの味に慣れるのも無理はないと思う。

私は昔からそうだった。

その時のパートナーが嫌いな食べ物は食べなくなり、なんだか自分も嫌いなような気がした。

だから離婚したあと、温泉卵やココナツを、実は私は好きだったのだと気づいて驚いた。




3時ごろに始まったディナーは、おしゃべりしながら2時間半以上かけて食べた。

話題は『私が出会った動物』で、次から次からいろんな動物に出会った話が飛び出す。

バーベキューグリルをあけたらネズミが3匹いて、1匹を右手に、2匹目をトングで押さえたら

3匹目が股間めがけてジャンプしたとか、そんなん話。





友人達を送り届けたら、アラモアナセンターの上でサンタクロースが笑っていた。

もうクリスマスだ。



















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ようかいでた

2018-11-16 18:56:47 | 不思議なはなし
先週のことだ。

夫が仕事からの帰り道、片側3車線の道を走っていたら、異様な人が歩いているのに気づいた。

背中を向けて歩いている、その背中には、ふくらはぎあたりまで伸びた真っ白な髪がゆっさゆっさと揺れている。

かなり上背があり、変わった服を着ていた。

「変わった、ってどんな服よ?」

「うまく説明できないんだよなあ。ていうか、あまり覚えてない。

ポンチョだかマントみたいなのを着ていたような気もする。とにかく変わってたんだよ」

あまりに異様な雰囲気を放っていたので、通り過ぎざまにちょっと振り返ってみようとした。


そしたら・・・・・



まるで夫が振り向くのを知っていたかのようなタイミングで、その人がクルリッ!と振り向き、

振り向きざまに持っていたカメラか携帯電話で写真を撮り、


にやーーーーーーーーーーーーッ


と笑いかけたそうな。



「その顔の、気味悪いの悪くないのって」

「ひえーーー・・・・」

「あれは人間じゃないよ」

「ひ!人間じゃなくて何なのさ・・・」

「知らないよ」

「知らないって、人間じゃなかったら何なんだよーう」

「妖怪、とか、地球外の人とか?わかんないけど、人間ではない。

他の人に見えていたかどうかも、わかんない」



・・・・・・・


「じゃ、じゃあさ、そういうのに写真撮られたって、それマズクない?」

「だってもう撮られちゃったし」




ようかい、出たぁーーーーー、





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物理の教科書

2018-11-15 07:57:18 | 日記
考え事をしているのでもないのに、なかなか寝付けない夜がある。

何度も寝返りをうち、枕の状態を変え、足でシーツのひんやりしたところを探しつつ、

いつまでも目が冴えている。

早く寝ないと、明日仕事なのに、と気持ちは焦る。

今何時だろう、あと何時間眠れるだろう。

そう思えば思うほど、眠れないのはわかっているのに。

こんなとき、物理の教科書があったらいいのになあと思う。

学生時代の教科書はみんな処分したが、物理だけは住まいを換えるたびに持っていった。

もちろん、物理が好きだからじゃない。

眠れない夜にあれを読むと、とたんに眠くなるのだ。

数学も嫌いだったが、物理ほどわけのわからないものはなかった。





あけた窓から「ジー、チー」というかすかな虫の声が、まるで耳鳴りのように聞こえる。

遠くで黒鳥の悲しげな声が夜空に響く。

庭に続くジャングルの中を、マングースかネズミか何かが動く。

木の枝が、風に揺れてさわさわと鳴る。

隣で夫が気持ち良さそう寝息をたてていて、羨ましくなる。

眠れないときには、いっそ起きてしまって何かをするほうがいいのかもしれないと思い、

起き出してみたこともある。

が、何かを始めても、心の焦りは変わらずにあって、結局ベッドに戻る。



虫の声、風の音、虫の声、風の・・・

ようやくうとうとしてきたときに、



ハッッ!! ハッッ!!



意表をつかれる音で目が覚める。

裏の家の犬が、そういう声で鳴くのだ。

最初は人間が、気合でもいれているのかと思った。

普段は家の中にいるのか、声を聞かないのだけれど、なぜか夜に時々外に出るようで

この声で目が覚めたこと数知れず。

鳴き続けることはないのが救い。

うちは就寝時間が早いので、近所迷惑な時間に犬が鳴くわけでもないから文句もいえず。




まさかこのまま朝になるでもなし。

夜という時間はネガティブな思考が強くなるから、つとめて明るいことをイメージしつつ

いつのまにか眠っている。

翌日、とりたてて眠くなることもないから、体はきっと必要な分だけは眠れるようにできているんだろう。

10時間寝ても、起きるときのつらさは同じ。

あまり眠っていなくても、休日の朝は起きるのがつらくない。

なんのこたぁない、心理的に翻弄されているだけなのである。












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お湯かけて解決

2018-11-14 07:58:02 | 日記
土曜日に、職場の駐車場にとめてあった私の車が当て逃げされた(その記事はコチラ

休日に夫が、べっこり凹んだバンパーを内側から叩いてみるも、

まったくうまくいかない。

車も気持ちも凹んだまま、火曜日に仕事に行った。

土地を借りている観光牧場の監視カメラに期待したが、カメラはあるものの、作動しておらず。

「内側から叩いたけどダメだった」

と私が言うと、同僚の一人エリックが、

「叩いたらダメだよ、塗料がはげちゃう。いい考えがあるから任せてみな」

そう言って、たっぷりのお湯を持ってきて、凹んだ部分に注ぎ、

じゅうぶんに温まったバンパーの、下の縁に手をかけて手前に引っ張ったら


ベッコン・・・


と見事に凹んだ部分が元に戻ったらしい。

というのも、私はその現場を見ていたわけではなく、エリックに聞いた話。

見に行ったら、凹みは完全に戻っており、まだバンパーと車体の間に少し隙間があったが

よくよく見ないとわからない程度だ。

「すごい!エリック、ありがとう!!」

「いや、あとでもうちょっとやってみる」

そして夕方、私が帰る時に車を見たら、その隙間すらもなくなっていた。

いったいどうやったのか。





バンパーにはお湯かけて。

みんな知ってた?







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