太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

見なかったことにならないか 追記

2022-09-23 16:07:51 | 日記
母猫のいない仔猫を保護して、どうしようかと思っていた。
(その記事はコチラ

この記事を書いた翌日、この仔猫は無事に里親さんが見つかった。
キャットシェルターに出入りしているボランティアの女性が、自宅に引き取ってくれることになったのだ。
生後3週間で、まだ3時間おきにミルクを飲ませないとならないらしい。
ホッと胸をなでおろした。

しかし、まだもう1匹いるのだ。


ちょっと年上。
8週間ぐらいか?
いやもう、この仔猫もかわいいったらない。
4匹目にどうか、と私に打診がきている。
そりゃ、こんなにかわいいんだもの、欲しいけれど、先住猫たちのことを思うとね。
3匹目のコーちゃんは、コーちゃんのイケイケ性格も手伝って、なんとか家族になれた。
それでも、最初の頃はかなり戸惑っていたのは確か。
ここで再びストレスをかけるのは気の毒だ。
チーズケーキのボーイ(黄色)とコーちゃん

かわいいなあ、仔猫。絶対に幸せな猫生を送ってほしい。
ああ、見なかったことにならないか。
悩ましい。




故障中、と書きたかった

2022-09-23 10:17:52 | 英語とか日本語の話
職場の男子トイレの個室のひとつが壊れた。
すぐには修理というわけにもいかないので、

『Out of order ~Mahalo~』

と紙に書いてドアに貼った。

ようやく最近、ぽつぽつと姿を見るようになった日本からのお客様の中には、
意味を理解できなくてドアを開けてしまう方もいる。
そこで、英語の下に日本語で書いておくことにした。
こんなときこそ私の出番、朝飯前よ。

故障中、と書けばいいよね。

しかし、故障と書いたあとで、手が止まった。
コショウのショウは、こんな字だったか?

障 の字をじっくり眺めていたら、突然ゲシュタルト崩壊が起きた。


コザトヘンは合ってると思うけど、章って、こういう字だった?
そもそも、この組み合わせで合ってる?
眺めれば眺めるほど、確信がもてなくなってくる。

漢字を書く時、勢いで書けばいいものを、ゆっくり書いていると崩壊が起こる。
日本語を書かなくなった今、それは以前よりも簡単に起こる。
読むと書くでは大違い。

同僚が早速見つけた。

「日本語で書いたの?すごい!私には記号にしか見えないけど、こんなのが書けるなんていいねえ」

いやなに、それほどでも。
こっそり携帯電話で故障中の字を確認したとは誰にも言えまいよ・・・・






スイートポテトが芋羊羹になるとき

2022-09-22 07:58:19 | 食べ物とか
まさかの美味しいオートミールバナナケーキができてしまった昨日、平行してスイートポテトも作った。
なんだか、複数のものを同時に作るって、デキル人みたい。
休日は、こんなふうに使わないとね。
スイートポテトのレシピは友人が教えてくれた。

「ものすごく簡単で、すごく美味しかったよ!」

さつまいもをレンジで柔らかくして、バターと砂糖と牛乳を混ぜて冷やすだけ。
あまりにシンプルで、失敗のしようがない。
作る前から、気持ちの上では楽勝気分。


よく、『家にある材料だけでできる』という謳い文句のレシピがある。
そこにはたいてい牛乳が含まれているのだが、我が家には普段牛乳がない。
私も夫もコーヒーはブラックで飲むし、牛乳をそのまま飲むということがないのだ。
牛乳を使う料理の時には、そのためだけに買ってくるのだけれど、少しだけ使ったあとは、みすみす捨てることになるので後味が悪い。
冷蔵庫に、Half&Halfという、生クリームと牛乳が半分づつ混ざったものの使い残りがある。
それは9月9日に、バターチキンカレーを作ったときに使ったもの。
あれから12日。大丈夫か・・・・・・
匂いは普通だけど、やめとくか。
義両親の冷蔵庫に無脂肪牛乳があるとは思うけれど、こちらも鮮度は等しく怪しい。
たった大匙2杯の牛乳なんだけどなあ、と思いつつ、ストアに行く。
なるべく小さい容器、小さい容器、と探したら、1番小さいので414ミリリットル。それでも400円ぐらいした。

レシピでは、切ったさつまいもをボウルに入れて水を張り、レンジで9分加熱とあるが、オーブンレンジはオートミールバナナケーキを焼くのにオーブンとして使っているので、鍋で茹でた。
茹だったさつまいもを潰して、砂糖とバターと牛乳を入れ、混ぜてからラップを敷いた型に入れて冷やす。
味見をしたら、なかなか美味しいので気分が上がる。

3時間以上、経過。

冷蔵庫のスイートポテトを確認。
まだ柔らかい。
さらに1時間以上、経過。

しっかりと冷えているのに、柔らかいまま。
レシピの動画では、型から出したのをナイフで切り分けているけど、ナイフで切り分けるどころか、ラップを剥がすとさつまいもが付いてくる状態。
友人に聞いたら、彼女のは3時間ぐらいでしっかり固まったというじゃないか。
なんでだ?
無理やり切り分けてお皿に乗せてみたが、あまりに絵面が悪いので写真は無し。

これはスイートポテトというより、芋ようかんだ。
舟和の芋羊羹とは天地の差だけども。
友人からは、「スプーンで食べるのもいいよー」という優しい慰めがきた。
わざわざ牛乳を買いに行ったのに。
大匙2杯使っただけの牛乳が、うら寂しく冷蔵庫に残されている。
オートミールバナナケーキは、やはりただのまぐれだったのだと思う。





絶品!オートミールのバナナケーキ

2022-09-21 14:14:19 | 食べ物とか
庭のアップルバナナを収穫したのだ。
これがまた大きな房で、90本以上の立派なバナナ。
義父がツーリング旅行で不在なので、3人でこれを消化。
できるわけがない。
配れるところにはことごとく配り、作品補充に行ったギャラリーにまで持参してもまだ残る。
収穫した時は青々とした緑だったので余裕でいたら、一気に黄色く色づいてきて、早くしないと熟れすぎてしまう。アップルバナナは、熟れる直前ぐらいのが美味しいと思う。

そこで黒い斑点が出始めたバナナで、バナナケーキを作ってみることにした。
小麦粉を食べないダイエット中であるので、小麦粉のかわりにオートミールを使った。
特にお菓子制作に関しては、うっかりの神様が必ず降臨しておかしなことになってしまった過去の数々。それでも自分を過信している私はエライのかアホなのか。
10年前にバナナブレッドを作って失敗し、夫に負けたこともあった。(その記事はコチラ
敗因を追及しないのが私の敗因なのだ。


ところが、だ。
これがなんと大成功もいいところ。
正真正銘バナナケーキが出来上がった。(って、バナナケーキを作ったんだから当然なんだけど、私的には偉業)
それも、今まで食べたバナナケーキの中で、1,2を争う旨さ!!!
10年前のレシピに比べて、カロリーは半分以下じゃないかと思う。


焼き上がったばかり

待ちきれずに熱々で切ってみた。ほんとは粗熱をとったほうがきれいに切れるらしい。



しっとり。オートミール100%とは思えない。言われなかったら小麦粉で作ったのと変わらない。
外側がカリッとして、中がふんわりしっとり、ほんとに美味しい。
罪悪感なしで食べられるなんて、嬉しすぎる。

レシピはYouTubeから。

レシピではココナツオイルを使っているが、夫がココナツオイルがダメなのでオリーブオイルにした。

■材料(18センチ型)
・オートミール 150g(粉砕しておく)
・バナナ 2本
・卵 2個
・砂糖 50~60g
・オイル 60g
・ベーキングパウダー 5g
・クルミ 適量

オートミール以外の材料をしっかり混ぜ合わせて、オートミールを加えて混ぜる。
クッキングシートを敷いた型に流しいれる。

180℃で10分焼成。
華氏だと356Fなのだが、うちのオーブンでは356Fに設定できないので、325Fで12分にした

いったん取り出して、ナイフの先で縦方向に1本切れ目を入れる。こうすると、焼いたあとに真ん中が割れたようになる。

170℃で40分焼成。
華氏だと338F。うちのオーブンで設定できる350Fで35分。


調子にのって、友人から教えてもらった簡単スイートポテトも作ってみた。
それは今、冷やしているので、また今度。
いやー、お菓子作りって楽しいですね。(ミラクルが起きただけだが、1度言ってみたかった)



見なかったことにならないか

2022-09-21 08:07:14 | 日記
昨日の朝、職場に行くと、韓国人の同僚が手招きをする。
彼女の足元の段ボール箱にいたのは、



なっ!!!!!


ちょうど、我が家のチーズケーキ達を保護したときと同じぐらいの大きさ。
耳もまだ小さくて、ネズミみたいだ。
これより少し大きいぐらいの仔猫も、ウロウロしている。

「どうするよ?」

同僚が眉間にシワを寄せて、言う。
ここで野良にして、餌だけあげるというのはダメ。なぜなら、この土地のオーナーが野良猫対策で毒入りの餌を各所に撒いているらしい。
パンデミック前までは、韓国人の同僚が職場で18匹の猫の世話をしていたのだけれど、
ロックダウンをきっかけに、18匹全員をキャットシェルターに移し、今でも彼女が毎日行って世話を続けている。
しかし、そこでも、もう新しいのは連れてこないでと言われているという。

Vickyが先月、2匹の猫を立て続けに亡くして落ち込んでいたので、この写真を撮って送ってみた。
「かわいい!!!!・・・・・・・・・けど、引き取れないよ・・」
と返信。


無垢な命。
大事に育てたら、ほんとにいいコになるんだよ。
イエローキャットはオスが多いというから、この子もオスかも。
「メローイエロー(優しい黄色ちゃん)」
夫はうちのボーイ猫のことを、そう呼ぶ。彼はほんとうに優しくて、穏やかないいヤツ。
メローイエローと、双子の妹

うちで引き取れたらいいけど、3匹で手一杯だしなあ。
4匹になったら、もうベッドの上に私たちが寝るスペースがなくなるし・・
もう少し大きめの猫は、やはりイエローで、つい最近、ゼネラルマネージャーがここでレスキューした猫とそっくり。
「きっと兄弟だよ、猫には仲間がいるといいよー」
と言って、おススメ中。



ああ、悩ましい。
見なかったことにできないか。
ほかの猫好きの同僚が、ため息をつく。
「かわいすぎる。でもうちには13匹いるからなあ」
13匹!!!!
猫カフェができる。
彼女の家は豪邸だから、この際13も14も同じじゃないか。
その猫たちも、「見なかったことにできないか」と思いつつ、結局13匹になってしまったのだという。
動物は、いったん家族になれば大きな責任がついてくる。もちろん、お金もかかるし、長ければ20年近くは一緒にいるのだ。
かわいいからって、簡単には飼えないのはよくわかる。

この猫に最高の飼い主が現れますように。

私にしては真剣に祈っている。