太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

途方もなく嬉しいこと

2022-12-24 09:56:49 | 日記
同僚のダンナさんのJayが、医者にもよくわからない病に倒れた。
最初は胃の痛みだった。どうやら神経らしく、膝が痛くなり、そのあと脳に移って、うまく言葉が話せなくなったり、断片的に記憶がなくなったりするという。
彼らは2月に結婚したばかり。

彼は同僚の一人でもあり、穏やかで心の優しい人だ。
彼女は、6歳と4歳の女の子の連れ子と、彼女自身の14歳の息子を抱えてどんなにか心細いことだろう。
私にできることといえば、朝晩祈ることだけだ。



朝、瞑想するとき、「今日も途方もなく嬉しいことが起きる!ありがとう!」と、宇宙に向かって投げていた。
そして、今ある幸せをひとつひとつ数えて、毎日感謝をしていた。
しかし、私は本当に心から感謝をしていただろうか。
言葉ではありがとうと言うけれども、習慣のひとつになって、ただ言葉を垂れ流していてはいなかったろうか。
シアワセ、と口では言いながら、途方もなく嬉しい何か、が、どこかにあると思ってはいなかったろうか。


私も家族も健康であり
私には仕事があり、夫にも仕事があって、楽しそうに働いている。(いくつもの転職を繰り返してきたから、これは重要)
数は少ないが、大切な友達がいて
家があり、自分専用の車があり、今欲しいものが買えるだけの豊かさがあって、美しい自然に囲まれている。


途方もなく嬉しいことは、全部すでに私に毎日起きていた。
大切にされなくてみじめだった時代に夢みたことを、毎瞬毎瞬、叶えていた。


Jayが、気づかせてくれた。
昨日、Jayにクリスマスカードを書いて、自宅のポストに入れてきた。
1日も早く元気になって、家族のもとに戻れますように。
笑顔で職場に戻れますように。
今日、ハワイはクリスマスイブ。
いつもよりももっと心をこめて、Jayのために祈ろう。




目に感謝したら起きたこと

2022-12-23 16:30:51 | 不思議なはなし
最近、目がすっきりしなかった。
マウナロア火山の噴火の粉塵のせいか、目が痒い。それに加えて、まつ毛が入ったときのような違和感があることが多く、その都度、日本から買ってきた抗菌目薬をさしている。
6,7年ほど前にまぶたの裏にデキモノができて、麻酔がけっこう痛い手術を両目とも受けたことがあり、それ以来、目の状態には気を付けている。

数日前、眠る時に目が痒かった。
こすらないように、目頭を押すのだが、痒みはなかなか収まらない。
デキモノはないが、目がなんとなく重だるい感じがする。
そこで私は急にひらめいて、両手を合掌の形にして、てのひら同士をこすりあわせてから、両手で両目を覆った。
てのひらの熱が、目に温かい。

『私の目さん。毎日すばらしく健康でありがとう。
美しいものや愛するものをはっきり見せてくれて、ありがとう。ありがとう。ありがとう』

心の中で繰り返しつぶやいた。

翌朝、今まで見たこともないような大量の「目ヤニ」が、特に右目から出ていて、眼の縁にこびりついていた。
痒みはほぼ収まっていて、重だるい感じも消えていた。


私は、人には癒しのパワーがあると信じていて、それが手のひらから出ることも知っている。
というと、なんだか宗教ぽくなっちゃうんだけど、そうではない。

30年も昔、両掌を合わせてエネルギーのボールをつくれることを教えてくれた友人がいる。
手のひらからは電流のようなエネルギーが出ていて、両掌を間隔をあけて合わせていると、磁石の同極同士が反発するような「なにかがそこにある」感覚がある。
意識をそこに集めていると、その見えないボールは少しずつ大きくなっていく。
友人は、別の友人の家で二人でそのボールを作って遊んでいたら、どんどんボールが大きくなっていき、肩幅ぐらいになったので、腰を痛めてうつ伏せになっていた友人のダンナさんの腰にそれを「そーれ!」と投げたのだそうだ。
そうしたら、ダンナさんが起き上がれるようになったのだという。

それが何であるのか、私は知らない。
けれど、人には人や自分を癒す力が備わっているのだと思う。
「手当て」の語源は、言葉どおり手を当てること。
昔から、手で治すことを人は知っていたのではないだろうか。

次の日も、私は手のひらを目に当てて感謝をした。
昼間、多少目は痒いが、重だるさや違和感は消えている。

身体の気になる部分に手を当てて、感謝をする。
きっと何かが起こる。





ピカピカになって戻って来た

2022-12-23 14:17:12 | 日記
塗装のリコールでトヨタに出していた車が、ピカピカになって戻って来た。
話せば長い。
かいつまむと、

1.パンデミック最中、屋根の塗装がメリメリと剥がれてきたので、13万円ぐらいかけて塗装したのに、塗装中のマスキングテープの跡の塗装がハゲて戻って来た。

2.マスキングテープの跡から、新たな塗装剥がれが始まった。

3.我慢できずに、近場の小さな工場に塗装を頼むべく持ち込んだら、工場のオーナーが、これはトヨタのリコール案件になると思うから、トヨタに電話したほうがいいと言ってくれたおかげで、無料でできることになった。

4.7月にトヨタに行ったのだが、2か月待っても連絡がない。催促に行って、リコール手続きは進んでいるようだが担当者不明のままで、ジェイソンが引き継いでくれた。

5.無事に連絡がきて、11月25日に車をトヨタに持っていき、代車まで出してもらえた。
代車のカローラ。めちゃくちゃ燃費がいい!!

6.リコールのことを教えてくれた工場にお礼に行ったら、私の車がそこにあってびっくり。そこはトヨタが提携しているいくつかの工場のひとつだった。


あれからほぼ1か月。
私の車がピカピカになって戻って来た。

ビフォー

アフター

塗り替えた屋根も再び塗り直してくれて、壊れていたアンテナまで直してくれてあった。
塗装の輝きが全然違う。
新車だった頃よりきれいなぐらいなのだ。
なによりのクリスマスプレゼントになった。





ストーム

2022-12-21 08:23:22 | 日記
いやもう、すごい風。
って、三日前の話だけど・・・・
三日前、夜中に猫に起こされたとき、停電していたので真っ暗闇だった。
普段、暗いと思っていても、充電中の電気機器の小さなランプとか、近所の家の庭灯といった明かりがあったのだなと初めてわかる。
手探りで階下に降りるも、黒っぽいコーちゃんが足にまとわりついて危ないったらない。
懐中電灯は枕元に置くべきだと思った。

一昨日の朝、強風の合間を縫ってウォーキングに出かけたら、郵便ボックスが根こそぎ倒れている家もあったし、木の壁が倒れている家もあった。
空気で膨らませるタイプのクリスマスデコレーションの巨大トナカイが(2階のベランダまで届きそうなやつ)、空気が抜けたまま一人で道をさまよっていた。
そして寒い。
たかが19℃で大きな声で言えないけど、寒い。
アメリカ本土の人や、日本の豪雪地帯の人には聞かせられないけど、寒い。
これは暖房器具がないからなんだ、きっと。
そして冬物の服が屋根裏にあって、出すのが面倒だからなんだ。
暖炉には火をいれたけど、家全体が温まるわけじゃなし。
寒いと言いながら、まだソックスは履かないから、少しは余裕がある。


そのストームの合間に、ジュディスの家に遊びに行った。

ジュディスの家も、すっかりクリスマスになっていた。

今週末のクリスマスには、ダンナさんの息子たちやら総勢16人が集まるのだという。
「ここ(ハワイ)のクリスマスは、イギリスのとはもう全然別物だよね」
彼女の故郷のイギリスは、雪がすべての音を吸い込んで、ただもう静か。
「外を歩くと、靴が雪を踏む音だけがするのよ。ストームだって、ハワイのはなんだか明るいストームだしさ」
ストームにも暗い明るいがあるとは知らなかった。




たった5ミリが

2022-12-19 14:55:22 | 日記
我が家の家電がドミノ倒し的に壊れていったとき(その記事はコチラ)、とどめのようにキッチンのストーブが壊れた。
4つある電気コンロの一つが加熱しなくなったのだ。

手前右側のコンロが壊れた。

電気工事士に来てもらったところ、部品を替えると800ドルかかるという。
それだけかけて直しても、近いうちに残りの3つも壊れることを思うと、買った方が安い。
それで、新しいストーブを買い、1か月後に納品・取り付けに来てもらった。

ところが、新しいストーブのサイズが合わなくて収まらない。

ストーブトップごと持ち上げると、その下は穴があいているのだが、その穴の長辺が5ミリほど小さすぎたのだ。
えい!と押したら入りそうにみえるけど、そうはいかん。
大理石なので、簡単に削ることもできず、その新品は返品。
後日、その家電店が人をよこして、きっちり穴のサイズを測って帰ったのだけれど、それに合うストーブが見つからない。
既存のストーブと同じ品番のものは、もう生産していないようだ。

残る手段はただひとつ、大理石を削るしかない。
工務店勤務の夫もさすがに大理石を削るような道具は持っておらず、グラインダーと特別の刃を購入し、5ミリ削った。
うまくすれば、うちが返品したストーブがまだあるかも、と期待したが既に売れており、
新たに発注することになり、それが届くのが2月終わり・・・・・

壊れてから4か月以上待ってようやく取り付け。(予定どおりに来れば、な)
ようこそ島暮らし。