Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

池上大坊 本行寺(2018年8月5日参拝)

2018年09月02日 | 仏閣
お墓に囲まれた多宝塔の近くに、
池上本門寺界隈でも最重要の一つにあげられる本行寺があります。

本行寺がある場所は元々、池上宗仲公の館があった所で、
この館で日蓮聖人が入滅した聖地であります。


所在地:東京都大田区池上2-10-5
宗派:日蓮宗
御本尊:一塔両尊四士
創建:弘安6年(1283)
開山:日澄聖人
開基:池上右衛門大夫宗仲


【縁起】
池上大坊 本行寺は日蓮聖人が御入滅された地で、
大聖人三大聖地の一つともされています。

日蓮聖人は今から700余年前の弘安5年(1282年)、
常陸国での湯治療養などの為、身延山久遠寺を後にされ、
武蔵国池上郷の鎌倉幕府の作事奉行であった池上宗仲公の館に到着。

6人の弟子(日昭、日朗、日興、日向、日頂、日持)を定めて後を託し、
享年61歳で御臨終なされました。

日蓮聖人の滅後、
池上宗仲公は日朗の弟子・日澄に館を寄進してお寺としました。
こうして誕生したのが長崇山 本行寺(通称大坊)です。

隣接する池上本門寺の末頭、理境院、照栄院と共に池上三院家の首席であり、
正面の赤門はその証しとして、当寺院の格式の高さを示しています。

日蓮聖人が御入滅された池上家の仏間跡に建てられたお堂は、
ご臨終の間と呼ばれ、昭和11年(1936)3月、
東京都の史跡に指定されました。

昭和61年48世松本日善の時に宗門より由緒寺院と認められ、
池上法類の本山は龍口寺、妙本寺、弘法寺、海長寺、本行寺の五本山となる。


【石標】



【赤門】


やはり品格の高さを感じる門ですね。

車は境内に停めれるようです。


【本堂】






なかなか立派な本堂ですが、
内陣を見れなかったのが残念でした。

まぁ、日蓮宗は檀家じゃないと入れないのが多いからね。


【内陣】


画像はネットで拾ったものです。


【風鈴】



【ご臨終の間】


池上宗仲公邸の仏間であった部屋の跡に建てられたもの。

こちらは嬉しい事に外陣に入れて、
拝む事が出来ました。

建物が違うとはいえ、日蓮聖人がこの場所に居たということ、
御入滅されたということを想像すると、
とても有難い気持ちになれました。




ご臨終の間には厨子に安置された日蓮聖人自ら鏡を見て自刻された、
自鏡満願の祖師像、池上宗仲公御夫婦像が祀られていました。


【御寄掛の柱】


画像はネットで拾ったものです。


【鶴林殿】


開基池上宗仲公第七百遠忌事業として建立されたもので、
葬儀や結婚式が行われる会場です。


【御硯井戸】




日蓮聖人が身延山からご到着になられた翌日、
この井戸の水で墨を磨った井戸。


【毘沙門堂】





【旅着堂】




日蓮聖人の高弟の一人が遺徳を偲んで彫刻した、
旅姿の日蓮聖人像が安置されています。


【御灰骨堂】




日蓮聖人御入滅の後、御遺体を荼毘にふした際の御灰を収取し、
安置している現在のお堂は、昭和54年(1979)、
本門寺より大聖人旧御廟所の建物を移築したものです。


【御首題】


寺務所の窓が開いた時の冷房の冷たさは最高だったな。

出来たら中に入りたかったよ。(^^;


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