Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

曼殊院門跡(2023年5月17日参拝)

2023年08月28日 | 近畿三十六不動尊霊場
大原界隈を後にし150年振りに再建された宸殿を拝観しに、
曼殊院門跡へ移動。

宸殿は本堂にあたり、天皇や住職の位牌を祀るだけでなく、
重要な法要を執り行う門跡寺院にとって極めて大切なお堂です。

また、国宝で秘仏である黄不動明王の掛け軸が里帰り特別公開。
今後は非公開となるのでこの機会を逃すと拝めなくなるので参拝です。


<2014年2月11日参拝>
https://blog.goo.ne.jp/05100625/e/a626d7705252c1d94b310fb427712513


所在地:京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
宗派:天台宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:天暦年間(947-957)
開基:是算
札所:近畿三十六不動尊霊場


【歴史】


延暦年間(728~806)、宗祖伝教大師最澄により、
鎮護国家の道場として比叡の地に創建されたのが曼殊院のはじまりである。

その後、天暦年間(947~957)是算国師のとき比叡山西塔北渓に移り「東尾坊」と号した。
また、この国師が菅原家の出生であったことから、
北野天満宮が造営されると初代別当職に補され、
以後明治維新まで北野別当職を歴任することになる。

寺では是算国師を曼殊院初代としている。

天仁年間(1108~10)、八代忠尋大僧正が寺号を「曼殊院」と改め、北山に別院を建立された。
そして明暦二年(1656)に二十九代良尚親王が入寺され、
現在の地に堂宇を造営したのが今日の曼殊院である。


【参道】


無料駐車場から参道を歩き勅使門へ。


【勅使門】




さすが勅使門だけあって品格の高さを感じる門です。


【築地塀】





【参道】




緑が濃く癒やされる参道です。


【北通用門】


拝観入口です。


【前庭】




奥に見える新しい建物が宸殿かな。


【鐘楼】






谷崎潤一郎氏寄贈の鐘。


【絵画】



【書院】



【庭園】







【屏風】







【庭園】




















大書院前に広がる見事な庭園。
実に見事で素晴らしい庭園ですね。


【キリシタン灯籠】


曼殊院ではクルス灯籠又は曼殊院灯籠と呼んでいるようです。

キリシタン大名の宮津藩主京極高知の息女である良尚法親王の母・常照院

【庭園】




絵になりますな~。


【手水鉢】



【宸殿】




いよいよ宸殿に行きます。


【護摩堂】



【盲亀浮木之庭】










まずは宸殿前の庭園。

こちらは禅宗寺院の庭園のようなスッキリとした庭園で、
晴れた時に見ると心が晴れやかになるような庭園です。






出来たてのホヤホヤだけあって木の香りがたまりませんでした。

庭園の次は殿内に入って御本尊や天皇家御位牌を拝み、
違う部屋で国宝の黄不動と複製の黄不動の掛け軸が並んで掛けられていました。

複製は本物と完全に同じ色味ではなく、
本物が描かれた当時の新しく明るい感じで描かれていました。

これはあえてそう描いたと思います。

今後は本物は見られなくなるとのこと。
複製を拝んでも御利益は無いと思うけど。

殿内は全て撮影不可でした。

しかし「そうだ京都、行こう。」様のHPで殿内が見られます。
https://souda-kyoto.jp/blog/01187.html


曼殊院門跡の参拝はこれにて終了。
新しい息吹を感じた宸殿と今後恐らく見られることの無い黄不動を拝めて良かった。


最新の画像もっと見る