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自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

なんくるない~よしもとばななさん

2005-02-03 | 
よしもとばななさんの『なんくるない』(新潮社)は沖縄をモチーフにした4部作からなっている。

編集者が企画をたて、資料を集め、イメージをふくらませるために現地にまで連れて行ってしまう。これも、そんな作り方をしたと、あとがきから察せられる。

表題となっている「なんくるない」も含め、小説として練れてないなぁと思う部分もある。でも、よしもとばななの普段=素がそこここに顔を出しているような気がする。

私のように、よしもとばななさん本人のキャラクターが好き――もちろんメディアを通じてしか知らないけれど――なものにとって、このところの彼女の本は、ほんわかと穏やかで、読んだ後味がいい。

それにしても、いいな~ウチナーグチ。
ナンクルナイさ~(なんとかなるさ)、デージ自分に向けて言いたいさ~。






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風音~スクリーンの中の沖縄

2005-02-03 | 映画・テレビ
沖縄が舞台の映画、風音を観に行った。

芥川賞作家、目取真 俊の書き下ろし脚本の映画化だ。

特攻やら風葬やら基地やらDVやら、もちろん沖縄の自然が詰め込まれた映画だ。
沖縄映画の特徴ともいえる、しろうとさんがたくさん出てくる。

殺人やそのあとのシーンがこの映画を少し、暗くしてしまっている。
が、小学生の男の子たちが最高にかわいらしい。

タラフ・ドゥ・ハイドゥークスのジプシー音楽と園田高弘が弾いたゴールドベルク変奏曲のアリアが印象に残る。

この映画を観に行った神戸アートビレッジセンターの隣りには、ボートピア神戸新開地がある。映画を観終わって外に出たら、雪が舞い、はずれ舟券が歩道に散らばっていた。

平日の午後なんだけど……。そういう自分も映画観てるけどね。



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