よしもとばななさんの『なんくるない』(新潮社)は沖縄をモチーフにした4部作からなっている。
編集者が企画をたて、資料を集め、イメージをふくらませるために現地にまで連れて行ってしまう。これも、そんな作り方をしたと、あとがきから察せられる。
表題となっている「なんくるない」も含め、小説として練れてないなぁと思う部分もある。でも、よしもとばななの普段=素がそこここに顔を出しているような気がする。
私のように、よしもとばななさん本人のキャラクターが好き――もちろんメディアを通じてしか知らないけれど――なものにとって、このところの彼女の本は、ほんわかと穏やかで、読んだ後味がいい。
それにしても、いいな~ウチナーグチ。
ナンクルナイさ~(なんとかなるさ)、デージ自分に向けて言いたいさ~。

編集者が企画をたて、資料を集め、イメージをふくらませるために現地にまで連れて行ってしまう。これも、そんな作り方をしたと、あとがきから察せられる。
表題となっている「なんくるない」も含め、小説として練れてないなぁと思う部分もある。でも、よしもとばななの普段=素がそこここに顔を出しているような気がする。
私のように、よしもとばななさん本人のキャラクターが好き――もちろんメディアを通じてしか知らないけれど――なものにとって、このところの彼女の本は、ほんわかと穏やかで、読んだ後味がいい。
それにしても、いいな~ウチナーグチ。
ナンクルナイさ~(なんとかなるさ)、デージ自分に向けて言いたいさ~。
