自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

ゴッホ展~東京国立近代美術館

2005-05-14 | 展覧会
5月6日(金)
雨が降り出した午後、東京国立近代美術館のゴッホ展に回りました。入館まで30分待ちということでした。地方都市に住んで、展覧会は平日や開館延長日などを選んで出かけていますので、入場制限なんかにぶつかると、かえって新鮮です。都会っぽくて。

ゴッホ展は、5月末には大阪に巡回してきますので、この日ゴッホはポイントをしぼって観ることにしました。

日本初公開の「芸術家としての自画像」、ゴーギャンとの共同生活を夢見て描いた「黄色い家」、半世紀ぶりに日本公開された「夜のカフェテラス」、自分から入院した病院で描いた「サン=レミの療養の庭」などをはじめとした数点です。

他の作品は人ごみのうしろから、さっと観て、ビデオコーナーでゴッホの分りやすい解説を見ました。あとは、ここでしか観られない常設展の階を回りました。



また、建物自体が重要文化財に指定されている、東京国立美術館工芸館で開かれていた伊砂利彦―型染の美にも足を伸ばしました。

音楽からインスピレーションを受けて制作した着物の柄のデザインは抽象的な分、見る人それぞれの感受性に訴えてきます。
どちらも急ぎ足で回った会場でしたが大いに満足、観たかいがありました。



でも、何が一番良かったかって、近代美術館のJR東京駅行きシャトルバス乗り場に戻るために通り抜けた北の丸公園です。

雨を受けた木々がその葉や枝を気持ちよく、グ~ンと伸ばしているような感じがしました。


そして極めつけは、皇宮警察、宮内庁の官舎のそばに半端じゃなく群生していたノハカタカラクサです。
夕暮れの中で白い花が点々と開いていて幻想的でした。その日の撮影は叶いませんでしたが、載せた写真はたまたま家のそばで見つけたノハカタカラクサです。


コメント
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