短歌6月号
2005-05-30 | 本
文字と言葉が好きですが、短歌は不案内なので知ったかぶりはしません。
(と、ただし書きをした上で・・・)
今朝の新聞で、第16回斉藤茂吉短歌文学賞の受賞者が現役高校教師の小池光さんで、贈呈式があったことと、賞の対象となった『滴滴集』の中の
茶に染めし髪をうへから黒に染ましめ
ああ学校教師につくづくと飽(あ)く
という一首が紹介されていました。
私は(夫もですが)北壮夫さんのファンなのです。父親である斉藤茂吉さんの名前が出てくると自然に目に留まります。この歌にもひきつけられました。
外出した折り寄った本屋さんで『短歌6月号』を手に取りました。
この号にはドブロガーのsohyaさんが艸木茂生のペンネームで、生きるをタイトルに作品14首を載せていらっしゃいます。
「立ち読みでもしてください」との仰せでしたので、ページを繰ってみました。
あらあら、巻頭グラビアは俵万智さん。
揺れながら前に進まず
子育てはおまえがくれた木馬の時間
をはじめ、30首発表されています。生き生きとした子育て歌です。
そして、縁があったのでしょう。第39回迢空賞の発表で受賞者は件の小池光さん。『時のめぐりに』の中から自選50首が抜き出されていました。
こうなっては家でじっくり読むしかありません。
sohyaさんの14首は、ご自身と奥さまの闘病の歌です。でも、病を力ずくで押し返すというより、現実を受け入れながら、上手にあしらっている趣なのです。
うらやましいほど、奥さまへの愛情もタップリです。
「夫婦して癌と共生、なんちゃって笑わせるわね」
妻がつぶやく
いつもとは毛色の変わった本が手元に残りました。

(と、ただし書きをした上で・・・)
今朝の新聞で、第16回斉藤茂吉短歌文学賞の受賞者が現役高校教師の小池光さんで、贈呈式があったことと、賞の対象となった『滴滴集』の中の
茶に染めし髪をうへから黒に染ましめ
ああ学校教師につくづくと飽(あ)く
という一首が紹介されていました。
私は(夫もですが)北壮夫さんのファンなのです。父親である斉藤茂吉さんの名前が出てくると自然に目に留まります。この歌にもひきつけられました。
外出した折り寄った本屋さんで『短歌6月号』を手に取りました。
この号にはドブロガーのsohyaさんが艸木茂生のペンネームで、生きるをタイトルに作品14首を載せていらっしゃいます。
「立ち読みでもしてください」との仰せでしたので、ページを繰ってみました。
あらあら、巻頭グラビアは俵万智さん。
揺れながら前に進まず
子育てはおまえがくれた木馬の時間
をはじめ、30首発表されています。生き生きとした子育て歌です。
そして、縁があったのでしょう。第39回迢空賞の発表で受賞者は件の小池光さん。『時のめぐりに』の中から自選50首が抜き出されていました。
こうなっては家でじっくり読むしかありません。
sohyaさんの14首は、ご自身と奥さまの闘病の歌です。でも、病を力ずくで押し返すというより、現実を受け入れながら、上手にあしらっている趣なのです。
うらやましいほど、奥さまへの愛情もタップリです。
「夫婦して癌と共生、なんちゃって笑わせるわね」
妻がつぶやく
いつもとは毛色の変わった本が手元に残りました。
