祝! 直木賞受賞!
柳美里さんの「オンエア」とは打って変わって、エッチな(ほかにいいことばはないんか?)表現は全く出てこない小学5年生が主人公。
あとがきに、
「・・・これを読んでくれるすべての子どもたちにこの本を捧げます。」
とありますが、還暦過ぎてても、40代のお母さん、お父さん、小学校の先生・・・、誰だって楽しめる本です。
5年生に関わる人は無限ですからね。
いじめやストレスで声が出なくなった男の子がお母さんの故郷広島(備後地方)で夏休みを過ごし、一時転校して、心も身体も元気を取り戻していきます。
本のタイトルの「ハブテトル、ハブテトラン」が気になって、図書館で借りました。
そんな時、作者の中島京子さんが「小さいおうち」で第143回直木賞受賞です。
候補者で今回落選した人は、少し「ハブテトッタ」んでしょうかね。