兵庫県立美術館・ギャラリー棟で開かれている、東日本大震災復興支援未来絵PROJECT巡回展絵のちからを観てきました。
会期は11月5日(日)までです。
好天の下の海辺の美術館は、周辺歩きも気持ちがいいです。
屋外にも彫刻が何点か置かれています。
新宮晋:遙かなリズム、手前は、元永定正:くるくるきいろ
ヤノベケンジ:Sun Sisuter・なぎさ その向こうに、元永定正:きいろとぶるう
「未来絵PROJECT実行委員会」は2011年3月11日の東日本大震災の記憶を芸術(アート)で末永く残そうと考え設立されました。
日米中3か国のアーティストが作品を提供、盛岡、仙台に続いて神戸に巡回してきました。
中国の天才書画家、婁正綱(ろうせいこう)さんはダイナミックな七隻の屏風と書を、日本が生んだ奇才、ビートたけしさんは独習で制作し続けてきた絵画23点を、超々現実主義を極める米国の異才、ダグ・ウェブさんは写実描写の絵と花束や蝶やビー玉や折り鶴など異質なものを出会わせ、不思議な世界を創り出しています。
たけしさんの漁の絵など、網に入った魚は日本の海で獲れる魚をていねいに描き込んだそうですよ。
沖にはクジラも見えます。
東日本大震災からの復興へのそれぞれの想いが伝わってきます。