マイタのブログ

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そういえば、

2010年05月27日 | 酒 2010年

「良いワインは、コルクを抜いてしばらく空気と触れさせると どんどん美味しさが現れて来ます。そういうワインってなかなか無いんですよ。」

 フランスで10年以上に渡り、葡萄生産の現場からワインの勉強をなさった女性がラジオでお話しなさって居りました。ワイン好きの方でしたら常識なんでしょうけど、あまり関心が無い人には知られていない事柄かも知れませんね。パーソナリティの方々の反応からそう感じました。

その女性は、ご自身で設けた基準を満たしたワインを「大方のワインがそうであるSO2たっぷりのえぐいワインではなくて、ブドウ本来の味のする素晴らしいワイン・・・」と、コレクションしてワイン愛好家の方々にご案内なさっていらっしゃるほどの方ですので、ワインに関する発言の影響力はかなり大きいと思いますわ。

その女性がお話されているのを聞いてて、ふと気付いたこと・・・ そういえば、ワインには有名なソムリエなどが存在するけど、日本酒に関してそういう位置付けに在る人っていらっしゃいましたっけ? 一般の酒屋さんがその立場になるのかな?う~ん、ビミョー・・・

例えば前出の「・・・空気と触れてから味が出てくる」と言うのは、日本酒にも言えることでして、私が知る限り最も新しいところでは、先月末に入荷しました「〆張鶴・吟醸生貯蔵酒」などは大変よい見本なのですよ。というか、近年の宮尾酒造さんの季節商品は特にその傾向が強く出ておりますが。

全国にはそのような品質のお酒が沢山あると思いますが、それを「良い日本酒は・・・」とおっしゃってる人は少ないような気がするのですよ。まぁ、そういうことは人に求めるのではなくて、私自身がもっともっと信用される存在になればいいだけの話なのですけどね。

あっさり結論が出てしまいましたが、言うは易く 行うは難し… 気合を入れて頑張らねばなりませんなぁ。

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