『肩引き』・・・狭い道ですれ違う時に肩を引いて、互いにぶつからないようにするしぐさ。
『こぶし腰浮かせ』・・・渡し場で舟が出るのを待っているとき、後から乗ってきた客のためにこぶし分だけ腰を浮かせて席を詰めるしぐさ。
等々、ちょっと前に話題になりましたねぇ『江戸しぐさ』 が。
その昔、日本各地から押し寄せた人々でごった返す大都市・江戸で、異文化の人たちが仲良く共生するために、町方のリーダーたちが知恵を絞って考え出したのが この『江戸しぐさ』だそうで。
「互いに思いやり助け合い、一日一日を大切に、たった一度の人生を 皆が気持ちよく楽しく暮らすためにはどうしたらいいのか… 真剣に考え、ついに心構えをその具体的な行動に示していきました。」 (越川禮子・林田明大 著 「江戸しぐさ」完全理解より)
粋とか野暮って言葉が重視された時代から学ぶことは確かに多いと思いますわ。要はその行為の根底にある「気持ち」なんですよね。
明日明後日はエイペック新潟・食糧安全保障担当大臣会合です。異文化の人たちが仲良く共生するための行動の実現に向けた、有意義な会合になって欲しいですわ。