秋晴れ(少々雲はありますが)の空の下、ちょいと離れた村部の集会所までお届けものに。今日は老人会の催しがあるようですわ。 長閑ですねぇ、坂の上の雲ならぬ、土手の上の・・・ ってなもんで。
秋晴れと言えば、冬に造ったお酒が蔵の中でゆっくりと円やかになって、秋口に美味しさが増すことも「秋晴れ」とか「秋上がり」などと言います。
春先に青々していた杉玉も すっかりいい色になりました。
この杉の葉の色づき具合がお酒の熟成の目安になるのであります。 ウチの棚に並んでいるお酒も、程よく熟して飲みごろになっておりますわ。
蔵では新酒の仕込みが始まって活気に満ちているころ… 十分に角がとれた円熟の旨酒に酔いしれながら、 今期のお酒の出来具合なんぞを占ってみるのも 秋の夜長の洒落た過ごし方かも知れませんな。