佐渡から船に乗ってきたお酒は 新潟港に着くと運送屋さんのトラックで我々のもとに運ばれてきますが、急ぎでお酒が欲しいときは港まで取りに行きます、そんな暇人は私だけかもしれませんけども。
先日久しぶりにまた走りましたよ。以前は頻繁にやっていたんですけど なんだかとっても懐かしく、それでいて新鮮だったりして…
懐かしいといえば・・・
古い友人たちから誘われて昨夜はオヤジ3人で外飲みでした。かれこれ40年以上の付き合いになる彼らと 思えば一緒に飲みに行くのは数年ぶりですな。何でも本音で言い合える、全く気を使う必要がない間柄ですので気楽なもんですわ。
オーダーも友人たちに任せて出してもらったものをつつくだけ。お互いの好きな食べものも大体知ってるというか、好みも似通ってるのでほぼほぼOKです。
「焼き鳥は串に刺したまま食べろよな。」
箸で外した私にすかさず友人Nのチェックが入ります。お店の人が心を込めてちょうどいい加減に焼いてくれたんだから冷めないようにそのまま頬張れ、と。 いや失礼、そりゃまったくその通り。しゃべりに夢中になってうっかりしてたわ。
お酒も進み 何か揚げものが食べたいな・・・ と お品書きに目を通すと「カキフライ」の文字が輝いてますがな。一皿何個ですか?の問いに 何個でもいいですよ と自由度の高いお返事が。
「じゃあ4個お願いします。」
自分だけ2個食べて俺たちは1個ずつにする気だな! うるさい二人のクイックレスポンス。当たり前だろ、大好物なんだもん。
あぁ美味しいそーーーー (^^♪ 記念にもう一枚…
「写真なんか撮ってないで熱いうちに食べよう。」 友人Sが脇から箸を伸ばします。そうだね。
他のお客さんの迷惑にならないようにと配慮しながらカウンターの端のほうでヒソヒソやってましたが 十分うるさいような気がしたので店主と思われる女性にお詫びを申し上げると そんなこと気になさらずにと言ってくれているような天女の微笑みで
「こちらの若いかたがたも日本酒飲んでますよ。」
との言葉を添えて手のひらで視線を誘導、私の右側に腰かけている どちらも一人飲みの男女が美味しそうに静かにグラスを傾けております。
きれいな食べ方、品のいい飲み方、うれしい酒の選択・・・ 素晴らしい! オジちゃん写真撮らせてもらっていい?
誰にも干渉されず一人で飲みたい人も居ますし、訳もなくヘンに話しかけるとナントカハラスメントになってしまいそうな世の中ですのでこれでも精いっぱい慎んでおります。でも知らない人と酒場で楽しく話して仲良くなれるのっていいんだよなぁ・・・
私が知ってる居酒屋さんってそういうところなんですけど、これってもしかして昭和のノリですかね? 今じゃNG?
皆さんに教えてもらえたら勉強になります。
それでは 明日もよろしくお願いします。(;^ω^)