プラモときどき四方山話

趣味で作るバイクモデルと日常

組難いという一例。

2012-07-22 00:10:00 | Norton Cafe
 前にも述べましたがHeller はデッサンが良い割りには惜しい事に決して組み立て易いキットでは有りません。

 国産キットの様にこの部品はここに嵌め、ここに合わせて合体してここに統合すれば出来上がり云々・・・。

 部品にも間違いを起こさぬ様にモールドに細かい配慮が有って、小学生でも説明書をしっかり読めば簡単に組み立てられる様に説明書も丁寧で分かりやすく書かれていますが・・・ Heller ときたら・・・。



 これはサイドカバーにステーを取り付けたところで、右のサイドカバーにはオイルタンクが内蔵されます。
 
 実際のオイルタンクがサイドカバーに内蔵されているかは・・・そんな事は無い筈ですが、キット組み立てではその様な指示が。

 このステーが実は曲者、位置を何処にするのか漠然としか目印が有りませんし接着部分の合いは全く駄目、いろいろ削って合わせなければ正確な位置に収まらないのです。

 合わせるためには接着剤が固まる前にフレームに仮組みして位置合わせをして、そのまま固まるまで放置しないといけません。



 こんな状態です。

 カバーを位置合わせする前にバッテリーホルダを組み立ててフレームにセットしていないとカバーが干渉して取り付かない状況に陥ります。

 説明書には何の指示も無いので組み立ての順番がさっぱり分かりませんから、相当先を見越した仮組みをしないと後で泣きを見るはめになります。

 組み立て説明書には完成写真が載っていますが、V字部分のフレームにキッチリ収まらず傾いて取り付いています。

 部品の細分化は大いに喜ばしい事なのですが、難解な説明書とおおらかな部品成型は謎解きに苦労が絶えません。

 オイルラインやパイピングなどの指示も殆んど判別不能なので、どう取り回して良いのか悩みの種になりそうです。