前回、ヴィオラの弦を張り替えたときはそんなに気にしなかったのですが、今回張り替えて注文して届いた請求書の値段に、「えっ??」とびっくり。たしか、以前も、ベルクの小林さんに、「弦が(ユーロ高で)値上げしました」といわれていたような。現実に、自分が支払う段になって認識したのでした。
そう、結構練習したので、先日の本番後に替えようと思い立ちました。前買ったのは今年の6月でした。4ヶ月で替えるのは、ちょっと贅沢だったかも。でも、格段に音色が違ってきますもの、やはり最長でも半年で弦を張り替えないといけません。
そして、6月のヴィオラ弦「オブリガート」のセット定価は12,100円でした。今回は、14,300円!2割くらいの値上げでした。ベルクは3割も値引きしてくれるのですが、それでも、セットで1万円の大台に乗ってしまったのです(とほほ)。
せいぜい、練習に励み、この「いい音?!」をみんなに聴いてもらいまひょ。
うーーん、憧れのヨーロッパ、でもユーロ高はイタイ!
弦楽器の皆さん、ベルクは通販もやっています。3割引ですよ、買いましょう。まだまだ、価格改定は続くかもしれませんよーー(脅してどーする)。管楽器と違って、弦楽器のメンテナンスって、普通、弓の毛の張替えと弦張り替えくらいですもの。まだ安いものです。管楽器じゃなくて、よかった!?
何から練習しようかな。カルテットでは「死と乙女」、六重奏がブラームス1番、合奏団ではレスピーギ、女子大オケはモーツァルト9番(マイナーですよね、きっと誰も知らないでしょう、4楽章、ヴィオラは大変なんです)。
先日暗殺されたロシア人ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤの本「チェチェンやめられない戦争」を読みました。もう1冊は同じく彼女の著書「プーチニズム」、こちらも楽しみです。私の知らない現実がそこにありました。
そして、大分前にNHKBSで放送した指揮者ワレリー・ゲルギエフのドキュメンタリー「戦争ではなく音楽を」という番組を見直してみました。
ゲルギエフは、チェチェンと本当に近い隣国の北オセチア出身です。といっても、オセチアじんの両親のもとに生まれたのはモスクワで、その後ふるさとに戻って18歳くらいまで暮らしていたそうです。ペレストロイカのあと、ソ連崩壊、そしてコーカサス地帯での紛争、一番の悲劇がチェチェンでした。北オセチアも、ソ連時代の兵器工場が閉鎖になってからは経済も窮乏し、国の運営がとても厳しいそうです。ゲルギエフは故郷のために、自分が得た賞金など寄付し、地元の音楽教育にとても貢献しています。
地元にキーロフ劇場のオーケストラを率いての演奏旅行は、やはり治安の不安があったそうですが、無事に公演が実現しました。彼は、まさに地元北オセチアの希望の星です。
「私は皆さんのために、武器を持ってきました。それは、音楽です。戦争を止めさせるための音楽です」
この番組では、1953年生まれのゲルギエフが50歳まで後5年といっていたので、98年くらいの放送だと思います。第1次チェチェン戦争のあと、今も続いている第2次チェチェン戦争が起きそうなころ、だと思います。同じ地域の、同じ山々。コーカサスの風景、厳しくも雄雄しいものでした。
音楽は、民族を超えてひとつになれるものです。ゲルギエフの目指す平和が、必ずコーカサスに訪れることを祈ります。
いまこの番組を見ても、興味が尽きなく、いろんな感動がありました。
私はゲルギエフの指揮を一度だけ生で聴きました。サントリーホールでのPMFの演奏です。彼の情熱的な指揮は、本当に素晴らしかった。
そして、大分前にNHKBSで放送した指揮者ワレリー・ゲルギエフのドキュメンタリー「戦争ではなく音楽を」という番組を見直してみました。
ゲルギエフは、チェチェンと本当に近い隣国の北オセチア出身です。といっても、オセチアじんの両親のもとに生まれたのはモスクワで、その後ふるさとに戻って18歳くらいまで暮らしていたそうです。ペレストロイカのあと、ソ連崩壊、そしてコーカサス地帯での紛争、一番の悲劇がチェチェンでした。北オセチアも、ソ連時代の兵器工場が閉鎖になってからは経済も窮乏し、国の運営がとても厳しいそうです。ゲルギエフは故郷のために、自分が得た賞金など寄付し、地元の音楽教育にとても貢献しています。
地元にキーロフ劇場のオーケストラを率いての演奏旅行は、やはり治安の不安があったそうですが、無事に公演が実現しました。彼は、まさに地元北オセチアの希望の星です。
「私は皆さんのために、武器を持ってきました。それは、音楽です。戦争を止めさせるための音楽です」
この番組では、1953年生まれのゲルギエフが50歳まで後5年といっていたので、98年くらいの放送だと思います。第1次チェチェン戦争のあと、今も続いている第2次チェチェン戦争が起きそうなころ、だと思います。同じ地域の、同じ山々。コーカサスの風景、厳しくも雄雄しいものでした。
音楽は、民族を超えてひとつになれるものです。ゲルギエフの目指す平和が、必ずコーカサスに訪れることを祈ります。
いまこの番組を見ても、興味が尽きなく、いろんな感動がありました。
私はゲルギエフの指揮を一度だけ生で聴きました。サントリーホールでのPMFの演奏です。彼の情熱的な指揮は、本当に素晴らしかった。