さて、冷汁作ってからちょっと楽器練習と思っていたら、NHK特報首都圏が、なつかしい永山団地の高齢化問題をとりあげていました。思わず、涙を流しながら見てしまいました。
結婚してというよりも、公団の永山団地に当選したので引越しと共に結婚し、1984年から13年間住んでいたふるさとです。永山団地の商店街も毎日のように通ったし、テレビで見る場所はどこもなつかしくて、たまりませんでした。
以前もこの老人の孤独死については、何度もNHKで取り上げていました。たしかに10年前はそういうことはあまりなかったと思います。団地というのは、隣に誰が住んでいても関係ないというさっぱりした生活が「ウリ」だったのかもしれません。でも、自治会の一番下の組織は、5階建ての階段の10軒単位で、そのうちのどこかがお葬式とかあると、全員が手伝うのでした。引越ししてすぐのころ、そういうことがあり、私は驚いたものでした。働いているからそうそう休めなかったのですが、なんとか都合をつけて、白い割烹着を持参して、手伝うのです。いまは、そういうこともなくなっているのかもしれません。
でも、生きていくうえで、やはり他人とのかかわりは絶対に必要だし、必要とされているという認識が、生きる力を生むものだと思います。老人は、ただそこにいるだけじゃないのです。彼らの経験をもっともっと、生かして必要としてもらいたい。
最後まで、生きているのが楽しい、そういう人生でありたいですよね!あの土地から去ってしまいましたが、今でも第二のふるさとだと思っています。多摩市、がんばれ!
宮崎駿監督の「耳をすませば」、それは多摩ニュータウンが舞台で、自分のふるさとの映画だと私は思っています。