今日、久しぶりに下高井戸シネマで映画を見ました。ずっと楽しみにしていたアルゼンチン映画「今夜、列車は走る」です。
ずっと前に沢木耕太郎が新聞に載せていて、見たいなと思っていたのですが、ちょうどその後に下高井戸シネマ10周年の冊子とリクエストのアンケートが届いたので(友の会会員だから)この映画をリクエストしました。
廃線によって失業した鉄道員たちの話です。それぞれが職探しを始めるのですが、なかなかうまく行きません。身につまされる話です。日本だって、同じような状況ではないでしょうか。誰も何も思わない、鉄道員たちが失業しても。誰も何も行動しない、まるで国がないかのよう。それはアルゼンチンに限らず、この日本のことを言っているとも思えるのです。会社都合で振り回されるすべての労働者諸君に見てもらいたい映画です。悲しくて涙が出ます。でも、最後は、働くことの誇りを取り戻すような映画です。見に行ってよかった。公式サイトはこちらです。
そうそう、書き忘れたので、追記します。この映画の主人公5人のうちの一人、一番若い男性が、ものすごくイケメンなんですよ。まるで若き日のアラン・ドロンを見ているようです。ぜひ、それをお確かめください!