例の、ヴィオロンチェロ・ダ・スパラの寺神戸亮さんのCD、今日はじっくり聴いてみました。今月といっても残り少ないのですが、8月のお薦めCDにしたかったので。
そして、今日、夫が古楽情報誌アントレ200号記念を買ってきて、その中に、寺神戸さんのCDの宣伝と一緒に、彼のこの楽器の説明が映像でレコード会社のサイトに載っているとあったのです。ほんとだ!!
やっとわかりました。ここ数日、わたしが不思議でいろいろネットで調べてもわからなかったことが。それは、チェロほど大きくはないこのヴィオロンチェロ・ダ・スパラでどうしてチェロと同じ音になるのか。もうちょっと小さいだけのヴィオラはそれよりも1オクターブ高いのですから。どうしても納得いかなかったのですが、この楽器を作った頃に裸のガット弦ではなく、さらにそれに金属を巻く技術ができて、その金属を2重に巻いてそれが可能になったとのこと。つまり、2重の分、弦が太くなるわけですから、やっぱり、女性の力では弦を押さえられないかも、少なくとも、わたしじゃあ無理だってことがわかりました。でも、クリアで繊細で素敵な音色の楽器です。ヴィオラのほうが、どんくさく聞こえちゃいますね、困ったな・・・。チェロの人に聴かせてみたい。
それでは、皆さん、ネットで寺神戸さんに会いましょう、こちらです。