事業仕分けで、漢方薬や湿布薬を保険除外にするという動きがありましたが、これは私の調剤薬局でも関係していることなので、とても気になります。
隣の整形外科では、ツムラの漢方薬や湿布薬がよく処方されます。それを保険除外にしたら、どうなるのでしょうか?後期高齢者医療制度も廃止すると言っていたし、高齢者いじめになるのではないでしょうか?
実際には、湿布薬も大量に処方されているのは、お年寄りに多いですし、それを保険外にしたら、高齢者の負担がさらに増えるのです。事業仕分けをしている人たちは高齢者ではないから、腰痛や関節炎の治療のこともわからないでしょう。いろんなことを見直すのはいいけれど、実際に保険適用で大量に利用している人のことをもっと考えてほしいです。
人の痛みをわかる政治家。いないのでしょうかね?
昨日は、ツムラの芍薬甘草湯や牛車腎気丸がよく出ました。それに、湿布も!12月は、正月休みを前に、いつもより多めに処方される場合が多く、在庫管理が大変みたいです。どれだけ注文したらいいのか、読み取るのが難しそう・・・。
私は、西洋医学中心の医療は、あまり好きではありません。両親ともにがんで亡くなりましたが、最後の医師の説明は、「がん自体は治療できたのですが」・・・。そうです、がん細胞を叩く能登一緒に、いい細胞も攻撃して、多機能低下ということになってしまうのです。これって、いい治療といえるのでしょうか?患者のQOLをしっかり考えてもらいたいものです。この無理な治療をしなければ、もっと元気でいられたのではとだれもが考えると思います。クローンも当たり前になったら、そのうち、体のあちこちのパーツ交換ができて、治療したあと、本当の自分ではない、別人になることだってあるかもしれません。恐ろしいです。
体の中に入ったのなら、なんとか「仲良く一緒に」という考えだってあるかもしれません。東洋医学には、そういう可能性もあるのではと思います。
今は大病院も漢方を処方しているところが多いです。保険除外はやめてほしいです。ただの攻撃的な西洋医学と薬品メーカーの思う壺でいいのでしょうか?
ツムラのHPに、この件についてのページがありました。多くの人に読んでもらいたいです。こちらです。
私はなるべく、薬を飲まずに生きていきたいと思っています。薬にはかならず、副作用があるのですから。
父の父(祖父です)は、戦前(第2次世界大戦、いわゆる太平洋戦争です)、婦人科の病気に効く丸薬を家で作って売っていたそうです。僧侶の傍ら、ですね。かなり評判がよかったそうです。もちろん、漢方でしょう。そういうことは今はできないけれど、漢方の生薬には、何か神秘的な治る力があるような気がします。でも、保険外で生薬を手に入れるのは、お金がかかって大変です。国民のことを考えるのなら、漢方を保険除外になんかしないでほしいです。湿布だってそう。一般薬局で買うなんて、そうそうお金が余っていないとできることではありませんよ。やっぱり、お金持ちのママがいる政治家たちは、庶民の痛みがわからないのかなー。庭の雑草で自分で湿布薬作れってか?