ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

くわいの煮物

2009年12月31日 15時50分56秒 | 食に関して

 今年も正月のおせちのために、くわいを煮ました。私が物心ついたときから、正月にはいつもこのくわいがありました。母は必ず作っていたのですが、おそらく、父の出身の愛知県の習わしだったのではないでしょうか。

 芽が出るという縁起物ですが、50過ぎの夫婦に、いまさら芽が出たってねー。

 実は、母が多発性骨髄腫で入退院を繰り返していたころ、今思えば相当な末期だった昭和63年暮れ、どうしても父にこのくわいの煮物を作りたくて、入院先の武蔵野赤十字病院の病棟で、もうろうとしていた母からレシピを聞き出してメモしたのです。以来、そのメモは毎年、取り出しては作り続けて21年。

 くわいは皮をむき、すぐに水洗いして水に入れておく。

 鍋に水から入れて2、3度茹でこぼす。

 水洗いして鍋に入れ、水カップ2、酒大匙2、さとう大匙3、みりん大匙2、しょうゆ大匙2、塩少々で、ことこと煮る(くわい20個の分量)。

 でも、このだし汁はくわい20個にしては少なすぎると思います。くわい10個くらいのつもりで作ったほうがいいでしょう。

 ことしは大粒8個で作りました。ほくほくとしゃきしゃきの中間の歯ごたえが、くせになりそうです。

 実は、この母の形見のレシピ、メモをなくしてしまったら最後なので、今回はブログに載せました。

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40女と90日間で結婚する方法

2009年12月31日 08時42分20秒 | 日常

 昨夜の地上波初放送のタイトルのドラマ、フジテレビで11時半から延々2時間放送していたドラマを、あまりに面白くて最後まで見てしまいました。なんでも、もとはドコモの携帯ドラマだったそうですが、これがものすごくよくできているのです。びっくりしました。それに、制作費もそれほどかかっていない感じでした。見事でしたねー。こんなにドキドキして笑い泣きしたのは、久しぶり!なんといっても、飯島直子がかわいかったです。

 実験的か、冒険的か、これは昭和のテレビ放送草創期の面白さと共通している感じかな?テンポのよさと、コマーシャルの少なさがよかったです(ドコモだけだったからかな?)。私は携帯はメールと電話以外は一切使っていませんが、こういう面白いどらmを放送しているのなら、いいかも?と50女は思いましたよ。

 さて、昨日はさらに、Gコード予約しておいたNHKの単発ドラマ「顔」を見ました。これは同じ時間帯にガリレオ先生の映画の放送と重なったため、NHKの松本清張ドラマ「顔」を録画することにしたのでした。でも、映画はつまらなかった・・・。どうも、連ドラで人気があったものの映画化って、どれも失敗みたいな気がしてしまいます。何かが違うんですよね・・・。のだめは大丈夫かなー。

 私は松本清張が好きです。この「顔」は読んだことがなかったけれど、大好きな京都の「いもぼう」が出てくるというので、タイトルだけは知っていました。それが本当にドラマ化されて、「いもぼう」も出てきたのです、しかも、相当重要なシーンでした。谷原章介ががんばって宣伝していたその努力が報われる、彼にとっては代表作になるくらいのいいドラマでしたよ。さすがはNHK。昭和の香りを見事に再現していて、人間の内面もきちんと表現していました。彼はこのドラマでまさに「演技派」の仲間入りしたといっても過言ではないでしょう。

 期せずして、今年最高のドラマを昨日一日で2本見ることができました。去年は、「風のガーデン」でしたっけ。

 さて、今年最後の一日、どう過ごしましょうか。

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