ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

孤立死

2012年03月21日 11時41分59秒 | 日常

 公共の施設に、頻繁に訪れる人がいます。家では電気もガスも水も止めているから、こういう施設のトイレを利用してロビーで食事する。

 視覚障碍者の50代の男性がそうでした。毎日のように来館します。そして、夜9時過ぎると、彼に声をかけます。

 その彼が、ぱったり姿を見せなくなっていました。ロビーで会うお友達が気になって警察に相談したらしいのです。私の二日休みの後、職場で知りました。彼は一軒家にひとり暮らし。そこで一人、亡くなっていたそうです。

 そのこともショックでしたが、さらにショックだったのは、役員の方で奥様が痴呆になられ、つい最近介護のために役員を降りた顔なじみのおじさまが、突然亡くなったのです。つい二日前に元気な姿を見た職員がいます。

 やはり、老老介護がきつかったのでしょうか。どうかストレスためないで、がんばりすぎないでとお願いしたのに。ご主人が亡くなったことがわからない奥様は、よかったのか悪かったのか・・・。

 一人で死ぬということ、この現実に、私も向き合うことになるのでしょうか。さびしいものです。

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