今日、途中からNHKの「認知症の私からあなたへ」という、ドラマ形式のドキュメンタリーを見ました。51歳で認知症と診断された男性の10年を追ったものです。
認知症の彼は、病気になって「不便だけれど、不幸ではない」といいました。これは、すべての病気になった人に言えることじゃないかと思いました。
それに、年を取るということ、それこそが、不便になっていくものです。
若いころは、何にでもなれる、なんでもできると思っていました。若さそのものがエネルギーでしたから。よく、姉は「やればできるんだから」と言っていました。でも、やらなければできないのと同じです。
やればできると思って、やることが大事なんじゃないかしら。病気になって、今までは見えなかったものが見えてくるものです。物を見極める目ができるのかな。
不便は、乗り越えられます。
今日も、都心からの帰りに、電車の中でほとんどの人がスマホに見入っている姿を見ました。そんなに情報が大事なのでしょうか。混んでいて人にぶつかってまで、見るべきものがあるのでしょうか。なんだか、便利というものがとても嫌いになります。
そうそう、きゅは新宿駅に着いた時、ジャパンカップの宣伝かと係の人が手渡してくれるものをほいほい受け取ったら、交通調査のアンケート用紙でした。