ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

3年ぶりの墓参り

2022年06月26日 20時02分55秒 | 日常

 まさか6月でこんなに暑いとは!8時ちょっと過ぎの電車に乗るために、慌てて家を出て駅まで走り、大汗かきました。そして東京駅ではお墓に置いて来る花束を、東京駅の銀の鈴近くの青山フラワーガーデンで買い、京葉線ホームで発射する特急に乗るため、長い通路を通って、ここにパンとコーヒーが店内で食べられる店があるというところに来たら、まあなんと日曜日は10時開店って、びっくり!それも、どうも飲食店ではないみたいでした。駅の中もすっかり様変わりです。しかたなく、特急車内で食べようかと、ホームの売店で初めてランチパックを買いました。それにしても、時間に余裕がありすぎたので、これからはもう1本遅い電車でよかったと思いました。

 長い時間この暑い中、飼い猫ハッチを家に置いておくのはとても不安です。かといって、彼女はエアコンが嫌いだから、付けて行っても絶対にその部屋にはいつかないと思って、窓の換気扇の弱だけつけて出かけました。遮光カーテンは3分の2だけ閉めて。廊下側の窓は少し開けておきました。とにかくこんな暑い日に出かけるのは、本当に心配で。とhじゃいえ、このところ3年も墓参りをしていなかったので(コロナのせいです)、今回は行かなくてはと思い立ったのです。昨日はお供えする日本酒も買いました。田村酒造の嘉泉極め付け辛口の300ml。

 早めについてホームで本を読みながら特急の掃除が終わるのを待っていたら、アナウンスを聞き逃し、私の後ろに並んでいた人たちが先へ先へと、一言も声を掛けることなく電車に乗ったのには驚きました。開きましたよ、くらい声かけるのが普通なんじゃないでしょうか?みんな、自分勝手ですよね。なんかぞっとしました。

 そして大原到着が、なんと2番線でした。つまり、すぐには駅の外に出られなくて、階段かエレベーターを使わなくては出られない。こんなこと初めてでまた驚きました。特急の本数も減っているんですよ。帰りは1時間後の特急を逃すと2時間待ちです。なので、タクシーで樹木葬を往復することにしました。

 もうへとへとです。お金もかかるし、コロナ禍の時のように、現金書留でお布施を送って読経をお願いするだけにした方が良かったのかと横着なことを考えてしまいます。何度もこの特急で現地に行くのですが、この京葉線はディズニーランドに行く人たちでごった返すので、いつも閉口します。夢の国なのでしょうけれど、私はいままでにかつてOL時代に同僚と一度だけ行ったきりです。アメリカ商業主義に染まりたくないし、端から見ても、ホテルの外観も張りぼてに見えてしまいます。まあ、ディズニーとはしういうものでしょう。本物の中世の城ではないのですし、本物の貴族の館でもない。私には、どれもこれもまがい物としか思えません。子どもの頃はとても好きだったんですけれど。ディズニー自身がゴリゴリの右翼だったことも、大人になってから嫌う理由になったと思います。アメリカって、本当におかしな国ですよね。とにかく、中絶禁止にはどうしても賛成できません。銃も持って当然というのも恐ろしい。女性蔑視の国ということでしょうかね。

 いすみ市をタクシーで走ると、ソーラーパネルがたくさんあることに気づきました。放置された農地や空地を有効活用しているのでしょう。墓参りに墓地に足を踏み入れた時、キョンが走り去るのを見ました。リアルキョンです!キョンの駆除はとても大変だと聞いています。なんとかならないものでしょうか。

 ソーラーパネルも、一度壊れたら大変だし、持続可能かと言えば難しいものです。農地を農地として引き継ぎ、日本の自給自足を高めていかないと、この先もウクライナ戦争や地球県境の変動などで、輸入に頼ることは考え直さなくてはならなくなるはずです。そんなこんなをかんがえると、今度の選挙はとても重要なのではないかと思います。すぐには変わらないけれど、自公政権の国民への裏切りとしか思えない政治を食い止めないといけないはずです。まずは、ただで100万円もらう制度を廃止ですよ。給付金詐欺も許せないけれど、あんな奴らに100万出すんだったらという思いはあったんじゃないでしょうか。

 タクシー往復ということで、1時間後の特急に乗ることが出来ました。八王子にいたときよりも少しは時間が短縮になったかもですが、やはり遠い。日帰り旅行でしたが、ペットがいるとなかなか難しいです。かといって、ペットもいない一人暮らしで自由に旅行できるのが幸せなんて、とても思えないです。何が幸せかなんて、ひとそれぞれですから。せめて、多様性を認める社会になってほしいですね。

 3時過ぎに帰宅しましたが、ハッチは無事でした。ただ、ずっと不安だったようでトイレを使っていませんでした。かわいそうなことをしました。真夏の外出は考え物ですね。

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朝日歌壇6月26日

2022年06月26日 16時39分40秒 | 短歌

永田和宏選

町はずれ古びた公衆電話なら忘れた君の声聞けそうで      横浜市 杉本恭子

早朝の富士演習場の地響きに戦地の音が重なりてくる      横須賀市 鈴木信子

 一首目、大槌町の風の電話ボックスを思い浮かべました。実は私も、昔の携帯電話を捨てられずに持っています。亡夫の留守録が入っているので。「また電話します」とあって、それっきりですが。せめて声だけでも聴きたくなります。今日は夫の命日で、ハッチを家に置いたまま、この暑い中、7時間も外出しました。それでも必死で早く帰ってきたんです。外房は遠かった。そして、3年ぶりの風景に、驚きました。けっこうソーラーパネルがあちこちに設置されていました。そして何より、特急電車が別のホームに停車したので、直ぐに駅の外に出られず、あっちゃーと思いました。お墓参りはタクシーで往復したので、まあ高くついたけれど、他に方法がないのです。この真夏のような気温にぞっとしました。次からは、亡夫の誕生日に墓参りしようかなあ。2月だからまだ猫を家に置いていけます。二首目、演習ではなくリアルな戦争がウクライナで行われているのです。信じられませんが、こんなことが続くと、人は慣れてしまうからもっと怖いのです。私はプーチンが絶対に許せません。横田基地の近くだから、米軍機も朝早くから、夜遅くにも飛んでいますし、特にオスプレイはうるさすぎます。ウクライナでは爆音もしていて人が死んでいる。決して慣れてはいけないことなのに。そういえば、亡母は戦争体験をよく話してくれました。最初は人の死体を恐ろしいと思ったけれど、慣れてしまうものだって。死臭は私は知らない。知りたくないけれど、マンションで孤独死したら、自分が発することになるんです。ああ、早くロシアが負けてほしい、そして早く戦争が終わってほしいです。これ以上、人が殺されるのを見たくない。残酷すぎます。

馬場あき子選

投降の無念と共にバスに乗る疲れ切ったるアゾフの兵士    光市 松本進

捕虜の扱いは国際法で決められているけれど、ロシアが何をするのか、本当に不安でしかないです。どうか、ご無事でと祈るばかり。

佐佐木幸綱選

学年別二種目だけの運動会三十分見て親だけ帰る       北九州市 福吉真知子

 コロナ禍でずっと行えなかった運動会も、なんとかできるようにはなりましたけど、本当に制限ばかりで大変な様子。それでも、我が子の姿を見られるのはうれしいことでしょう。コロナ禍は続いても、その年齢の自分はその時だけ。とてもつらいですね。でも苦難を乗り越えた先にはきっといいことがあるはずです。還暦過ぎたら、それも思い出話になるでしょう。がんばれ!

高野公彦選

酒のこと「液体美女」というらしい夜毎に美女をはべらせし夫 草津市 藤波舞

国連の安保理国が戦争するなんて国連存在の否定だ      尼崎市 宮脇繁

 一首目、液体美女とは面白いですね。女性がお酒を飲むのなら、イケメンリキッドか?とはいえ、家飲みで満足してくれるのならありがたいじゃないですか。女性がいる店に入り浸るよりましなはず。二首目、リズムをどう取ればいいのかわからないのですが、言いたいことは「その通り!」。

 

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