ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

朝日歌壇10月23日

2022年10月23日 22時09分23秒 | 短歌

馬場あき子選

「丁寧に」「真摯に」「重く」意味のなき枕詞の生れし国会  観音寺市 篠原俊則

 この歌壇の常連の篠原さんの、とっても皮肉の利いた歌です。その通りですよね。

佐佐木幸綱選

秋空に勝鬨橋の跳ね上がる姿を見ずにはや半世紀        横浜市 徳元てつお

 隅田川に罹る勝鬨橋ですね、私の生まれ故郷の下町ですよ。1970年11月を最後に、もう開けることはなくなったそうです。このユニークな名前は、日露戦争の激戦地、旅順が陥落したことを記念して、築地に「勝鬨の渡し」ができたそうで、それがこの橋の名前の由来になっているそうです。

高野公彦選

柳条湖この三文字がどこにもない「九・一八」の日本の新聞  薩摩川内市 川野雄一

感動と興奮とうに過ぎたころ明るみに出る五輪の遺産(レガシー) 横浜市 人見江一

 一首目、私の時代の歴史の教科書には載っていた柳条湖事件、1931年の満州事変のきっかけになって事件ですよ。もう今はどこの新聞にも載らないのですね。反省もないままですか・・。確か、9・11もあまり新聞には載らなかったような。常に自分たちの過ちを心に留めておかないと、また同じ過ちを犯しますよ、気をつけましょう。二首目、これもまた皮肉たっぷりです。あれだけ、反対したオリンピックも、始まればやはり夢中になりましたが、終わってみたらいろいろでてきちゃいましたよ。どれだけお金貰っていい気になっていたんでしょうか、そういうシステムでやっていたとは、本当にばかばかしいです。もう、二度と日本でオリンピックはやらないでほしいです。ついでに、政治家の国葬もね!ネガティブなレガシーが目立っちゃいましたよね、本当に情けないです。もう、日本はおしまいだわー。電通という会社のレイの高橋氏がいたころって、どれだけ嵌め外していたんだか、ぞっとしますね。お金貰って当然の世界なのでしょうか?理解できません。みなし公務員だからではなくて、人間としてどうでしょう?私にはカルロス・ゴーンのミニサイズかと思いますけどね。その日の食費もなくて苦労している人がたくさんいるのにねえ・・・。

 

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