このところ、水曜日の午後1時からヒッチコックの映画を放送しています。私は「知りすぎた男」、「サイコ」、「めまい」を見ました。「サイコ」は有名な映画ですが、私は初めて。ストーリーが怖いけれど面白かったです。被害者にはどうしても同情できないのは、お金を盗むという行為が許せなくて。10年もまじめに働いていてその信用を捨てるなんて、なんということ!?と思ってしまいます。まあ、そういう人間が多いから、いまだに横領事件が後をたたないのでしょうけれど、自分のお金ではないということがどうしてわからないのか、不思議です。以前、BSプレミアムで「鳥」を放送していました。やはり、ヒッチコックの代表作と言ったら、私はこちらを選びます。とはいえ、来週が「引き裂かれたカーテン」、見てみないとね。
この前は「恋人たちの予感」を見ました。この邦題のイメージとは全然違うのに驚きました。邦題はおかしいですよ。原題を直訳すると、ハリーがサリーに会った時・・・。会ってから・・・。と訳した方がいいのかも。サリーが、親友のアマンダだったかな、彼女の恋人をついでだからなのか、車に同乗させてニューヨークに連れていくという最初の出会いがもう最悪。お互いの価値観が違い、到着してからは二度と会うこともないと思っていたら、何度か会うことに。そのたびにそれぞれ違う恋人がいて・・。メグ・ライアンはなかなかユニーク。おそらく、ハイトレポートを背景に作った映画なのではないかと思います。ハリーが、出会った女性すべて満足褪せてきたというのに、サリーは「ふりをしているだけで、うそだ」といい、大衆食堂のような場所で演技をするのが、すごい。まあ、世の女性には誰もが経験することでしょう。演技してやってんだよってこと。それに、結婚して出産すると、セックスレスになるというのは、日本だけじゃなかったんですね。全編下ネタ風な映画でした。
他人と価値観が同じなんてことはあり得ない話。親子兄弟だってなかなか価値観があうなんてことないんですから。でも、違っていて面白いってこともあるんじゃないでしょうか。少なくとも、自分が存在するのは、両親がいたからです。この世に生まれてきたことを感謝しましょう。女性の人権が認められた歴史はまだ浅い。今までの歴史の中のほとんどすべてが男性中心でした。私はひっくり返したいと思っています。女性は奴隷じゃないんだから、性産業での奉仕もやめませんか?初潮から閉経まで、毎月不愉快な思いをして我慢して人生を送っているのに、男性は一瞬の快楽で女性の人権を奪う、最低じゃないですか。
映画もよく観察すれば、どれだけ差別があるかわかります。この先の未来では、そんな映画になってほしくはないです。もう、ステレオタイプにモノを考えるのはやめましょう。女性は家で家事に従事するなんて時代ではないんだから。日本の国会議員に女性が少ないのは、いまだに古い考えの男性が多いからでしょ。本当に恥ずかしい。