TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

信越トレイル3日目(最終日) その1

2018年09月03日 | Weblog
見よ、この渾身の自撮りを。

24時間テレビでトライアスロンをやった「みやぞん」と同じ目をしてます。
疲労と睡眠不足にうなされた目つきですね。

さて、1時間半のアドバンテージを得てスタートした僕、3日目は風もあり日も差していない夜間行動を選びました。
まだ獣が活動中だと思いますが、熊鈴を鳴らしどんどん先へ進みます。

特に頑張らず、一歩ずつ確実に進んで行くつもりです。

途中で一度休憩を入れ、午前2時10分 牧峠に到着。

午前2時25分 夜景の見える場所でマットを出して休憩します。
日本海沿いの灯りが美しいです。

午前3時10分 立花山。
立花山を過ぎて下降中、2つの光る物体がすごいスピードで迫ってきます。
なんだ?
サッと藪に消えました。
タヌキかな。
光っていたのは目ですね。

立花山からの下りは木の根が多く非常に疲れました。
そういえば、2日目あたりから刈り払いされていなかったので鬱蒼としていました。
気が付くと毛虫がズボンに何匹も付いていたり、ザックを降ろしたら背中に毛虫がいたりしました。
何カ所かやられたようで、腕がボコボコになりました。

午前3時50分 宇津ノ俣峠にさしかかる手前で木の根のイスがありました。イスというわけではないのですが、どうぞお座り下さいと言わんばかりのその形状に、では遠慮無くといった気持ちになりました。

この3日間、独り言が多くて『暑い暑い、風をくれー』とか『日陰よ日陰、日陰よー』とか『マジかよやめてくれ』とか『バカヤロー』とか『はははははははは』とか、すごい言葉が口をついてきました。

宇津ノ俣峠に降りていくと人の声がします。
近所のおばちゃんの井戸端会議のようです。
ところが…。
いつまで下っても民家なんか無い。
げ、幻聴だ。
そういえば、あるはずのないお寺が見えたり、扉が見えたり、道路が見えたりしました。
これらはすべて幻覚だったのでしょうか。

午前4時03分 宇津ノ俣峠に到着しました。
度重なるアップダウンに、突然ハンガーノックが訪れました。
ち…力が入らない。
急に落ちるスピード。
とりあえずドライフルーツを口にしました。
休憩適地までこれで繋ぐつもりです。

山ナメクジがいました。
細い「たらこ」のように大きくボテっと石に張りついています。
動きは遅く(当然ですが)意外と固かったです。

午前4時45分 マットを出して休憩します。
もうマット無しでは休憩出来ない身体になってしまいました。
靴を脱ぎ捨て、靴下まで脱いでさらに上半身裸になります。
ここでささみ入りマッシュポテトを食べました。
すぐに胃に入っていってとても良かったです。

午前5時 ヘッドライト消灯。

午前5時10分 幻の池。
眠くなってきました。
運転中の睡魔と同じような感覚が訪れました。

午前6時40分 伏野峠に到着しました。
エイドボックスがあります。
ここで水を2本いただきました。
本当に本当に助かります。
信越トレイルボランティアの皆さんありがとうございます。

舗装路をまたぎますが、道路脇に駐車スペースがありました。
ここでマット休憩です。
エイドボックスからいただいた水でココアとコーヒーを混ぜてシェイクします。
甘くてぬるい飲み物の出来上がりです。
それでも美味しく感じました。

夜中に作った海老ピラフも食べますが、全然入っていきませんでした。
海老ピラフをぬるココアで流し込むように食べました。
三口で食事は終わりました。

午前7時30分 再スタート。

午前8時13分 須川峠。
急坂のアップダウンが非常につらかったです。
『んーっ、んーっ』と唸るような声が何度も何度も出ました。

そして今回4つ目の熊糞のようなもの発見。
大きめのその物体は少し乾いていたので安心しました。

やがて菱ヶ岳テントサイトへの分岐が現れました。
2日目にここまで来る計画を立てていた自分が恐ろしくなりました。

分岐を過ぎると、野ノ海(ののみ)峠の文字が出てきました。
野ノ海まで行けば終わりが見えてくる気がするので嬉しいです。

ところが…


3日目(最終日) その2へ続きます。
コメント
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