TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

女房と行く関東ふれあいの道 茨城8① その2

2019年07月11日 | Weblog
『あの、すみません』
1人の中年ハイカーが僕に声をかけてきました。

あら、ここを歩くなんて珍しいな。
『はい、どうしましたか?』

ハイカー『足尾山に行くにはここを歩くんですか?』
僕『あ、はいはいこのまま舗装路を行きます。そこからちょっとそれて登ると足尾山です』
ハイカー『いやね、誰に聞いても足尾山に行く登山道が分からないって言うもんでね』
僕『この舗装路を上がってくるか、この中の道を上がってくるしかないですよ。連山縦走かふれあいの道ですか?』
ハイカー『いやいや、筑波山に飽きてちょっと開拓してやろうと思ってね。それにしても詳しいですね、いやぁー助かりました』

そう言ってハイカーは先へ進んで行きました。

僕らもそれを追うように2台で一本杉峠へ向かいます。
ハイカーに挨拶して追い越します。
一本杉峠に駐車場は無いので、ちょいと広いところに停めておきます。

きのこ山に戻ります。
またハイカーに会いました。
僕『もう少しで足尾山に行く分岐がありますよ』
ハイカー『あー、これはどうも』

きのこ山に戻りました。
空きスペースに車を停めて再び一本杉峠を目指して歩き始めました。
9時55分スタート。

女房、いきなり木の枝を拾いました。
『今日はキミをお供にしてやろう』と言いながら、きれいに小枝を取り払い小さな棒状にしました。

振り回しながら歌を歌い始めました。
久しぶりのウォーキングに気分が良くなったのでしょうか。
でもその歌はなぜか童謡です。
相棒(拾った枝のこと)を引きずったり、枯葉をつついたり、リズムを刻んだりしています。

女房『あ、抹茶ケーキだ』
そう言った視線の先には路肩からの脱落防止の縁石がありました(画像)。
それに苔がみっしり付いて抹茶ケーキみたいだと⋯。
まあ確かに似てるっちゃ似てるかも。
本人にはどうしても抹茶ケーキに見えてしょうがないらしいです。

毛虫が糸を垂らし、ぶら下がっていました。
当然相棒を使っていじります。
毛虫が迷惑そうに身をよじっていました。

突然草むらから短パンの男が顔を出しました。
『こんにちはー』むこうから挨拶してきました。なんだか気持ち悪いぞ?

その先にパラグライダーの発射場があります。
そこに先程の短パン男が来ました。
女房が何か喋ってます。
どうやら日本語じゃないようです。
香港から来たというその短パン男、どうやらパラグライダーをやるのか、それともその筋の著名人なのかといったところなのかな?

女房が昔勉強した英会話で流暢に(?笑)話しています。
僕は日本語でまくし立て、思い切り首を傾げられています。
最後に『have a good day!』と言われて別れました。

今朝ほどのハイカーが戻ってきました。
『また会いましたね』
そりゃそうだ。同じところを歩いているのですから。
ちょうど登り終えて戻ってくるところでした。
『いや〜手前の階段がキツくて、その裏に抜けたんだけどそれがまたイヤな感じでね』
もういいかな、って顔してました。

10時58分足尾山に到着しました。
手前の階段がキツいと言っていましたが、まあ、ちょっとは急ですけど段数もさほど多い訳でもないので、僕としては別に普通でした。

山頂は冷たい風がそよいでいて、とても7月とは思えないほどでした。
少しベンチで休憩します。
僕は握ってきたおにぎりを食べました。
パンも1つ食べましたが、ここでポットに入れたはずのコーヒーが入ってないのに気が付きました。
『あー、やっちゃった』

女房は階段の栃木で冷たいお茶を思いっきり飲んだので、ハイボールを見ても飲みたいとは思わなかったようです。
『もっと早く言ってくれれば我慢したのにぃ』
そうでしたね。

ささ、では降りましょうか。


その3へ続きます。
コメント
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