そういえば、前夜登山口にアクセスしたとき、帳付山でけっこうな数の鹿に遭遇しました。
さらに諏訪山の駐車場に入る際、角が立派な鹿が逃げて行きました。
普通に道路をかっ歩していました。
するといきなりクルッと反転、全速力で車の正面に向かって突進してきたのです。
マジかよー!角でラジエーターでも突かれたら困るべよー。
すると直前で鹿の方からサラッと交わして車の後方へ去って行きました。
なんだか色んな事があるなぁ…。
話を戻します。
狭い場所に取り付けられたハシゴを目の前に、ストックを完全に折りたたんでザックにしまい込みました。
戦闘態勢完了です。
もう手袋が濡れるとか思っている場合ではなくなって、ガッチリとハシゴを握り一歩ずつ確実に登って行きます。
さらにその奧にもハシゴがくくり付けてあります。
そこに移るとき、ハシゴから降りるときの身体の持っていき方がヤバい。
ミスしないように3点確保を確実にね。
越えたらロープで降りる。
降りたらまたロープにしがみついて登る。
何度も繰り返します。
9時53分、三笠山に到着しました。
ここは狭い岩峰ですが、展望はあります。
今日は結局ガスがかかって西上州のギザギザな山並みを見ることはできませんでした。
さらに進むとホールドが少ないつるんとした岩場がありました。
ロープをつかんで腕力に頼るしかないようなところに遭遇しました。
『帰りもここを通るんだよなぁー』
そのあとも非常に分かりにくい登山道をリボンを頼りに乗り越えて行きます。
10時23分、やっと諏訪山の頂に着きました。
樹木にかこまれた静かな山頂でした。
山頂に着いてやることといったら、だいたい食事することなんですけど、僕としてはここまでの道中でずいぶん楽しませてもらった気分です。
一応パンとコーヒーで軽い休憩をとりましたが、食べ終わるとすぐに来た道を戻ることにしました。
来た道を戻るだけなのに何度も道を間違えました。
道迷い遭難とはそういうものです。
おかしいな?と思ったらすぐに戻る。
戻る距離が短いほどダメージも軽いですが、またそこで迷うこともあります。
なので登山中はぜんぜん暇じゃありません。よく見てよく感じて…ですね。
つい踏み跡に誘われて行ってみると崖です。
そんな山と思うか、おかしいなと思うか、自分が試されているかのようです。
濡れたロープを掴み、ハシゴをそろりそろりと降り、落ち葉の乗った木の根に注意しながらやっと「湯の沢の頭」まで戻ってきました。
つづら折りの急斜面を降りて行きます。
沢に出ました。
といってもまだ涸れ沢です。
大きな石ころに翻弄されながらさらに下って行きます。
突然、目の前で落石が!
獣が落としたのか自然偶発なのか分かりませんが、危ない危ない。
沢に水流が確認出来るようになってきました。
渡渉が始まります。
来たときと違うように感じます。
見上げるのと見下ろすとの違いですね。
こんなところも登山道かよ… というものすごいところを行きます。
スゴすぎるぞと思ったらミスコースでした。
反対側に木段が見えました。
ゆっくり戻ります。
『ふうー 』汗と焦り。
十数回の渡渉を終え、沢が終わるころ『諏訪山 5253m』の看板があります。
あまりにも細かい距離表示なので、どうやって測ったのか知りたいです。
そして緊張から解放されるときが来ました。
倒木を越えたら登山口です。
13時20分『戻って来たぞー』
駐車場にはマイカーがポツンと僕の帰りを待っていました。
怪しげな軽自動車はすでにいなくなっていて、マイカーも無事でした。
ホッとしたらお腹が空いてきました。
温泉のあとの蕎麦とも思ったのですが、風呂に入っている間に餓死しそうだったので持参したカップ麺を食べてしまいました。
よって今回の蕎麦レポは無し。
ささっ、風呂。
今日は近いですよ。
「しおじの湯」という施設が1㎞も離れていない場所にあります。
調べると営業日です。
早速移動して入浴。
500円でした。期待していたJAF割は4月で終わってしまって適用は無く、地元のいろんなカードのみ割引ありでした。
メタけい酸含有と表示のあるお湯はキュッとしていました。
そういえば…
沢の下流は水に濁りがあって、パイプを引いていました。
もしかしたら沢の途中から温泉が出ているのかな?なんて思いながらの入湯でした。
おしまい。
歩行距離 12.8km
累計標高差 +1383m
26700歩
さらに諏訪山の駐車場に入る際、角が立派な鹿が逃げて行きました。
普通に道路をかっ歩していました。
するといきなりクルッと反転、全速力で車の正面に向かって突進してきたのです。
マジかよー!角でラジエーターでも突かれたら困るべよー。
すると直前で鹿の方からサラッと交わして車の後方へ去って行きました。
なんだか色んな事があるなぁ…。
話を戻します。
狭い場所に取り付けられたハシゴを目の前に、ストックを完全に折りたたんでザックにしまい込みました。
戦闘態勢完了です。
もう手袋が濡れるとか思っている場合ではなくなって、ガッチリとハシゴを握り一歩ずつ確実に登って行きます。
さらにその奧にもハシゴがくくり付けてあります。
そこに移るとき、ハシゴから降りるときの身体の持っていき方がヤバい。
ミスしないように3点確保を確実にね。
越えたらロープで降りる。
降りたらまたロープにしがみついて登る。
何度も繰り返します。
9時53分、三笠山に到着しました。
ここは狭い岩峰ですが、展望はあります。
今日は結局ガスがかかって西上州のギザギザな山並みを見ることはできませんでした。
さらに進むとホールドが少ないつるんとした岩場がありました。
ロープをつかんで腕力に頼るしかないようなところに遭遇しました。
『帰りもここを通るんだよなぁー』
そのあとも非常に分かりにくい登山道をリボンを頼りに乗り越えて行きます。
10時23分、やっと諏訪山の頂に着きました。
樹木にかこまれた静かな山頂でした。
山頂に着いてやることといったら、だいたい食事することなんですけど、僕としてはここまでの道中でずいぶん楽しませてもらった気分です。
一応パンとコーヒーで軽い休憩をとりましたが、食べ終わるとすぐに来た道を戻ることにしました。
来た道を戻るだけなのに何度も道を間違えました。
道迷い遭難とはそういうものです。
おかしいな?と思ったらすぐに戻る。
戻る距離が短いほどダメージも軽いですが、またそこで迷うこともあります。
なので登山中はぜんぜん暇じゃありません。よく見てよく感じて…ですね。
つい踏み跡に誘われて行ってみると崖です。
そんな山と思うか、おかしいなと思うか、自分が試されているかのようです。
濡れたロープを掴み、ハシゴをそろりそろりと降り、落ち葉の乗った木の根に注意しながらやっと「湯の沢の頭」まで戻ってきました。
つづら折りの急斜面を降りて行きます。
沢に出ました。
といってもまだ涸れ沢です。
大きな石ころに翻弄されながらさらに下って行きます。
突然、目の前で落石が!
獣が落としたのか自然偶発なのか分かりませんが、危ない危ない。
沢に水流が確認出来るようになってきました。
渡渉が始まります。
来たときと違うように感じます。
見上げるのと見下ろすとの違いですね。
こんなところも登山道かよ… というものすごいところを行きます。
スゴすぎるぞと思ったらミスコースでした。
反対側に木段が見えました。
ゆっくり戻ります。
『ふうー 』汗と焦り。
十数回の渡渉を終え、沢が終わるころ『諏訪山 5253m』の看板があります。
あまりにも細かい距離表示なので、どうやって測ったのか知りたいです。
そして緊張から解放されるときが来ました。
倒木を越えたら登山口です。
13時20分『戻って来たぞー』
駐車場にはマイカーがポツンと僕の帰りを待っていました。
怪しげな軽自動車はすでにいなくなっていて、マイカーも無事でした。
ホッとしたらお腹が空いてきました。
温泉のあとの蕎麦とも思ったのですが、風呂に入っている間に餓死しそうだったので持参したカップ麺を食べてしまいました。
よって今回の蕎麦レポは無し。
ささっ、風呂。
今日は近いですよ。
「しおじの湯」という施設が1㎞も離れていない場所にあります。
調べると営業日です。
早速移動して入浴。
500円でした。期待していたJAF割は4月で終わってしまって適用は無く、地元のいろんなカードのみ割引ありでした。
メタけい酸含有と表示のあるお湯はキュッとしていました。
そういえば…
沢の下流は水に濁りがあって、パイプを引いていました。
もしかしたら沢の途中から温泉が出ているのかな?なんて思いながらの入湯でした。
おしまい。
歩行距離 12.8km
累計標高差 +1383m
26700歩