(写真は、2015年5月横浜マリンタワー入口付近にて撮影した原左都子。)
表題に「50過ぎた女」なる文言を用いたが、原左都子の場合、後4か月少しで還暦を迎える老後への“カウントダウン年齢”に達している。
その立場としての感想だが、50歳に成り立ての未だキラキラ輝いていた頃と、その後10年の年月を経てもはや60代突入間近の老いぼれた現在とでは、外見要因に於いては自己診断でも「雲泥の差」を感じざるをえない事実を否定しようがない。
1週間に一度のペースでスポーツジムへ通っている私だが、“50の手習い”でジムへ通い始めたのがまさに50代前半期だった。
その頃より、(我が若き時代と比して体重自体には変化はないが、何故これ程ボディーラインが悲惨になるのか??)なる自身の体型に対する“経年劣化”の程を十分感じ取っていた。 それでも50歳ちょっと過ぎの頃には、周囲の人達が「スタイルがいいわね!」などと褒めて下されば結構いい気分なれるレベルの単純ぶりだった事を、今更ながら過ぎ去りしノスタルジー時代として思い起こす…。
つい先だってスポーツジムへ行った時の事だ。
会えばお喋りする比較的親しい(お互いの年齢は個人情報に配慮し公開していないがたぶん同年代の)女性氏が、筋トレに励んでいる私を見つけて「体は細いのに、パワーがあるわね!」と声掛けして下さる。
実は私自身は60歳を目前にして、(何でこんなに“ずん胴体型”に移行してしまうの!!)と自分自身が怒りに満ちる程の許し難き体形変化に悩まされているのだ。
確かに「体重」の変動はない。加えて長身にして手足が細長い事に助けられ、全体像を一見すると“細い”印象を受けるのだろう。 ただ「体の基幹部」のみが“ずん胴”に移り行くのが困りものだ。 ジムでもそれに対応する筋肉トレーニングを続けているにもかかわらず、むしろトレーニングを積む程に“ずん胴”度が増すようにすら感じられる。
とりあえず「体が細い」云々と声掛けして下さった女性には、「何をおっしゃいますやら。現在“部分太り”に困っているんです!」と応えた。 それに対して、「冗談辞めて下さいよ。貴方が細い体型を維持し続けている事をジムの女性皆が羨ましく思っていますよ。」と咄嗟に返して下さった事に一応安堵せねばならない程に、我が“部分太り”の実態は切実だ…
話題を大幅に変えよう。
朝日新聞5月23日付“悩みのるつぼ”の相談は、50代女性からだった。 その相談内容を以下に要約して紹介しよう。
最近、容色の衰えが気になり始めた。元々外見にはこだわらない方だが。 十人並の容姿で特にコンプレックスはなかった。 しかし、たまたま若き男性従業員に接した時、生まれて初めて自分の容姿に引け目を感じた。 その後年齢相応のやつれた自分の顔を見るとどうしたものかと悩み始めた。 機会があってメーキャッブ指導も受けたが、その顔が好きになれない。 普段はノーメイクで緊張感の無い生活をしている事も影響しているかもしれない。 娘は私と対極の「盛りメーク女子」だ。 50年生きて自分自身を受容出来ていたはずが、容姿のことで悩むとは思いもよらなかった。 外見を気にしないと言いつつ、自分がおばさんである事を認められないだけかもしれない。 あこがれる年長女性はいるが、その人を目指す気にもなれない。
(以上、朝日新聞“悩みのるつぼ”相談より一部を要約引用。)
ここで一旦、原左都子の私論に入ろう。
ははあ。 この50歳ちょっと過ぎの相談女性は、職場の若き男性に“恋心”を抱いたな。
いいじゃないの、その恋心を今後も貫けば。 と思ったところで、相手男性は相談女性には興味がないようだ…。
そこで相談50代女性が考え付いたのが、「メイクでもして自分が少しでも綺麗になれば相手男性も多少は自分に興味を持つかも…」 ところが更に悲惨な事には、自分のメイク顔が自分すら認められない状態…。
今回の“悩みのるつぼ” 回答者であられる 経済学者 金子勝氏の結論部分のみを以下に紹介しよう。
相談者であるあなたが容姿の衰えが気になりだした直接の契機よりも、その背景を考えてみよう。 「勤めを数年前に辞めたこともあり、緊張感の無い生活も影響しているかもしれない。」とあなたは気付いている。 外で働き他者との関係を意識していくことで人間として輝く面もある。 その喪失が容姿の衰えを意識させていると思える。 心掛けて社会的に活動する時間を増やし切り替えをして母親としても充実した時間を過ごせば年齢相応に美しく輝くことが出来よう。
(以上、朝日新聞“悩みのるつぼ”に回答者 金子勝氏が応えた内容の一部を要約したもの)
最後に、4か月後に還暦を迎えようとしている原左都子の私論で締めくくろう。
経済学者の金子勝氏とはご自身の人生経験に於いて、一度たりとて奥方に“浮気”されたり、“浮気”されそうになったとの修羅場をくぐって来られていないのだろうか?? あるいは金子氏の奥方が相当に“出来ている”人物でおられ、たとえそのような背景的要因があろうとて、何もなかった振りをしてご立派に金子氏の奥方使命をまっとうされておられるのであろうか!?
と思うほどに、この相談の回答を金子氏に依頼した朝日新聞は「失敗だった」と結論付けざるを得ない。
むしろ、恋愛関係に詳しい岡田斗司夫氏か、あるいは、ご結婚経験はないもののパートナーには不自由しておられない上野千鶴子氏に、当該相談の回答権を委ねるべきだったのではなかろうか??
と言うのもこの相談女性とは、ご自身のご結婚以外には「恋愛」を体験していらっしゃらないのではないかと推測するのだ。 そんな“無垢な人生”を50代に至るまで続けた挙句に、やっと職場で若き一男性に対して“はかなき恋心”を抱いたしまった。
そうしたところ、自分の年老いた外見容姿が気になってしょうがなくなり始めた…
ここで原左都子の実体験の詳細を語る事は控えるべきだが、分かるよ分かる、その思いは…
そうだとして、それでいいじゃないか! そんな思いを50代過ぎて実感できる事こそを自身の実体験として肯定し、(あくまでも水面下で)今後の“若さ”維持のエネルギーに転換していけば済む話だ。
実際問題、(決して表沙汰にはしないが)我が人生など外部からもらうその種のエネルギー源の大いなる支えがあってこそ、我が体型維持努力に繋がっていることに絶対間違いない!
単なる社会進出や母親業から得られる自己満足のみでは、決して還暦近くまで自分が望む体型の維持努力など成し遂げられないものだ。 そう思いませんか?私と同年代にして理想体型(を含む外見)を維持されようと努力している女性の皆さん!
表題に「50過ぎた女」なる文言を用いたが、原左都子の場合、後4か月少しで還暦を迎える老後への“カウントダウン年齢”に達している。
その立場としての感想だが、50歳に成り立ての未だキラキラ輝いていた頃と、その後10年の年月を経てもはや60代突入間近の老いぼれた現在とでは、外見要因に於いては自己診断でも「雲泥の差」を感じざるをえない事実を否定しようがない。
1週間に一度のペースでスポーツジムへ通っている私だが、“50の手習い”でジムへ通い始めたのがまさに50代前半期だった。
その頃より、(我が若き時代と比して体重自体には変化はないが、何故これ程ボディーラインが悲惨になるのか??)なる自身の体型に対する“経年劣化”の程を十分感じ取っていた。 それでも50歳ちょっと過ぎの頃には、周囲の人達が「スタイルがいいわね!」などと褒めて下されば結構いい気分なれるレベルの単純ぶりだった事を、今更ながら過ぎ去りしノスタルジー時代として思い起こす…。
つい先だってスポーツジムへ行った時の事だ。
会えばお喋りする比較的親しい(お互いの年齢は個人情報に配慮し公開していないがたぶん同年代の)女性氏が、筋トレに励んでいる私を見つけて「体は細いのに、パワーがあるわね!」と声掛けして下さる。
実は私自身は60歳を目前にして、(何でこんなに“ずん胴体型”に移行してしまうの!!)と自分自身が怒りに満ちる程の許し難き体形変化に悩まされているのだ。
確かに「体重」の変動はない。加えて長身にして手足が細長い事に助けられ、全体像を一見すると“細い”印象を受けるのだろう。 ただ「体の基幹部」のみが“ずん胴”に移り行くのが困りものだ。 ジムでもそれに対応する筋肉トレーニングを続けているにもかかわらず、むしろトレーニングを積む程に“ずん胴”度が増すようにすら感じられる。
とりあえず「体が細い」云々と声掛けして下さった女性には、「何をおっしゃいますやら。現在“部分太り”に困っているんです!」と応えた。 それに対して、「冗談辞めて下さいよ。貴方が細い体型を維持し続けている事をジムの女性皆が羨ましく思っていますよ。」と咄嗟に返して下さった事に一応安堵せねばならない程に、我が“部分太り”の実態は切実だ…
話題を大幅に変えよう。
朝日新聞5月23日付“悩みのるつぼ”の相談は、50代女性からだった。 その相談内容を以下に要約して紹介しよう。
最近、容色の衰えが気になり始めた。元々外見にはこだわらない方だが。 十人並の容姿で特にコンプレックスはなかった。 しかし、たまたま若き男性従業員に接した時、生まれて初めて自分の容姿に引け目を感じた。 その後年齢相応のやつれた自分の顔を見るとどうしたものかと悩み始めた。 機会があってメーキャッブ指導も受けたが、その顔が好きになれない。 普段はノーメイクで緊張感の無い生活をしている事も影響しているかもしれない。 娘は私と対極の「盛りメーク女子」だ。 50年生きて自分自身を受容出来ていたはずが、容姿のことで悩むとは思いもよらなかった。 外見を気にしないと言いつつ、自分がおばさんである事を認められないだけかもしれない。 あこがれる年長女性はいるが、その人を目指す気にもなれない。
(以上、朝日新聞“悩みのるつぼ”相談より一部を要約引用。)
ここで一旦、原左都子の私論に入ろう。
ははあ。 この50歳ちょっと過ぎの相談女性は、職場の若き男性に“恋心”を抱いたな。
いいじゃないの、その恋心を今後も貫けば。 と思ったところで、相手男性は相談女性には興味がないようだ…。
そこで相談50代女性が考え付いたのが、「メイクでもして自分が少しでも綺麗になれば相手男性も多少は自分に興味を持つかも…」 ところが更に悲惨な事には、自分のメイク顔が自分すら認められない状態…。
今回の“悩みのるつぼ” 回答者であられる 経済学者 金子勝氏の結論部分のみを以下に紹介しよう。
相談者であるあなたが容姿の衰えが気になりだした直接の契機よりも、その背景を考えてみよう。 「勤めを数年前に辞めたこともあり、緊張感の無い生活も影響しているかもしれない。」とあなたは気付いている。 外で働き他者との関係を意識していくことで人間として輝く面もある。 その喪失が容姿の衰えを意識させていると思える。 心掛けて社会的に活動する時間を増やし切り替えをして母親としても充実した時間を過ごせば年齢相応に美しく輝くことが出来よう。
(以上、朝日新聞“悩みのるつぼ”に回答者 金子勝氏が応えた内容の一部を要約したもの)
最後に、4か月後に還暦を迎えようとしている原左都子の私論で締めくくろう。
経済学者の金子勝氏とはご自身の人生経験に於いて、一度たりとて奥方に“浮気”されたり、“浮気”されそうになったとの修羅場をくぐって来られていないのだろうか?? あるいは金子氏の奥方が相当に“出来ている”人物でおられ、たとえそのような背景的要因があろうとて、何もなかった振りをしてご立派に金子氏の奥方使命をまっとうされておられるのであろうか!?
と思うほどに、この相談の回答を金子氏に依頼した朝日新聞は「失敗だった」と結論付けざるを得ない。
むしろ、恋愛関係に詳しい岡田斗司夫氏か、あるいは、ご結婚経験はないもののパートナーには不自由しておられない上野千鶴子氏に、当該相談の回答権を委ねるべきだったのではなかろうか??
と言うのもこの相談女性とは、ご自身のご結婚以外には「恋愛」を体験していらっしゃらないのではないかと推測するのだ。 そんな“無垢な人生”を50代に至るまで続けた挙句に、やっと職場で若き一男性に対して“はかなき恋心”を抱いたしまった。
そうしたところ、自分の年老いた外見容姿が気になってしょうがなくなり始めた…
ここで原左都子の実体験の詳細を語る事は控えるべきだが、分かるよ分かる、その思いは…
そうだとして、それでいいじゃないか! そんな思いを50代過ぎて実感できる事こそを自身の実体験として肯定し、(あくまでも水面下で)今後の“若さ”維持のエネルギーに転換していけば済む話だ。
実際問題、(決して表沙汰にはしないが)我が人生など外部からもらうその種のエネルギー源の大いなる支えがあってこそ、我が体型維持努力に繋がっていることに絶対間違いない!
単なる社会進出や母親業から得られる自己満足のみでは、決して還暦近くまで自分が望む体型の維持努力など成し遂げられないものだ。 そう思いませんか?私と同年代にして理想体型(を含む外見)を維持されようと努力している女性の皆さん!