原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

28歳一人娘独立の理由、やはり40歳前後年齢の離れた親対応ではないかと考える。

2022年06月05日 | 人間関係
 昨日、5月初旬に引越して独立した我が28歳の娘の引越し先を訪れた。


 念のため部屋の合鍵を作って、親の私が保管することにした。
 それがピッキングに強い“ディンプルキー”なのだが。
 それを作成してくれた鍵屋さん曰く、「この鍵はもしかしたら開かない可能性があるので、もしも開かなかった場合すぐに持参して下されば作り直します。」

 そ、そうか。 ちょっと面倒臭いなあ。
 と思いつつも早めにその確認をするべきと考え、昨日娘の引越先を訪れた。

 鍵は無事に開き、娘との久々のご対面だ。


 昨日は土曜日で仕事は休み、しかも晴天だったので娘は一週間分の洗濯をして干したようだ。
 我が家で同居していた頃には、ただの一度も洗濯機を回したことなど無かった娘だが。
 引越し前に、一応母の私が「週に一回は洗濯機を回しなさい。平日は無理だろうから、土日のいずれかの晴れた日にそれをするといいね。 布団のシーツ等は毎週でなくていいが、少なくとも月に一度は洗濯しなさい。」と指導しておいたのを、律儀に守っているようだ。

 食生活に関しても、自宅にいた時はそのすべてを母親の私任せだった。
 (実は娘の大学での専攻は「食」であり、在学中に「フードスペシャリスト」、「フードコーディネーター」、「食生活指導士」の資格を取得しているにもかかわらず、それらを一切無視して。 大学卒業間際に自発的に受験した「情報処理関連国家試験」に合格して、現在「IT技術者」としての道程を歩んでいる。)
 とにかく自宅では一切の調理をしない娘で、料理嫌いのこの私がずっと娘の食の面倒をみてきている。😱 

 まあ今の時代、巷に美味しいものが沢山販売されている故に食いっぱぐれることはないだろう、とは思っていたのだが。
 娘の冷蔵庫の中を覗くと、意外や意外、栄養バランスが良さそうな食材が満杯に入れられていた。 親の心配とは裏腹に、きちんと食事をしている様子でもある。

 掃除に関してもやはり平日には全くその時間が取れず、どうしても休日になるが、週1でそれもこなしているようだ。
 床がすべてフローリングのため、私の考えで掃除機はやめて市販のクイックルワイパーとハンディモップを持たせていたのだが。 これも週末にこなしているとのことで、部屋内が比較的綺麗だ。

 加えて、金銭管理に関しても(私の影響が大きいが)元々しっかりしていて。 子ども時代から決して無駄遣いをすることなく預貯金に励んでいる娘であり、既に一人暮らしのマンションが購入可能な金額を貯め込んでいるため、この分野では元々安心している。


 いや何、総合的に評価して、我ながらおりこうさんの娘に育っているじゃん!
 と親としては感心し、昨日はそれらを褒めちぎって帰宅した。



 実際、立派に一人暮らしを始めている我が娘の姿が嬉しくて。
 自宅に帰ってその様子を亭主に伝え、二人で喜んだ。


 そして、再び亭主と「娘が今回独立した理由」に関して考察し合った。

 以前にもこのテーマでエッセイを綴り公開しているが。
 当時の我が憶測として、「一人娘としては早く家を出ておかないと、40歳年の違う親どもがすぐに老けて、その世話負担が娘一人に押し寄せるのを回避したいのではないか?」 なる推測をしたが。


 そうではなく、むしろ逆で。

 「私は親2人が死んだ後、40年もの長き期間を一人でこの世を生き抜かねばならない。(参考だが、我が娘には現在結婚願望が一切無い! ただ子とは親の背中を見て育つもので、もしかしたら40歳近くになったらその願望が出るのかもしれないけどね… ) 親が死ぬのが90歳前後とすれば、その時の私は未だ50歳。 28歳の今から一人暮らしの練習をしておけば、たとえ私が50歳頃に親二人が死んだとしても既に一人暮らしに慣れていて、そのままのライフスタイルで世を渡っていけるかもしれない!」

 と、娘が自分の未来を詳細に計画したとも思えて来たのだ!

 
 それ程までに、我が娘は「お利口さん」であるような感想を私に抱かせてくれる、昨日の我が娘の立派過ぎる一人暮らしの現状だった。😊