原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

“背もたれ付き椅子” が欲しい。

2018年05月03日 | 自己実現
 (写真は、昨年末頃公開のバックナンバーエッセイにても掲載したが、現在フルート自主練習のために通っている防音音楽スタジオの一室。)


 昨日は、私にとって「凶」の一日だったようだ。

 その2つ目の「凶」に関しては、午前中に公開したエッセイにて既に述べさせていただいた。
 それは郷里実母からの真夜中電話騒動の件だが、この「凶」が結果として私にもたらしたのは肉体的な体力消耗で済んだためにまだしも幸いだった。


 それに比し、昨日午後に経験した「凶」事件は精神的痛手を私にもたらし、今尚我が心を煩わせている。


 早速、昨日午後に発生した「凶」事件に関して述べさせていただこう。

 昨日私は、いつものようにフルート自主練習実施のために防音音楽スタジオを訪れた。
 2本前のエッセイ内に記載した“大部屋スタジオ”での練習が叶うのは稀な事であろう。 特に連休中はロックバンド中心スタジオは若きロッカー達で賑わっていて当然だ。

 という訳で、昨日私はいつもの「ピアノ室」(上記写真を参照下さい。)にてのフルート自主練習と相成った。 それ自体に関しては何ら問題はない。
 ところが昨日「ピアノ室」を訪れてみると、部屋の様相がすっかり変わっていた。 ピアノは定位置に存在するのだが、その他の機種(録音機等々が置かれていた)が撤去され、良く言えば部屋がスッキリしている。

 さて、フルート練習を開始しようとしてやっと気付いたのは、今まで私が練習のために腰かけていた「背もたれ付き椅子」も撤去されていた事実だ。
 ここで参考だが、(先だって私が“斬り捨てた”)フルート講師氏の授業でも椅子は利用せず、立ったままの練習だった。 ただ講師先生は高齢の私に気遣ってくれ、「疲れたらソファーで少し休んで下さい」との声掛けをして下さったりもした。
 要するに素人が吹奏楽器練習をする場合、“立ったまま”の方が断然音が綺麗に出し易いのだ。

 一方、私が音楽スタジオにて自主練習をする場合、絶対的に「背もたれ付き椅子」に依存していた。 途中で敢えて立って吹いたりもするが、大方は「背もたれ付き椅子」に頼っての練習だった。

 そこで私はスタジオ受付に出向き、「以前置いてあった背もたれ付き椅子が無くなっているが、あれが欲しい」旨を正直に申し出た。
 そうしたところイケメンスタッフから返された回答とは、「ピアノ室での練習は、今後ピアノの椅子を利用して頂く事と変更しました。 ただ今回はお客様の申し出に従いまして、スタッフが利用している椅子をお貸しします。」との事だ。
 それを私自身が「ピアノ室」に運び入れ、フルート練習したものの…。

 スタジオ予約時間終了後、間髪入れず椅子を貸してくれたイケメンスタッフが「ピアノ室」を訪れて椅子を回収すると共に。 「今後は“折り畳み椅子”の配備を検討します。」とのご回答だ。
 正直言って、“折り畳み椅子”と“背もたれ付き椅子”とのフルート練習時の座り心地はまったく異なる事実に関し、私はすぐさま想像が付いた。
 ただ、そこまで改善策を提案してくれているイケメンスタッフに、それ以上の要望を出せるすべもない。

 今後の「ピアノ室」での練習スタイルが大幅に異なる事態を懸念しつつ、出口ロビーに行ってみると。
 大勢の若者ロッカー達が大騒ぎ状態だ…


 高齢域に達してフルート練習を再開しようなどとのとてつもない発想が出てしまった私こそが、そもそも間違っていたのか??
 それと並行して、若き世代のイケメンスタッフに“椅子が無くなっている”事態を訴えた時点で、私はこのスタジオにてフルート自主練する事を自ら困難にしてしまったのか!??

 帰り道、様々な今後のフルート練習に関するマイナーな思いが高齢域に達している我が脳裏を交錯したものだ。
 いやもちろん、当該音楽スタジオは総合的に判断してお気に入りのため、とりあえずは“折り畳み椅子”にて自主練習を続行する予定だ。
 ただ、「今後、折り畳み椅子でフルート吹くのか……」なる懸念は拭い去れない。

 
 本日は「憲法記念日」にして、私なりに語りたい話題も無きにしもあらずだったのだが…
 昨日我が身に降りかかった2件の「高齢者」関連「凶」事件を公開する事態になりましたこと、お詫び致します。

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