特別国会において政権が交代した昨日(9月16日)の朝、8月の総選挙で当選した1年生議員達が国会議事堂に初登院した。
ちなみに今回の選挙により初当選した新人は158名とのことで、過去最多記録を大幅に更新している。
先だっての「原左都子エッセイ集」の記事 “国会議員って、なったモン勝ち?” において、今回の選挙戦により“猫も杓子も”のごとく大量当選した(してしまった)新人議員達に、手中にする歳費(推定年収3,500万円也!)に見合った執務を遂行するよう叱咤激励する記事を記したところである。
総理や閣僚等、連立与党の幹部に関しては今後頻繁にマスメディアに登場する立場にあるため、国民はその“お手並み”をじっくりと拝見し評価することが可能である。 それに対し、新人議員たちは今後しばらくは表舞台に顔を出す機会はないであろうため、昨日の初登院時のマスメディアのインタビューを心待ちにしていた私である。
そこで今回は、昨日マスメディアで報道されたインタビューによる1年生議員達の“所信表明”ならぬ“初心表明”を取り上げ、原左都子が“いじわるばあさん”に変身して (えっ、変身しなくても十分いじわるばあさんだよ、ですって??) その表明の“揚げ足を取る”ことにする。
それでは、昨日のNHKの昼のニュースで耳にした新人4名(民主党の青木愛氏、福田衣里子氏、田中美恵子氏、そして自民党の小泉進次郎氏)のインタビュー内容を以下に紹介しよう。
元テレビタレント・歌手であり、保育士も経験しているという前参議院議員でもある青木愛氏。
ごめんなさい。 何をしゃべったのかがまったく記憶に残らないインパクトのない“初心表明”だったようだ。 またとはないせっかくの“初心表明”なのだから、国民に何らかの印象を残せる受け答えを時間を割いて熟慮しておけばよかったね。 残念~
元NGO共同代表との看板を全面に出しての立候補だった福田衣里子氏。
これはマイナスイメージでよく憶えているぞ。 開口一番、「先生とは呼ばないで、福田さん、あるいはえりちゃんと呼んで下さい。」 それから「国民の相談に乗ったり何でも悩みを聞いてあげられる立場でありたい…」何たらかんたら……
心配要らないよ。今時、国会議員を「先生」などと呼ぶのはあなたの側近だけだよ。国民の誰もがあなた達のことを「先生」などと思ってもいないよ。“初心表明”でいきなりこういう発言をすると、かえって「先生と呼んで欲しいのかな??」と思われかねないような特権意識が見え隠れしていて、嫌みったらしいよ。
そして「えりちゃん」は勘弁してよ。あなた、アイドルタレントとしてデビューするんじゃないのよ。天下の国会議員なのよ。もう少しそれを自覚しましょうよ。“福田さん”で十分よ。
それから、あなたはカウンセラーになる訳じゃないでしょ。恐れ多くも国会議員になったんでしょ。 しかも、28歳の若さで人の相談に乗ろうなんて言葉はおこがましいなあ~ 今後はもっと真摯な心で精進して欲しいものだぞ。
次は私が説明するまでもなく数々の奇異な経歴でその名を轟かせている田中美恵子氏。
なるほど、饒舌ではある。この辺が買われて立候補の話が来たのかな? 「政権交代が実現する歴史的な日に、議員として参加することを光栄に思う。」云々…。以外や以外、臆することなく堂々とインタビューに応えている。 ただ一言余計だったのが、自分の経歴に関する表明だ。聞かれてもいないのに自発的に「食べていくために、様々な職業を経験して苦しい時期を乗り越えてきている、どうのこうの…」あなた、まだ33歳でしょ。還暦過ぎてこのような発言をするならば多少の重みもあるけど、若い時期に苦労を積むのは誰しも同じなのよ。 経歴に関する発言は今回は避けた方がすっきりしてよかったのになあ。 自らの奇異な経歴に対する後ろめたさを苦し紛れに正当化したように国民に捉えられて、かえって墓穴を掘ってしまったところが残念~
自民党からは世襲、小泉ジュニアの小泉進次郎氏。
さすがにDNAは争えないね~。新人にしてその余裕に加えて、よくまあ次から次へと口から言葉が出てくるものだ。しかも兄は俳優とあって演技力もさすがだねえ~。 晴れた空を見渡しつつゆっくりと歩きながら「野球にとっての舞台がフィールドであるように、自分にとっての舞台はこの議事堂…。 自民党の国会議員は200人。イチローと同じように200で終わりではなく、200から始まる。」
親譲りの態度のデカさと口のうまさのみならず、今後は国会議員としての実力とハートもよろしくね~
(以上、朝日新聞9月16日夕刊記事も参照)
ふむふむ。
1年生議員の皆さんはおそらく(小泉氏以外は)まだ秘書を携えていないため、今回の“初心表明”を自分自身の言葉で語ったがために、マスメディアを通じて国民に未熟さ故の失態を晒したという結果なのであろう。
鳩山内閣自体が従来の官僚依存から脱却し、国会議員が主導権を発揮することを掲げ続けている。
どうか民主党の1年生議員の皆さんも、今後あなた達に就くであろう秘書の縁の下の力量に頼り自らの存在が形骸化することなく、国会議員としてのプライドの下に、国民の血税から支出される歳費(推定年収3,500万円也!)をドブに捨てることなくそれに見合う執務を誠心誠意実行して、いい国を作り上げてくれますように!
こんな“いじわるばあさん”の原左都子だって、あなた達が生まれる前から税金や社会保障料を何十年も支払い続けている一国民として、それを期待しているのだぞ。
ちなみに今回の選挙により初当選した新人は158名とのことで、過去最多記録を大幅に更新している。
先だっての「原左都子エッセイ集」の記事 “国会議員って、なったモン勝ち?” において、今回の選挙戦により“猫も杓子も”のごとく大量当選した(してしまった)新人議員達に、手中にする歳費(推定年収3,500万円也!)に見合った執務を遂行するよう叱咤激励する記事を記したところである。
総理や閣僚等、連立与党の幹部に関しては今後頻繁にマスメディアに登場する立場にあるため、国民はその“お手並み”をじっくりと拝見し評価することが可能である。 それに対し、新人議員たちは今後しばらくは表舞台に顔を出す機会はないであろうため、昨日の初登院時のマスメディアのインタビューを心待ちにしていた私である。
そこで今回は、昨日マスメディアで報道されたインタビューによる1年生議員達の“所信表明”ならぬ“初心表明”を取り上げ、原左都子が“いじわるばあさん”に変身して (えっ、変身しなくても十分いじわるばあさんだよ、ですって??) その表明の“揚げ足を取る”ことにする。
それでは、昨日のNHKの昼のニュースで耳にした新人4名(民主党の青木愛氏、福田衣里子氏、田中美恵子氏、そして自民党の小泉進次郎氏)のインタビュー内容を以下に紹介しよう。
元テレビタレント・歌手であり、保育士も経験しているという前参議院議員でもある青木愛氏。
ごめんなさい。 何をしゃべったのかがまったく記憶に残らないインパクトのない“初心表明”だったようだ。 またとはないせっかくの“初心表明”なのだから、国民に何らかの印象を残せる受け答えを時間を割いて熟慮しておけばよかったね。 残念~
元NGO共同代表との看板を全面に出しての立候補だった福田衣里子氏。
これはマイナスイメージでよく憶えているぞ。 開口一番、「先生とは呼ばないで、福田さん、あるいはえりちゃんと呼んで下さい。」 それから「国民の相談に乗ったり何でも悩みを聞いてあげられる立場でありたい…」何たらかんたら……
心配要らないよ。今時、国会議員を「先生」などと呼ぶのはあなたの側近だけだよ。国民の誰もがあなた達のことを「先生」などと思ってもいないよ。“初心表明”でいきなりこういう発言をすると、かえって「先生と呼んで欲しいのかな??」と思われかねないような特権意識が見え隠れしていて、嫌みったらしいよ。
そして「えりちゃん」は勘弁してよ。あなた、アイドルタレントとしてデビューするんじゃないのよ。天下の国会議員なのよ。もう少しそれを自覚しましょうよ。“福田さん”で十分よ。
それから、あなたはカウンセラーになる訳じゃないでしょ。恐れ多くも国会議員になったんでしょ。 しかも、28歳の若さで人の相談に乗ろうなんて言葉はおこがましいなあ~ 今後はもっと真摯な心で精進して欲しいものだぞ。
次は私が説明するまでもなく数々の奇異な経歴でその名を轟かせている田中美恵子氏。
なるほど、饒舌ではある。この辺が買われて立候補の話が来たのかな? 「政権交代が実現する歴史的な日に、議員として参加することを光栄に思う。」云々…。以外や以外、臆することなく堂々とインタビューに応えている。 ただ一言余計だったのが、自分の経歴に関する表明だ。聞かれてもいないのに自発的に「食べていくために、様々な職業を経験して苦しい時期を乗り越えてきている、どうのこうの…」あなた、まだ33歳でしょ。還暦過ぎてこのような発言をするならば多少の重みもあるけど、若い時期に苦労を積むのは誰しも同じなのよ。 経歴に関する発言は今回は避けた方がすっきりしてよかったのになあ。 自らの奇異な経歴に対する後ろめたさを苦し紛れに正当化したように国民に捉えられて、かえって墓穴を掘ってしまったところが残念~
自民党からは世襲、小泉ジュニアの小泉進次郎氏。
さすがにDNAは争えないね~。新人にしてその余裕に加えて、よくまあ次から次へと口から言葉が出てくるものだ。しかも兄は俳優とあって演技力もさすがだねえ~。 晴れた空を見渡しつつゆっくりと歩きながら「野球にとっての舞台がフィールドであるように、自分にとっての舞台はこの議事堂…。 自民党の国会議員は200人。イチローと同じように200で終わりではなく、200から始まる。」
親譲りの態度のデカさと口のうまさのみならず、今後は国会議員としての実力とハートもよろしくね~
(以上、朝日新聞9月16日夕刊記事も参照)
ふむふむ。
1年生議員の皆さんはおそらく(小泉氏以外は)まだ秘書を携えていないため、今回の“初心表明”を自分自身の言葉で語ったがために、マスメディアを通じて国民に未熟さ故の失態を晒したという結果なのであろう。
鳩山内閣自体が従来の官僚依存から脱却し、国会議員が主導権を発揮することを掲げ続けている。
どうか民主党の1年生議員の皆さんも、今後あなた達に就くであろう秘書の縁の下の力量に頼り自らの存在が形骸化することなく、国会議員としてのプライドの下に、国民の血税から支出される歳費(推定年収3,500万円也!)をドブに捨てることなくそれに見合う執務を誠心誠意実行して、いい国を作り上げてくれますように!
こんな“いじわるばあさん”の原左都子だって、あなた達が生まれる前から税金や社会保障料を何十年も支払い続けている一国民として、それを期待しているのだぞ。