歌手 西城秀樹氏の訃報を聞いたのは、本日昼過ぎの事だ。
その少し前に関東地方で地震があり我が家で震度2の揺れがあった後、NHK連続テレビ小説が始まる前の事だった。
テレビ画面にニュース速報のテロップが入り氏の訃報を流した後、ドラマの直前にアナウンサーが西城秀樹氏の訃報と地震関連臨時ニュースを直接伝えた。
偶然だが、昨日のNHKゲストとの対談番組「ごごナマ」のゲストが郷ひろみ氏だった。 (参考だが、私は基本的にはこの番組を視聴しないのだが、昨日はゲストが郷ひろみ氏だったが故に見ただけの話だ。)
その郷ひろみ氏の談話の中で、西城秀樹氏の話題が出た。 何でも過去に紅白歌合戦に出演した時に舞台で履くブーツを持参し忘れたのだとの事だ。 当時、舞台用のド派手なブーツを持参しているのは他に西城秀樹氏ぐらいしか存在しないため、それを借りたとの談話だった。
ところで、私は特段 西城秀樹氏、郷ひろみ氏、ついでに野口五郎氏(3人合わせて「新御三家」)のファンという事でもなかった。
ただ、周囲の女子達が「新御三家」を放っておく訳がない。 私が10代だった頃住んでいた郷里過疎地に於いても、「新御三家」の人気ぶりは物凄いものがあり、周囲の女子達がキャーキャー騒いでいた。
「新御三家」全盛時代はとにかくテレビの歌謡番組全盛時代でもあり、私もそれを好んで視聴していた。
この新御三家の3名と私は同学年だ。(特に郷ひろみ氏とは誕生日が1日違い。) 同じ時代を生き抜いている同輩との理由もあり、3名の活躍等々その生きざまをずっと見守って来ている私でもある。
以下に、ネット情報より西城秀樹氏の訃報に関する記述を紹介しよう。
「傷だらけのローラ」「YOUNG MAN」などのヒット曲で知られる歌手の西城秀樹さんが16日午後11時53分、急性心不全のため横浜市内の病院で死去した。 63歳。広島市出身。
1972年に「恋する季節」でデビュー。 「情熱の嵐」がヒットして人気に火が付き、郷ひろみさん、野口五郎さんと共に「新御三家」と呼ばれてブームに。「YOUNG MAN」は、アルファベットを両手で表す振り付けも話題を集め、大ヒットとなった。
代表曲は他に「激しい恋」「ブーメラン ストリート」「ギャランドゥ」
(以上、西城秀樹氏訃報に関するネット情報を引用したもの。)
西城秀樹氏に関しては、48歳、56歳の時に脳梗塞を2度発症。 右半身のまひや言語障害などの後遺症が残ったが、壮絶なリハビリで回復。 この4月にコンサート出演するなど最後までステージにこだわった。
同い年の私にとっては、氏の脳梗塞発症は実にショッキングな話題だった。 明日は我が身か
との恐怖心を煽られたものだ。 それでも壮絶なリハビリを乗り越えて来た西城氏だったのに、享年63歳で命を閉じる事になるとは実に無念だ。
本日西城秀樹氏の訃報に接し、原左都子なりの追悼を如何に実施するか考えた。
そして思いついたのが、西城秀樹氏ヒット曲を私なりに今一度振り返る事だ。
それでは本エッセイの最後に、原左都子が選ぶ西城秀樹氏トップ10(及びその歌詞の一部)を高らかに掲げよう。
1位 「ブーツをぬいで朝食を」
(帰らなきゃいけないと それがあなたの口癖 …… )
2位 「ブーメランストリート」
(銀色のブーツがアスファルトを蹴って あなたが駈けて行く …… )
3位 「恋する季節」
(雨の日の日曜は 我慢できなくて つぼみなら柔らかく 抱きしめよう …… )
4位 「炎」
(あなたの身体があまりにも冷たくて 心の熱さを探せやしない …… )
5位 「ギャランドゥ」
(くやしいけれど あなたに夢中 ギャランドゥ ギャランドゥ …… )
6位 「情熱の嵐」
(きみが望むなら! 客席から “ヒデキ!! の大合唱 )
7位 「激しい恋」
(やめろといわれても! 客席から “ヒデキ!! の大合唱 )
8位 「薔薇の鎖」
(薔薇の鎖が 二人を結ぶ ああ ああ あああ~ああ …… )
9位 「君よ 抱かれて熱くなれ」
(おっとっと、メロディラインは思い出すものの歌詞が出ない…… )
あれれ、トップ10と表題に掲げたのに、残念ながら9曲しか思い出さないなあ。
(いえいえ、ヤングマン など直ぐに思い出したけど、何分「集団嫌い」の原左都子故にあれを皆でやらされるのを昔から好まなかったのよ…… スミマセン…… )
脳梗塞に倒れるなどとの宿命を背負わされたがために、わずか63歳の若さで命を閉じざるを得なかった歌手 西城秀樹氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
貴方が「新御三家」の一人として歌謡音楽界で数々の素晴らしい楽曲に関わった事実は、今後も末永く語り継がれていくことでしょう。