(冒頭写真は、最近の朝日新聞広告欄より転載したもの。)
“iPS細胞”研究開発者でノーベル賞受賞者である山中伸弥氏も、ひょんなところで顔を出すようだが。
それは置いておいて。
「高学歴親という病」ねえ。
我が家の場合も、娘の両親である私と亭主共々その分類に入るのであろう。
我が娘にとって父である我が亭主の学歴は、大学物理学科博士課程まで修了した「理学博士」取得者。
この原左都子も大学医学部卒に加え。 30歳時点で入学した公立大学にて再び学び、大学院進学・修了後「経営法学修士」も取得している。
そんな我が夫婦が晩婚にて産んだ娘の“お抱え家庭教師”として、母であるこの私が娘大学卒業まで導いてきた。
参考だが、我が亭主は娘の教育に関しては私と共に共同スポンサーではあったものの、娘に対する実際面での教育には一切合切かかわっていない。 すべてを、母である私に一任してもらったと言って正解だろう。
で、何ですって??
この本は、その種の親どもをひっくるめて「高学歴親」と呼び、その皆が「病」だと言いたいのだろうか???
ちょっと待って、勘弁してよ!! だ!
我が家の場合は、そんな「病」に陥っている場合で無い程に、切羽詰まっていた!
晩婚高齢・超難産出産でこの世に産まれ出た娘が、運悪く“仮死産”。
その後2歳を過ぎた頃、案の定 専門医より「発達の遅れ」を指摘され。
とりあえず、専門筋に娘の相談や指導を一時お世話になったものの。
娘の持つ事情や現状を一番把握している母の私が、医学関係者・教育者であった事実が活きて。
この私が一手に一心に我が娘の指導・教育を遂行して来た。
そんな身にして勘弁して欲しいのは、決して我が子に対して教育熱心な親が皆 「高学歴親という病」にかかっている訳ではない、との事実だ。
お陰で我が娘はその後まっとうに大学まで卒業し、現在はIT技術者として活躍している。
当該本を全く読まずして反論を展開した点はお詫びする。
我が家の場合も、両親共々れっきとした「高学歴親」ではあるが。
冒頭写真内に書かれているような、
「オレオレ詐欺にだまされ」たり、「金銭感覚がズレて」いたり、決して「『間違った早期教育』」に走ったわけではなく。
ああ、「習い事」ね。 これは娘の適性を見てやらせたなあ。 お陰で未だに音楽やバレエ、美術鑑賞好きな大人になってくれている。
「子供には成功談よりも失敗談を語る」??
そんな暇も無い程に、とにかく娘の独り立ちを一心に願いつつ “サリバン母”の私は娘と二人三脚で誠心誠意歩んで来た。
今現在尚、年齢は離れているものの、仲良し母娘である事実が何より嬉しいと思える今日この頃だ。