原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

男(女も)が何でそんなに結婚を急ぐの??

2023年01月08日 | 仕事・就職
 冒頭から私事だが。

 私ほど 結婚を急がなかった人間はいないと思う程に、若き頃の私には結婚願望が欠落していた。

 いえいえ、この原左都子は恋愛感情は“人並み以上に?!?”旺盛で。 
 特に上京後は彼氏がいなかった期間が皆無と言える程に、恋愛三昧(騒動)をひたすら繰り返した人間だが…😜 
 
 その反面、私は基本的に学業や仕事での自己目標達成・成功願望が(おそらく他者の想像以上に)強く、その分野において自身が納得できるまで“結婚”などあり得ない! なる思想が我が心理の根底に確固と存在したものだ。



 本日午前中に、ネットにて見た情報の一部を以下に引用しよう。

 大手を飛び出し、時代先取りの33歳 「なりたい自分」なったけど
    2023年1月6日 11時00分
 3回目の転職で籍を置くコンサルティング会社に向かう=2022年12月23日

 やりたいことが見つからないまま社会人になった。
 10年のうちに、3回転職した。「安定」をなげうった先に見えてきた景色がある。
 東京都板橋区で暮らす33歳。
 京大大学院で金属材料を研究した。「社会貢献ができそう」という理由で大手の重工業メーカーに入った。
 配属されたのは火力発電所の設備を作る兵庫県内の工場。生産効率を上げるため新しい工法を検討したり、工法の変更に必要な試験を担ったりした。「社会インフラを支えている」という手応えがあった。
 ただ、何かを変えることに慎重な社風には、物足りなさも感じていた。

 入社して4、5年が経ったころ、職場でのふとした会話から「データサイエンス」という言葉を耳にした。
 これまでITとは無縁だった。でも、人工知能(AI)や機械学習、そんな未知の言葉が不思議と頭に残った。
 エクセルを使って集計していたデータを、ためしに、AIの開発に使うプログラミング言語の「パイソン」で処理してみた。新しい技術で何か新しいものを生み出したい。そんな思いで手を動かした。
 上司の反応は冷ややかだった。
 「いつものエクセルでやったほうが速いんやから、エクセルでやらんかい」
 有無を言わさぬ口調だった。
 「安定」捨てる決心 背中押した妻の言葉
 そういうことじゃないのに……。
 自分がやりたいことって、今の仕事なんだろうか?
 疑問は、いつしか頭の中を占拠するようになった。
 父親は一つの会社で勤め上げ…

 (以下略すが、以上ネット情報より一部を引用したもの。)




 原左都子の私見に入ろう。

 このネット情報を最初見た時は、単に30代独身男性の仕事上の気の迷い話かと軽く捉えていた。
 私が少し驚いたのは、この男性に「妻」が存在する事実だ。

 妻からのアドバイスは、「『安定』捨てる決意」との男性の背中を押す一言だったようだが。
 そうだとしても、現に妻がいる男性が「安定し軌道に乗っている仕事」を一旦捨てる決意を下すのは、簡単なことでは無いだろう。

 かく言うこの私も、30歳にしてまさに“軌道に乗っていた「医学」業務を自ら一旦休止している。 (私の場合は後にまた医学業務に舞い戻っているため、「捨てた」のではなく「休止」の表現が適切だろう。)
 その決断がスムーズに出来たのは、まさに私が30歳過ぎて未だバリバリの独身だったからに他ならない。 
 誰に断らねばならない立場でないことが幸いして、私は30代半ばから高校教諭の道程を歩めた歴史が燦然と存在する。
 その教師時代の最終時期に、見合いにて現在の亭主と知り合え成婚に至り、すぐさま一人娘に恵まれたものだ。
 またまたその後、一人娘が5歳になった頃にラッキーにも医学業務の仕事との巡り合いがあり、医学世界に舞い戻ったものだ。



 ネット情報内の男性に関して、気になるのは。

 妻の存在のみならず、ご本人が今回の転職に関して、
 「自分がやりたいことって、今の仕事なんだろうか? 疑問はいつしか頭の中を占拠するようになった。」なる疑問符が巡っている点だ。
 しかも、「父親は一つの会社で勤め上げ…」などと、こんなところで自身の父と比較し始めている始末…

 この男性は未だ33歳との若き年代にもかかわらず、自身が選んだはずの転職に関して頭をもたげ、(私に言わせてもらうならば)自身の父親と比較し始めるとの信じ難い行動に走ってしまっている。

 原左都子が思うに。
 もしもこの男性がバリバリの独身であったならば、もっと自由な発想で転職なり何なりへのチャレンジが叶ったのではあるまいか?


 結婚も出産もまったく急がず、あくまでも自分自身の学業や仕事の達成感や成功を最優先して生きて来て、それが大正解だったと自負する原左都子としては。
 そんな風に思ってしまうのだが…


 (途中、大文字部分がありますが、単に編集画面上のシステムエラーであり、原左都子としては何らの意図もありません。)