原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

私の現役時代の「肩書」は職が変われどいつも至って“明瞭”だった

2023年09月16日 | 仕事・就職
  (冒頭写真は、原左都子30代頃の職業だった「教諭」の身分証明書。 何の職業に就こうが 自らの外見的個性には常にこだわりがあった私だったため、教員の割にはド派手なヘアスタイルだったなあと、写真を見て振り返ります…)


 2023.09.13付朝日新聞  牟田都子氏による「落ち穂拾い」より、“肩書ひとつに宿る自分”と題する記事より、以下に一部を引用させていただこう。

 会社や組織に属さず仕事をしているので、活字化を前提にした取材を受けると「フリーランスの校正者」と書かれることが多い。 
 主体性の無さゆえ就職活動から早々にドロップアウトして、非正規雇用で食いつなぐうち、気が付けば今の働き方になっていた人間には、いささか荷が重い肩書だ。
 自らの意思でフリーランスという働き方を選び、腕一本で世を渡っている人も周囲には多い。 だからこそ、自分がそこに並ぶのはおこがましい… (中略)
 分子生物学者・福岡伸一さんの略歴からは、ある時「分子」の二文字が消えた。 実験と研究に邁進する日々を経て、「もっと総合的に生命のことを考えたい。文化や社会とのかかわりの中で生命感を深めたい」との思いが募り、「ふつうの生物学者に戻ろう」と決意したという。

 (以下略すが、以上朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 上記朝日新聞よりの引用文を読んだ直後の、原左都子の感想を書かせていただこう。
 
 「ふつうの生物学者」に戻られたとの、元・分子生物学者・福岡伸一氏に関しては、医学関係者としての活躍時期も長かった原左都子にして、当然よく存じているのだが。

 へえ、分子生物学者として世に大いに名を売られていた福岡伸一氏にして、御自身の「肩書」に関するそんな葛藤(と言う程ご本人にとっては大げさではなかったのかもしれないが)の時期があったのだ!! と、興味深く拝見申しあげた。


 その「肩書」に話題を戻そう。

 この原左都子など、現役時代には自分の名刺や冒頭写真の身分証明書のごとくの書面に於いて、「肩書」をどうしようか?? なるある意味では楽しい迷いの時間など皆無だったものだ。
  
 それもそのはず、上記写真の「教諭」もそうだが。
 私が携わった仕事のほとんどが、それ以外の表現の仕方が皆無である程に、世に一般的に蔓延っている職業であったからだ。
 この冒頭の「身分証明書」に関しては、当時通勤していた高等学校現場で作成して下さったものだが。
 突然「身分証明書」用の写真を映します、と告げられた際には、このヘアスタイルでOKかな、と私本人が尻込みした程だった。

 そして出来上がって来たのが、冒頭の「身分証明書」だ。
 これが当時職場の誰に責められることも無い程、この我が風貌は職場内で受け入れられていたと言えよう。

 生徒にも一番人気の女性教諭として、高齢域にしての出産退職まで当該高校教育現場で思う存分に活躍出来た事実こそが、我が誇りでもあり忘れ得ぬ学校現場での思い出でもある。


 我が医学経験も 教諭経験同様にずっと順調な道程を辿った事実を、その“正当”な「肩書」と共に語ろうと考えていたが。
 字数が既に多くなってきたため、次回以降に回そう。
 

政治家は国民から「あの人は人気が無いようだ」と思われると実際に人気が無くなるらしい

2023年09月15日 | 時事論評
 冒頭より、2023.09.11付朝日新聞記事「ぶらっとラボ “不人気”報道 不人気呼ぶ?」の一部を、以下に引用しよう。


 政治学者らが、ロシアのプーチン大統領を題材にした研究で冒頭表題の結論を出した。 メディアに圧力をかけたり、選挙結果を不正に操ったりする政治家がいるのは、このためかもしれない。 (中略)
 プーチン氏の支持率は、14年のウクライナ・クリミア半島併合後に80%を超える水準だったが、18年の年金制度改革をきっかけに落ち込み、調査時点では67%だった。
 調査では、被験者を三つに分け、一つ目のグループには何の前置きも無く、プーチン氏を支持するかどうか尋ねた。 
 二つ目のグループについては「ロシア人の大多数は大統領の活動を支持している」というポジティブな解釈を伝えた。 最後のグループには、逆にロシア人の3分の2しか大統領を支持していない。これは近年で最低の支持率だ」とネガティブな解釈を伝えた。
 その上で、それぞれの被験者にプーチン氏を支持するかどうか聞いたところ。 前置きが無かったグループでは、支持すると答えた人の割合は52~67%。 ネガティブな解釈を聞いたグループでは支持率がこれより6~11ポイント下がった。 ポジティブな解釈を伝えられたグループでは前置き無しのグループとほとんど変わらなかった。
 「人気があるから」という理由で権力者を支持している人は、人気がなくなれば支持をやめる。 こうした行動が国民の間で連鎖すると、支持率は急落し、政権は一気に崩壊しかねない。
 研究チームは「現職の政治家が、自身の人気についての国民の認識を形成する能力が非常に高い権威主義的な体制では、この現象は特に重要だ」と指摘している。

 (以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 ところで、今現在ロシアのプーチン大統領を、北朝鮮の金正恩総書記が訪問中だ。
 報道によれば、ロシアのプーチン大統領が、北朝鮮のロケット開発に協力する用意があるらしい。 ミサイル技術提供も示唆していると聞く。
 一方で金氏側も、ウクライナ侵攻を続けるロシアを全面的に支持する考えを示しているらしい。
 その両者が、軍事的関係を深める目的で今回の両者会談に望んでいるという。
 
 原左都子の単なる感想だが。
 このお二人、年齢差が激しければ、これまでの長期に渡る政治的バックグラウンド等々にも想像を絶するほどの違いがありそうに思うのだが。
 二人で会って握手して、会談で同意すればそれで済むという問題なのか??
 (いや、それで済ませねば、米欧に対する牽制力の増強に繋がらないのだろう。) 

 それぞ、怖い話だ…
 ただそうでもして軍事協力の約束を交わさねば、両国共々米欧に対抗している立場が保ちにくいのだろう。

 それにしても、今回のロ朝会談に対する中国の沈黙も気になるところだが…


 国際法を無視しての軍事侵攻で国際的に孤立を深めるロシア。
 核・ミサイル開発の手を緩めない北朝鮮。
 この言わば、今現在国際社会から批判を受け続けている両国が手を結ばないことには、悲しいかな両国の軍事立国の未来が成り立たないのであろう。


 
 最後に表題に戻るが。

 ロシアのプーチン大統領、北朝鮮の金正恩総書記。

 このお二人の“国内人気”の程は、どんなものなのかと探ってみても。
 そもそもお二人共々、“国民の人気”なる言葉とはかけ離れた立場の国家の長として存在しているとしか思えないところが辛い。
 国民側にとっては、「逆らえば殺すぞ!」との空恐ろしさ、と言うべきか…

 我が国に於いては、少なくとも最後に記した「逆らえば殺すぞ!」との態度が一国の首長に無いことに、今は辛うじて国民は安堵できるのかもしれない… 
 

郷里・観音寺のマチ子さんより “愛情たっぷり秋の宅配便” が届きました!

2023年09月13日 | 旅行・グルメ
 (冒頭写真は、本日午前中に郷里・観音寺のマチ子さんよりお届けいただいた“愛情たっぷり秋の宅配便”の中身です。)



 本日、郷里・観音寺のマチ子さんより宅配が届きました。

 8月には 梨(幸水)をお送りいただき、9月に入ってやっとそのお返し品をお届けした矢先、またもやマチ子さんよりのプレゼント宅配が到着しました。

 
 マチ子さんよりの宅配は、いつも特徴があるのですが。
 それは、まさに “母の愛情たっぷり” なのをひしひしと感じさせて頂けるのがその特徴です。
  こうやっていつもマチ子さんは、ご自身の息子さんお二人にも宅配を頻繁に届けておられるのだなあ、と私など想像します。

 その特徴とは、冒頭写真をご覧いただけると一目瞭然なのですが。
 とにかく品数豊富に、いろんな食材等々を組み合わせてお送りいただけるのが嬉しいところです。
 この私も郷里の出身のため、いつもマチ子さんからの宅配には“懐かしさ”も感じさせていただけます。
 「鳴門わかめ」「鳴門きんとき(さつまいも)」「ちりめん」「ほしいも」「阿波ういろう」「木頭柚子のくずきり」「れんこん」「梨」「半田素麺」……

 子供時代から我が舌が馴染んで来た食材ばかりです。
 いえいえ時代が進化して、すべてが昔より格段に美味になっているのに感嘆させられます!!
 特筆するべきは、「干しいも」の何とも美味なこと!! 昔私が味わったものと比較すると絶品とも言える美味しさです。😃 



 加えて、マチ子さんはいつもご自身撮影の「蓮の花」写真もお手紙共に同封して下さいます。

 それらの写真の美しいこと!!
 以下に列挙しましょう。

           


           

           


           

           
 この一番下の写真には、マチ子さんが暮らされている「観音寺」が遠方の左端にお寺前の大木と共に映っています。 (ちょっと小さくて分かりにくいですが…)



 マチ子さんには、いつも厚遇していただいてばかりの私ですが。

 10月後半になりましたら、久々に郷里旅行を予定しておりますが。
 その際に、必ずマチ子さんが暮らされている観音寺を訪問させていただき、我が医学部恩師・中村先生(マチ子さんの故ご亭主)の墓前にお参りさせて頂きます。

 マチ子さんとの10月の再会が、心より楽しみな私です!! 


現在の病院医療に於いては 患者側の「コミュニケーション能力」こそが問われている。

2023年09月12日 | 医学・医療・介護
 ここのところ朝日新聞紙上では、「差額ベッド」問題が盛んに取り上げられている。


 それらの中で、2023.09.09付の「差額ベッド料」問題を取り上げた記事内に、以下の記述があった。

 「自分が医療を受ける主役という自覚を持つこと。 患者のニーズも多様化し、入院する部屋だけでなく治療方法も含めて患者が選択する機会が増えた。 受け身の姿勢ではなく『私はどうしたいのか』を確認する『意識化』と、相手に伝える『言語化』が必要。」
 「医療者に依存するのではなく、人間関係を良好に保ち、うまくコミュニケーションをとる。『差額ベッドの支払いに納得できない』という病院にとって困るメッセージを、人間関係をこわさずに伝えられるのか。 患者が『賢くなる』努力とコミュニケーション能力が問われている。」

 (以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 原左都子の私事に入ろう。

 この私も、8月中旬に左膝挿入針金除去手術のために3日間入院したが。
 その時の病院内の出来事等々を綴り公開している。
 その中から、医療従事者と私とのやり取りを綴った部分を以下に反復させていただこう。


 まずは、2023.08.18付「入院中の麻酔科医師とのバトル論争」より。
 
 その麻酔科医師は我が病室へやって来た。
 そして、様々なインフォームドコンセントの内容を私に振りかけて来る。
 参考だが この医師先生に関して記述すると、年齢としては40代くらい?の男性で、とにかく人の話を聞くと言うよりも自らが多弁なタイプのようだ。
 こちらとしては、その話を一通りお聞きした上で。
 当然ながら、質問に入った。(私の場合 医学関係者でもあり、決して相手の話を丸のみにして承諾するという事は無い。)
 特に記憶が鮮明なのは、「尿カテーテル挿入」に関してだ。
 (後で思えば、その話題を何も“麻酔科医師先生”に振ることは無かったのだが…。 いやただ、この麻酔科医師先生にとっては重要要件だったようだ。)
 この麻酔科医師先生との会話の中で、私が国立大学医学部出身者でパラメディカル分野の一つである「臨床検査技師」国家資格を取得している事実を公開する成り行きとなった。
 これが麻酔科医師先生にとって随分とサプライズだった様子で、こちらこそが そんなにサプライズか!?!と驚いた程だ。😱 
 一旦話題がそれに移ってしまって、麻酔科医師先生が事の詳細を尋ねる。
 それに応えつつ、例えば「臨床検査技師制度が発足して真新しい時代背景だった事(我が出身大学医学部にてその専門コースが新たに創設されて、私は3期生だった話。 国立大学医学部には今に至っては必ずやパラメディカルコースが存在する事実、等々)」を話すと、興味深そうにいろいろ追加質問が出る。(ということは、この麻酔科医師先生は私学医学部のご出身だろうか??? などと思ったりもしたのだが…)
 昔の医師は、こんなことは絶対に無かった。
 例えば町医者医院にて診察を受けた際に、口がすべって「私は臨床検査技師ですが、どうのこうの…」と我が医学見解を述べ始めたりしたものならば、何故か即座に立腹し始めてその後診察にすらならなかったものだ… こちらとしても二度とその医院へは行かなかったが… 
 要するに、医師先生としてのプライドがおありなのだろう。 (たかがパラメディカル職員の分際で、医師に対して意見するな!!!)といったところであろう。
 さて それから2時間程が経過して、再び当該麻酔科医師先生が“血相を変えて”😡 私の病室へやって来た。
 (麻酔科医師先生が、幾度も患者の病室を訪れるのは至って異例のことだと思うが。)😵 
 どうやら、手術中の「尿カテーテル」挿入に関しての反論意見をわざわざ私に訴えに来て下さったようだが。
 と言うのが、その後、私の手術担当看護師氏が我が病室を訪れた際に、我が希望である「尿カテーテル使用はできるだけ短時間で済ませて欲しい」旨の嘆願をさせていただいた。 話すと長くなるが、この尿カテーテルの副作用で過去に重度膀胱炎を患うはめになったりしている身故だ…
 我が病室へお越し下さった麻酔科医師先生曰く、「患者側で勝手な希望を出されては困る! 少なくとも麻酔が効いているうちは尿カテーテルは入れておくべきだ。 その理由として、例えば未だ麻酔が効いている段階でカテーテルを外して歩いてトイレへ行った際に事故が起こる危険性が高い。(それに関しては、私も全く異論は無い。 その判断、すなわち麻酔が切れた判断を私は自分自身でおそらく可能なので、それを聞き入れて頂きその際にすぐにカテーテルを外す許可をいただきたい。)旨を麻酔科医師先生に伝えるのだが…
 既に聞く耳を持たなくなっている医師先生は、「あなたも医学関係者ならば、そんなことは理解できるはずだ。勝手な行動は許し難い!」と半ば怒りつつ部屋を去られていった…
 私側としては、「わざわざ病室までお越し下さりありがとうございました。」と結んでおいたが。

 後日談だが、この麻酔科医師は翌日の我が手術にはやって来ず、別の女性の麻酔科医師氏が麻酔を担当して下さった。 
 その理由に関しては不明のままだが、患者側の私としては都合が良かったといえるだろう。 
 やはり患者側としても、前日の論争バトルの決着がつかないまま手術時の麻酔を担当して下さっても困惑するばかりであっただろう。



 もう一件、2023.08.19付「執刀医と始終会話にてコミュニケーションを取りつつの左膝…手術でした」に関しては、エッセイ内容の反復を控えるが。

 手術中に執刀医先生とコミュニケーションをとりたいがために、原左都子自身が希望してあえて局部麻酔を選択したものだ。
 その我が思いが叶ったというのか、執刀医師先生が積極的に患者とコミュニケーションを取って下さりながら手術を進める方で十分にラッキーだった!
 お陰様で、手術中も何らの不安も無く安心して過ごせたことに、今尚感謝申し上げている。



 最後に表題に戻そう。

 私の場合は元々医学関係者であり、医療従事者と医学専門事項に関してやりとりすることには何らの抵抗も無い。
 加えて今の時代は医療界こそが十分に進化していて、患者からの問いに必ずや応えて下さる態勢も整っているようだ。

 これを有効利用しないのは実にもったいない!

 たとえ医学素人の方々であろうが、とにかく質問したいことは医療専門家にどんどん質問するべきであろう。

 まさに現在の医療界に於いては、患者側の「コミュニケーション能力」こそが問われていると言って、過言でないだろう。

 いや、これに関しては病院差が今尚激しく、特に中小医院等々に於いては医療側が未だに患者側の質問を受ける体制が整っていないのかもしれないが。

 それでも患者側こそが勇気をもって医療者に問いかけをするとの行動を起こす時代に確実に入っているものと、私は期待したい!!
 

急ですが、10月後半期に我が郷里へ旅に出る段取りとなりました!

2023年09月10日 | お金
 今回の郷里旅行の発端を語ると。

 郷里の自立支援施設にて暮らしている実母が、既に10年程前より郷里の四国霊場5番札所「地蔵寺」に永代供養墓を購入しているのだが。
 参考だが、69歳の若さで急逝した我が父もこの「地蔵寺」の永代供養墓に実母が入れている。
 その父の隣に、実母自らが自身の永代供養墓を購入したとのいきさつだ。

 その実母が90歳を過ぎた頃から言い始めたのが。
 「近いうちに〇子(私の事)が郷里まで来て地蔵寺を訪れて、自分の永代供養のお願いをして欲しい」とのことだった。

 それを言われた時は、(そんなもん、実母が死んだときに直接お願いすればいいだろうに。😣 )だったのだが。
 どうも我が過疎地郷里では、たとえ永代供養にせよ、それをお願いしている母自身の葬儀にも必ず永代供養寺のお坊さんを読んで、お経を唱えねばならないらしい。 (参考だが、その費用がな、なんと!! 2~30万円必要と言うではないか!!) 
 これ、単にぼられてる!! と言うのが私の正直な感想だが…
 叔母のさっちゃん(私が親戚筋で唯一信頼している人物だが)のアドバイスでも、「田舎には田舎の風習がある。 それに従っておくのが後々安泰だ」とのことだった…

 まるで、ぼったくりに遭っている感覚しか抱けない私ではあるが。
 信頼するさっちゃんにまで忠告されては、それに従わねば喧嘩を売る結果となるし…  まあその費用は、実母が残した遺産でまかなや済むか… なる諦め感覚でそれに従うこととした。



 別件だが、本日私が大好きな郷里のマチ子さんよりお電話を頂いた。
 その電話の用件とは、夏にマチ子さんより頂戴した贈り物のお返しを、遅ればせながら(と言うのもマチ子さん曰く、夏のその日の時点ではお寺の檀家からの贈り物が境内に所狭しと置かれているので、お返しはご遠慮願いたい、との嘆願だった。)
 それでは時期を見計らって、と考えた私は、9月中旬の今こそ、そのチャンスか!!と考えた訳だ。

 そして、本日その我が贈り物が届いた御礼をマチ子さんからお電話にて頂戴したとのいきさつだ。
 時は既に秋に移ろいでいたため、私の選択で真知子さんへは「栗もの」のお菓子をお贈りしたのだが。
 マチ子さんが喜ばれて曰く、「亡くなった主人(我が医学部恩師に当たる方だが)の好物が栗でした。主人もとても喜んでおります!!」
 いつもながら、スマートで温かい対応をされるマチ子さんとの会話をしばらく楽しませていただいた後に。 
 私から告げた。 「10月後半頃に私は必ずや郷里へ行きます! その際には航空機を降り立った直後に、いつも通りマチ子さんが暮らしていらっしゃる観音寺を真っ先に訪問させていただきます。 マチ子さんにお会いできるのがとても楽しみです!!」



 そんなこんなで 我が郷里への旅のきっかけが、マチ子さんとの会話にて掴めたとのいきさつだ。

 私の膝も、その頃には航空便にて旅に出れる程に回復していることであろう。
 
 とにかく、大好きなマチ子さんと再会できるのが本気でとても楽しみな私だ。

 実母のことは二の次、とは言ってられないが。
 実母が望む、生前の「永代供養墓」地蔵寺ご挨拶も、滞りなくこなして来ようではないか!

 えっ? その事前挨拶に一体如何程の「札束」を用意すればいいの!!??!?