原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

病院入院中の義母が患っている「硬膜下血腫」 、ネットで調べてみました。

2024年07月10日 | 医学・医療・介護
 本日も義母の息子である我が亭主は、義母が「硬膜下血腫」にて入院中の病院へ見舞に行っています。


 留守番の私は、「硬膜下血腫」の病態について調査することにしました。

 
 とりあえず、ウィキペディア情報より引用しましょう。


 急性硬膜下血腫(きゅうせいこうまくかけっしゅ、acute subdural hematoma)とは短時間のうちに硬膜と脳の間に血腫が形成された状態のことであり、頭部外傷としては重症に分類される。
 クモ膜下腔にある架橋静脈の破綻や静脈洞の破綻によって硬膜とクモ膜の間に生じた静脈性の出血が血腫を形成する。
 急性硬膜下血腫は、2つに分類される。1つは脳挫傷を伴い、この挫傷部位から硬膜下へ出血するものである。もう1つは脳挫傷を全くもしくはほとんど伴わず、脳と硬膜を連絡する静脈の断裂によって生じるものであり、代表的なものに小児の傍矢状洞部に生じる急性硬膜下血腫がある。
 脳挫傷を伴うことが多い。
 症状
受傷直後より意識障害を呈することが多々ある。 めまい、嘔吐、悪心なども起こす。脳圧亢進のため脳ヘルニアが切迫すれば除脳硬直、瞳孔不同が出現する。
 診断
頭部CTやMRIにより、血腫を三日月状(又は凸レンズ状)の高吸収域としてみとめ、血腫の圧排のために時間の経過とともに「midline shift(脳の正中偏位)」がみられる。
 治療
静脈の断裂による症例では、緊急に開頭し血腫除去を行い、続発する脳浮腫へ対処する。脳浮腫に対しては薬剤グリセリンを使用。脳浮腫が大きくなると脳ヘルニアの危険性が増す。
脳挫傷を伴う症例では、血腫除去の他にステロイドの脳圧降下剤を投与、時として挫傷脳の切除や減圧開頭術の併用も行われる。手術適応の有無は、症例ごとの状態や血腫の大きさ、脳挫傷の程度により決定される。
 予後
早期に開頭血腫除去術をおこなっても症例にもよるが、脳挫傷や外傷性クモ膜下出血を併発している例では予後不良が多い。脳挫傷を伴う症例の予後は血腫量だけでなく、脳挫傷および続発する脳浮腫の程度によって左右される。
静脈の断裂による症例では一次的損傷が少ないにもかかわらず、特に乳幼児の場合には、出血が急速であれば予後は極めて不良である。

 (以上、ウィキペディア情報より引用したもの。)



 義母の場合は そもそも「認知症状」が重度であるため、病院の医療者皆さんのご苦労の程が十分に想像可能だ。

 先程 病院から帰宅した亭主が言うには。
 病室で寝ている義母が、亭主を認識できているかどうかが不明との話だ。

 この現象に関して私が思うに。
 いつも暮らしている施設へ亭主や私が訪問した場合には、辛うじて身内と認識できる能力があるのに比し。 場所が病院との異質の場であり、さらに脳内出血を起こしている今現在においては、その能力すら欠落しているものと想像する。

 そして亭主が言うには、義母は相変わらず身に装着されている医療器具のチューブや電源類を自分の身体から剥がし取ろうと必死の様子だ!
 (気持ちは十分にわかります! この私も 左膝骨折の2度めの入院時の退院前夜には、“医学者としての“もう大丈夫!”との確信犯”で すべてのチューブや電源類を身から外しましたもの!!)
 ただ義母の場合は、現時点でそれを外すと医療措置に多大な支障を来すため、簡単には外し取れない措置が施されているらしい。😵 


 義母の場合、「脳挫傷」は伴っていないのかもしれないが???

 とにかく「硬膜下血腫」との確定診断を受けていて、脳内の複数個所にその症状が出ていることが明白な今。


 義母さん。  
 そもそも重い認知症を抱えていて訳が分からないなりにも、この局面を医療従事者の皆さんに支えて頂きながら乗り切りましょう!!

 (それにしても認知症状がある身にして医療行為を受けざるを得ない立場の患者の苦痛の程と、医療現場の大変さを思って余りあります… )
 

昨日緊急入院した義母の脳内に「硬膜下血腫」が複数見つかったようです…

2024年07月09日 | 医学・医療・介護
 昨日夜 公開した義母の緊急入院に関するエッセイを、以下に再掲載させていただこう。


 本日(昨日)夕刻 義母施設より、義母が施設内で転んで頭を打ったとの連絡があり。
 つい先ほど、病院に運ばれた義母の容態連絡が義母入居施設担当者よりありました。

 その内容とは、表題の通り「脳内出血で緊急入院」とのことです。
 とりあえず、亭主が義母入院中の病院へ現在駆けつけていますが。

 その義母の息子である我が亭主とて、既に70代前半の“立派な”高齢者であるのに…
 自身の体にムチ打って、義母が運ばれた病院に駆けつけています。

 今夜 亭主が帰宅後、義母の容態を十分に聞きますが。

 明日は、この私も義母入院病院へ駆けつけねばならないかもしれません。

 この猛暑の時期に。  私も、身体が休まる暇もありませんが。

 身内に認知症高齢者を抱えている事実とは、こんなものなのでしょう…

 (以上、昨日公開したエッセイを再掲載させていただいたもの。)




 さて、本日も朝から亭主が義母の入院先を訪れた。

 そうしたところ 医師の説明によると、表題の如く「義母の脳内に複数の『硬膜下血種』が発見された」とのことだったようだ。

 
 この「硬膜下血腫」、最近お亡くなりになった売れっ子漫画家の鳥山明氏とやらも、これが原因で亡くなったようだ。
 以下に、これに関する情報を引用する。 
 発表によれば、死因となった病名は「急性硬膜下血腫」とのことですが、この病気は「硬膜」という脳と脊髄を覆う膜と脳の間に出血が起こり、それによって脳が強く圧迫された状態を指します。
 主な発症原因は頭部外傷で、高所や階段からの転倒、交通事故などによって強く頭を打ち付けて脳挫傷(脳が傷ついた状態)となり、これが原因で急性硬膜下血腫などを引き起こし、手術を受けた場合でも死亡率は7割近く、社会復帰出来る人の割合は2割弱とも言われ、予後が非常に悪い病気とされています。
 鳥山明さんが急性硬膜下血腫を発症した原因など、現時点で詳細は明らかにされていませんが、発症原因のほとんどは頭部外傷によるものとのことで、転倒事故が原因で亡くなられた可能性があります。 (中略)
 鳥山明さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。
 
 (以上、ネットより一部を引用したもの。)


 漫画にはほとんど興味の無い原左都子だが。
 この鳥山明氏作の漫画は知っている。
 それにしても鳥山氏と原左都子が同い年であることを、今始めて認識した。😨 😵 

 そうなんだなあ。
 そう言えば この原左都子も、一昨年秋に路上で転倒して救急搬送された際に、一時脳内から記憶の一部が飛んでいたものだ。
 それが、当初は救急病院では一番の課題だったものだ。
 搬送後すぐに「脳内CT検査」と相成ったものだった。 その結果が「特段異常無し」だったが故に、我が救急搬送室内にての対応が後回しにされたものだった… (骨折が左膝一箇所であり、その日は病院から松葉杖を貸与され家まで帰されたなあ…)


 話題を、義母の「硬膜下血種」に戻そう。

 亭主の話によると、表題の通り義母の脳内には複数の「硬膜下血種」が見つかったそうだ。
 主治医先生が亭主に曰く、「お母さんの場合、どうやら過去にも何度も転んだ等々の理由で脳内に新しい血種、古い血種等 幾つもの『硬膜下血種』の存在が認められました。 とりあえずは最低1週間程は入院して頂き、その精査をすることと致します。」

 との訳で、義母の入院は長引きそうだ…


 その義母だが、昨夜入院して真っ先に自らが実施した事とは。 
 身体中に張り巡らされた「点滴」等々のチューブを引き抜くとの思い切った行動に出たようだ!!😱 


 この義母の奇行に関しては、原左都子は重々納得だ!!

 私も左膝複雑骨折 針金除去手術後の翌日に、早くも退院を迎える予定の身で。
 あの身体に張り巡らされたチューブの鬱陶しさに後一晩であれ耐え切れず、それらを自主的に引き抜くとの行動に出た故だ!!
 ただ私の場合は、医学関係者である事実が看護師氏等々にバレていたのか!?? その行動をとがめられるでもなく、チューブ無しでの最後の一夜をのびのびと過ごせたことが、後々の回復に大いに功を奏したと結論づけている。


 とにもかくにも義母の場合は、脳内に「硬膜下血種」が複数存在する事実が明らかに判明している身だ。

 どうか認知症を抱えながらも、病院医療者の措置に従って入院暮らしを全うして欲しいものだ。


都内高齢者施設入居中の義母が施設内で転び頭を打ち「脳内出血」で緊急入院!

2024年07月08日 | 医学・医療・介護
 まったくもって高齢者(特に認知症症状のある身内)を抱えていると、いつ何時何が起こるか予想ができない状況下にあります。


 本日夕刻 義母施設より、義母が施設内で転んで頭を打ったとの連絡があり。

 つい先ほど、病院に運ばれた義母の容態連絡が義母入居施設担当者よりありました。


 その内容とは、表題の通り「脳内出血で緊急入院」とのことです。

 とりあえず、亭主が義母入院中の病院へ現在駆けつけていますが。



 この猛暑の中、身体が休まる暇もありません。

 その義母の息子である我が亭主とて、既に70代前半の“立派な”高齢者であるのに…

 自身の体にムチ打って、義母が運ばれた病院に駆けつけています。


 今夜 亭主が帰宅後、義母の容態を十分に聞きますが。


 明日は、この私も義母入院病院へ駆けつけねばならないかもしれません。


 この猛暑の時期に。


 私も、身体が休まる暇もありませんが。

 身内に認知症高齢者を抱えている事実とは、こんなものなのでしょう…
 

「東京都知事選挙」行ってきました!

2024年07月07日 | 時事論評
 本日2024年7月7日は、私が郷里から上京後40数年の年月(あっと!途中7年間程横浜市にて住居を構えた時期があったため、正確に言うと40年足らずの年月ということになるかな。)暮らしている東京都の都知事選挙の投票日だった。


 ここのところ、東京に限らず全国規模で「猛暑日」の厳しい暑さが続いているが。
 本日もその例外ではなく、朝から軽く30℃を超える猛烈な暑さが襲っていた。😡 


 実は今回の都知事選に関しては、(正直に言うと)直前まで選挙に行くか否か迷いがあった。
 と言うのも 詳述は避けるが、「是非共この人に投票したい!!」なる候補者が存在しなかったが故だ。
 いえいえこの心理に関しては、私のみならず。  特段の贔屓政党等が無い方々は同様の思いではなかろうか??

 そんな中 選挙公報等々を見つつ、「今回はこの人にしとこうかな??」なる自分なりの投票対象者を決定するのが、大抵の選挙人の行動パターンではなかろうか???  


 大変失礼な言及をお詫びします。
 支持政党が確固とある方々や、贔屓の候補者がおられる方にとっては、選挙当日は俄然張り切って投票に行かれることであろう。


 
 で、どうして本日の都知事選挙へ行こう!と私が突如として俄然張り切ったのかを説明しよう。

 朝からパソコンを覗いていて、ネット上に「都知事選」に関する話題が取り上げられていたのだが。
 それによると、投票数において上位に食い込みそうな候補者の中で私が絶対的に支持したくない候補者が、事前予想では「大した得票数が望めない」との記述があったのだ!
 そうか!、そうなるとだ。
 私としては特段 喜んで支持はしていないが。  都知事としてある程度活躍してくれそうな候補者が、ネット予想では もしかしたら上位争いをしそうであると判断できた !!、という訳だ。😃 


 それならば、貴重な一票をその人物に投じても良いとのことだ!?!

 それからの我が行動は素早かった。

 そそくさと外出着に着換え、化粧もせずマスクと伊達メガネをかけて選挙会場へ出掛けた。 (この選挙会場が、我が娘がこの地に転校後通った公立小学校なのだが。 我が家から徒歩2分と近いことも選挙投票理由の一つだったのだが。)

 いやいや、朝からの猛暑にもかかわらず、選挙会場である公立小学校への道程が投票者で溢れている。
 (一般市民の皆さんて、意外と選挙に対して真面目なのだなあ…)なる無責任な感想を抱きつつ、選挙会場である小学校へ到着した。
 
 そして 短時間で投票を済ませ、またもや猛暑の中 程近い我が家への家路についた。



 選挙の後の楽しみとは、それの「開票速報」に決まっているのだが。

 今夜8時から 私が住む東京では、「都知事選開票速報」がNHK総合テレビにて放映される。

 都知事選のお陰で、今夜の楽しみが一つ増えた気分だ。

 ところが選挙開票速報とは、テレビ放送が始まるや否や各方面の綿密な事前予測により「当選者」が冒頭で発表される事実とのことだろう。

 まあそれでも、今夜8時からのNHK総合テレビにての「都知事選開放速報」を楽しみにしていよう!


大学理工系学部での「女子枠」設定、私も反対派だ!

2024年07月06日 | 教育・学校
 この原左都子も国立大学医学部パラメディカルコースの出身者であるため、「理系」学部に通った身であると言えるが。


 この私が通った理系の 医学部パラメディカルコース には 当時女子学生が多かった記憶がある。

 特に看護学部など、学生のほとんどが女子だった記憶がある。
 参考だが私が選択した「臨床検査」コースも、当時は女子学生が多かった。 現在に至っては、男子学生が急激に増加している様子のようだが。

 高齢域に達して、骨折などしでかして病院入院を経験せざるを得ない私だが。
 特に、我が専攻だった「臨床検査技師」分野の男性比率が大幅に上がっている現状に驚かされたりもする。



 さて、話題を大学理工学部での「女子枠」設定に戻そう。

 早速、2024.06.14付朝日新聞記事「広がる女子枠 その先は」の中から、「『女子枠だから合格』は嫌 就職の姿示して」 より一部を以下に引用しよう。

 女子枠の広がりを、高校生や高校側はどう受け止めているのか。
 某塾が実施したアンケートによると、回答者約2400人のうち、賛成が65%,
反対が35%だった。 記述欄には「女子の進学の幅が広がる」など歓迎する声の一方、「募集定員を男女で区別することこそが差別」との意見もあった。
 高校側の受け止め方も様々。
 某私立進学校の教諭は「女子枠だから合格したと思われるのが嫌で女子枠のある大学は受けたくないという生徒もいる」と言う。
 生徒の半数以上が理系に進む公立女子の教諭は、「女子は理系と言っても、資格の取れる医学や薬学系への希望が多い。」等々と話す。 
 女子への理系教育を積極的に採り入れている某私立中高校長は、「大学の理系分野に女子が進学し易い環境が広がることは、生徒にとっても国に取ってもいいこと。 ただ、多くの生徒も保護者も教員も、特に工学系について大学の授業や研究、卒業後の仕事のイメージを持てないのが実情だ。 大学側はどんな研究があるのか、卒業後はどんな職につけるのかをもっと発信して欲しい。」としている。

 (以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)




 原左都子の私事及び、私見で締めくくろう。

 上記引用文内の、某私学高校・校長がおっしゃる通りであろう。

 この私が進学先として、医学部パラメディカルコースのひとつである「臨床検査技師」コースを最終的に選択した理由も、当該校長の御意見通りだったものだ。

 私の場合は元々 中学生時代から「数学」が得意で、高校進学後は「理系コース」一筋だったのだが。
 いざ、大学学部選択段階になって何故「医学部」を専攻したのかと言えば、まさに確実に「国家資格」をゲットできる分野だし、先々の就職が確約されているがごとくの進路先だったが故だ。😠 
 (いえ、正直言って「工学系」にも興味津々だったものだ。 ただ当時の工学部専攻女子学生とは全体の1%にも満たなかったと記憶しているし。 上述のごとく、工学部にて取得できる明瞭な「資格」が分かりにくかったような記憶もある…??)

 そして国立大学医学部に入学した私は、確実に「臨床検査技師」免許を取得後、医学分野で長年活躍を続けることが叶ったとの道程だった。



 そんな我が人生を振り返りつつ、再度「理工系学部の女子枠」設置に関して考察してみよう。

 そうだなあ。
 各大学理工学部がどうしても女子枠を拡大したいのならば。
 例えば、卒業後如何なる「資格(できれば国家資格)」を取得可能なのか。
 あるいは、その資格の下に世の工業界にてどれ程の輝かしき活躍が可能なのかを、女子高校生に明確に提示することこそが急ぐべく優先課題ではなかろうか?!?

 実際問題、この私も遠い過去に工学部の場合それが全く不透明であったからこそ工学部受験は避けて。 
 それら条件に対する絶対的達成目的感があった「医学部」進学を決定したようなものだ。

 今の時代は特に、安易な理由で大学側が「女子枠」拡大を目指すなど危険性のみが大きいのではなかろうか???

 理工学分野における「(国家)資格制度」の充実や、業務の明確度を上げる等々の努力を施した後に、その制度を立ち上げても遅くは無かろう。