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事実上の放送禁止曲?            あんころもち

2011年10月29日 10時37分07秒 | Weblog
 今更ながらですが、少女のアイドルグループが巧妙な商法でその勢力を競い合っているなか、以下のグループのこの曲は実質上のの放送禁止扱いです。
 今夏のフジロック・フェスティバルからも降ろされました。
 そのグループ名は「制服向上委員会」です。
 ニュースとしてちらっと紹介はされても全曲が流れることはありません。
 ここに再録いたしますから聴いてみてください。
 彼女たちは「歌わされている」のではなく、自分たちが今訴えるべきことという自覚をちゃんともっているようです。

     

 *「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」(2011年8月15日発売) 
  http://www.youtube.com/watch?v=ly_i8f-j0xU

 *以下は彼女たちのオフシャルサイトです。

  http://www.idol-japan-records.net/ski/

    
コメント (3)
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随筆紹介  「ステテコ・シャレテコ」   文科系

2011年10月29日 03時31分02秒 | 文芸作品
 今日も同人誌仲間の作品を紹介します。今回は、S・Hさんの作品。以前に「病院の姥たち」「自動車学校」を、最近では「ずぼら日和」をここにもご紹介した作者です。僕にとっては、市井の弱者のためにさりげなく語る世相批判が歯切れよくって、楽しいお姉さん。男には見えにくい面白い生活場面をよく書いてくれます。

   ステテコ・シャレテコ   S・H
 夏です。暑いです。スーパーの男性用下着売場はシャレテコの花盛り。シャレテコはステテコに色と模様を付けたものだ。ステテコよりお洒落だというので名付けられたそうだ。着用マネキンが大いばりで売れ筋コーナに陣取っている。黒地に団扇。黄色に赤の花模様。オレンジ色は紅蓮の炎柱の派手模様。青地に白い雲の模様のシャレテコには、わざわざ当店、売れ筋NO2の大判シールが張りついている。おそらくNO1は売り切れたようだ。
 三年前から店頭に遠慮がちに並んでいたシャレテコが、今年は表舞台に登場となった。
 世の奥様達が、ステテコ姿で家のなかを歩く連れ合いを 〔だらしない。みっともない〕の代表格に押し上げ猛攻撃した。これは売れると、女性発言に企業が相乗りした結果だ。
 新聞の投書欄で、シャレテコ着用で連れ合いが男を上げたと、女性投稿者が自分のセンスのよさを自慢していた。下着一つで、人の値打ちが上がったり下がったりするかな?
 着用する側の男性投稿者も、奥様が選んでくれた模様入りシャレテコなら、宅急使の受け取りに出ても恥ずかしくないと満足な様子。配達のお兄ちゃんが、いちいち、客の家着にまで目を光らし、品物を手渡すのかな?と、笑えた。
 こういう女性の吹き込みが、男のファッション感覚を変えるのだと、思い込んでいた私だが、この思い込みがひっくりかえる場面に出くわした。
 下着売り場で、高齢の男性が、マネキンが着用しているスカイブルーのTシャツとオレンジの紅蓮の炎柱模様のシャレテコを仰ぎ見ていた。立ち尽くしたままで、動こうとしない。すごくお気に入りの様子だ。この人を探していたのだろう? 奥様が、息せき切って近づき、マネキンに目をとめた。
「あんた……。これ、着たいの……趣味悪い……」
「だって、流行りだもの。家の中ならいいじゃないか」男性は、食い下がる。
「だめ、だめ、こんな品のないもの看てほしくないわ」奥様は、男性を振り切り、足早にレジに向かった。彼のささやかな願望は却下された。着たくても身につけられない男性がいた。これには、大びっくりだった。
 若い女性が、何処から選んできたのか、カラフルな花模様。ピンクの格子のシャレテコを、鏡の前で試着して、男性用の下着の中から、お気に入りを見つけ、ほっこりと笑った。

 男性用下着を買い求める女性の三人に一人が、自分用のシャレテコを買ってゆくと、販売員が言う。何を着ようと本人の自由。女性達がクレープ地の涼しさと心地よさを知れば、お父さんのステテコ姿をだらしないとは言わなくなるだろう。ステテコは男性用下着として、百年、人に寄り添ってきた歴史がある。これからは色付きが主流になるのだろうが、心地よさは手放せないはず。長年愛用される物には、其れなりの訳があると知ってほしい。 】
コメント (2)
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