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ザックジャパン(16) 「今、世界サッカー界が激変」   文科系

2011年10月30日 13時14分52秒 | スポーツ
 まず、昨夜あった話題のゲーム三つの結果を見ておこう。僕が特別に要チェックとしたものだ。

 ナビスコカップ決勝で鹿島が勝ったのは皆さんご存じだろう。

 ドイツでは、ドルトムントとシュトゥットガルトが闘い、香川真司と岡崎慎司のシンジ対決があった。こちらは大方の予想を覆して1対1。昨年優勝、現在もいつの間にか2位につけているドルトムント。対して、去年岡崎が行く前は降格圏にあり、岡崎が降格を防いだとも言える弱小シュトゥットガルトが、ここのところの好調を維持して大健闘だ。この順位が現在5位、チーム得失点差はバイエルン、ドルトムントに次ぐ3位である。失点数で4位、得点数で5位なのだから、非常にバランスのとれた好チームと分かる。このチームバランスの象徴が、岡崎と述べても過言ではないだろう。日本でも、守備もやるFWとして有名な岡崎だ。ましてやドイツにおいてをやということだ。こういう岡崎については、9月27日の「その13 『岡崎慎司は偉い』」をご参照願いたい。

 イングランドではビラスボアス対ベンゲルの新旧名監督対決があった。こちらは確か、3対5で、ベンゲル・アーセナルの勝利。このビラスボアスについては、本年7月1日拙稿「アンドレ・ビラスボアス」をお読み願えれば嬉しい。

 こうして何か、この2年ほど世界のフットボール界が激変していると感ずる。世界1位のスペインでも世界の2大金持ち強豪チームを従えて、1~3部を行き来していたようなレバンテという弱小チームが首位なのだし(この点については、この24日「その14『スペインサッカーに異変』」をご覧いただきたい)。
 こういう世界の異変、激変の中身、意味は、そもそもどういうことなのだろうかと、僕は考え込んできた。そして、こんな点に思い至るのである。

①数年続いているバルセロナ対モウリーニョの世界頂上対決が、スペイン好調と相まって、世界のサッカーを引っ張り、変えてきた。
②モウリーニョの功績は防御技術とカウンター戦略の革新。この点については、以下を御参照願いたい。10年4月21日拙稿「バルサ敗北」、同29日その続編、および4月30日と5月2日の「インテルを見て日本の守備を考える」だ。
③バルサの功績は、チームとしての攻防、特に点取り術の革新。チーム球回しの技術、とくに中盤にその名人をそろえた布陣のあり方の探求。この点については、以下を御参照願いたい。11年4月29日「バルサVSレアル戦」、5月30日「この25年最強のバルサ」である。
④この3つを徹底的に分析した新しい名監督たちが生まれ始めているのも明らかだろう。ビラスボアス(イングランド・チェルシー)、クロップ(ドルトムント)、イグナシオ・マルチネス(レバンテ)に、岡崎の監督ラッバディア(シュトゥットガルト)にも注目である。

 なお、ザックも早くから以上に目を付けていたとは、ここでもたびたび述べてきた積もりだ。それは上に書いてきたような論文でも明示したところである。
 

コメント (3)
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