九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

                 何故か報じられない一面トップ記事      只今

2012年08月18日 17時39分16秒 | Weblog
     口火を切ったのは、17日(金)『報道ステーション』の古館キャスター。
     「新聞各紙の扱いが小さいのはどうしてか? と私は思うんですけど」と前置きして紹介したのは
   ●米原子力規制委員会(NRC)マクファーレン委員長の、
    「われわれは福島第一原発から多くのことを学んだ結果、このような決定をした」。
                 その決定とは、
     【これまでネバタですすめてきた核廃棄物の最終処分場は問題があるので、
      処分の基準が決まるまでは、新たな原発の建設や稼働の期間延長を凍結する】

      ★この決定は、既に8月8日発せられていた(共同通信)ことを
       8月18日(土)「愛川欽也、KiKin・テレビ」は証した。

   ●8月8日の時点で既にメディアは知っていたにもかかわらず、報じられなかったのは何故か。
    オリンピックの渦中だったからか、それとも不確実な内容だったからか、
    推察するに、それを確認するために「報道ステーション」は、マクファーレン委員長に会って確認した。

      ★『時事通信』は、15日にこのことを報じたが、
       見出しは「原発規制、国際連携に意欲=認可凍結期間に言及せず。ー米NRC委員長」
       『読売新聞』も15日報じたが、見出しは、「使用済み核燃料は出来る限り空冷式に」
          この二つは、「建設、再稼働を凍結」を見て見ぬ振りをしている。

   ■ このことは、中日(東京新聞)も採りあげていない。何故か、と問うと共に、
     今日18日付の「閉鎖性と傲慢さにみちた原発ムラの論理と闘う」記事に、
     よくぞ書いてくださった、との感謝の念を送ろうと思った。
      ★このような思いに駆られたのは、こんなツィツターを見たからです。
       【日曜朝のテレビ報道が非常によくないという情報が入っております。
        とくにTBSの関口宏のサンデーモーニングですね。
        東電は、何もやっていないような言いっぷりが出されたようですので、
        営業ルートで今すぐ抗議しております。
        目にあまる部分があれば、きちんと厳正に対処したいと思います】

       この人物は、「東電本店技術課安全グループに勤務歴を持つ現在は暇な開業医」   
       と自己紹介しているOnodeKita氏。
        いささか、いんちき臭い匂いがしないでもありませんが、
        あの人たちは、これまでもそして今も、        
        平気でこのようなことを繰返していることを思い、あえて記させてもらいました。
      

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朝鮮日報より       らくせき

2012年08月17日 16時06分28秒 | Weblog
朝鮮日報は日本・韓国・中国の間で新しい冷戦が始まる恐れがあると報道しています。

李大統領は15日、光復節の式典で演説、従軍慰安婦問題について「人類の普遍的価値と
正しい歴史に反する行為」と指摘、日本政府に責任ある措置を促した李大統領は今月10日、
韓国の大統領としては初めて独島(竹島)を訪問。さらに14日には「(日本の王が)
韓国を訪問したいなら、独立運動をして亡くなった方々を訪ね、心から謝罪すればいい」
と述べた。

日本の玄葉外相は15日、天皇に関する李大統領の発言に対し、韓国に正式に抗議。この日、
日本の閣僚2人が靖国神社を参拝した。2009年9月に日本で民主党政権が発足して以来、
閣僚の参拝は今回が初めてとなる。

一方、この日は日本と中国が領有権を主張する尖閣諸島(釣魚島)に中国人が上陸し、日中の
間で緊張が高まった。15日午後、中国の領有権を主張する香港の民間団体の抗議船が
尖閣諸島に接岸し、活動家7人が上陸した。日本当局はこの7人を含め乗船していた14人を
逮捕し、中国の程永華・駐日大使を外務省に呼んで抗議した。
これに対し、中国外務省は「この島を訪れる中国国民の生命を危機にさらす行為を自制すべきだ」
と日本側に要求。また、日本閣僚による靖国神社参拝も非難した。

また、韓国と中国は昨年以降、西海(黄海)での中国漁船の違法操業、脱北者の北朝鮮強制送還、
北朝鮮人権問題に取り組む韓国人活動家の金氏に対する拷問事件をめぐり、鋭く対立している。
国交正常化から今年で20年になるが、両国が設定した「戦略的協力パートナー」関係は不十分
だとも評価される。こうした韓日中3カ国間の摩擦から「東アジアで冷戦が起こりかねない」との
懸念も出ている。

世界のGDPの20%を占める3カ国の関係は、民間レベルではここ10年間で急成長した。韓日中
3カ国の協力事務局によると、3カ国間の訪問者数は1999年は658万人にとどまっていたが、
2010年には1655万人と2倍以上に増えた。また、3カ国間の貿易額は、同期間に1294億ドル
(現在のレートで約10兆2000億円、以下同じ)から5884億ドル(約46兆5000億円)に急増した。

だが、政府間の関係は民間関係ほど深まっていない。特に、3カ国の政界がこうした摩擦を、
解消するのではなく、ナショナリズムを高揚させる契機として利用しかねない、との懸念も
出ている。

これから難しい時代に入ってきましたね。日米を機軸とした外交には
そこそこ及第点を取っていた日本外交、これからは多極化しているので
50点取れればOKとしなければ・・・・

三国志にならうなら、孫・劉同盟、つまり弱い2国が同盟して強い魏にあたるのが
正攻法ですが・・・
私はこの外交政策が東アジアの安定させる方法の一つと思っていますが。
北朝鮮も加わって、事態はさらに複雑でしょうが、日韓関係の友好を第一とする
方針があれば、おのずから解決の方向は見えてくるかも。




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          ノーダ政権、始めてにして唯一の合格点        只今

2012年08月17日 08時47分06秒 | Weblog
              魚釣島に仕掛けた与太者の火遊び!
      それに向けて、「断固たる態度とるべし」と宣う自民党、民主党の一部議員。
      ともかくも「相手にせず」の態度をとった野田政府。
      
      
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中央日報の記事です。  らくせき

2012年08月16日 09時48分12秒 | Weblog
韓国で生活している日本人の妻たちが、慰安婦問題で謝罪したというニュースです。

「誤っていた過去を知りながらも今まで勇気が無かった。
日本人を代表して謝罪したら心がすっきりした」 と、ミヤザキさん。

1984年韓国に嫁いできて忠清北道清州に住んでいる日本人、ミヤザキサヨコさん。
彼女は光復節の前日14日、日本人女性40人とともに清州で慰安婦問題に対する
日本政府の謝罪を促す声明書を発表した。
彼女は「真心がこもった謝罪を受け入れる姿に感動を受けた」と話した。

宮崎をはじめとする日本人女性が謝罪に乗り出したのは元慰安婦のおばあさんが
肉体的・精神的苦痛で苦しい生活を送っていたが本来日本は国家責任を認めず、
きちんとした謝罪をしなかったためだ。
彼女は「慰安婦問題を一日でも早く解決するのは韓国だけでなく日本のための道でもある」
として「遅れたが今からでも日本政府は心より謝罪して補償問題にも積極的に取り組ま
なければならない」と促した。

父の国と母の国の間に葛藤ができるたびに苦しむ子どもを見て「これ以上先送りしては
いけない」という考えになった。3人の子どもを持つ宮崎は「母の国である日本が
韓国に流すことができない傷を負わせた事実を知って子供たちの傷は大きかった」
としながら「成長していく間苦しんでいた子供たちに申し訳ない」と語った。

                  

過去の清算をグズグズのばしにして、そのうちになんとかなる、という
態度では解決は難しいのでしょうね。


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                     眠らないで!     只今

2012年08月14日 14時39分59秒 | Weblog
    新聞もテレビも、まだオリンピック報道満載。そこでその蔭に埋もれた情報のお知らせ、を。
 
 ●ハワイでのオスプレイ訓練中止!
   訓練が中止されたのは、ハワイ州モロカイト島(カラウパパ空港)とハワイ島(ポウル空港)
   なぜ中止したか。
   中止決定記録によれば、(1)新機種留のMV22は、ローターからの下流気流が大きく
                  (2)空港近くの希少生物へ影響を与えることを懸念。 =琉球新報8/14

 ●今も残る? 沖縄の枯れ葉剤被害 
   猛毒のダイオキシンを含む枯れ葉剤をベトナム戦争時に沖縄で浴び健康被害が出た元米兵に
   補償を認めていたことが、14日判明。=沖縄タイムス 8/14

 ●小出祐章さんが、毎日放送「たね蒔きジャーナル」に感謝と存続の訴え。(大要)
   「小出です。私が最初に出させていただいたのは昨年3月13日だったと思います。
    そして大変貴重な役割を担ってこられたこの番組、ありがたいことだと思ってきました。
    しかし公共の電波を私だけがずっと独占するということは、気がひけましたので、    
    出番を減らしてくださいとお願いし、現在では週二回ほどになりましたが、
    この番組はなんとか続けていただきたい、いまはその願いでいっぱいです。
    ですから、万が一、そんなことはあってはいけませんが、フクシマが危機に陥ったとき
    そんな時には、私の発信をまた拾ってほしいと思います。
     スタッフの皆さん、なんとかこれからも続けてください」=8月13日付、ユー・チューブ
    

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新聞の片隅に載ったニュースから(44)     大西五郎

2012年08月14日 09時58分32秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(44)

    英国「五輪価値あった」55%(2012.8.1毎日新聞)

「11日付の英紙ガーディアンは、ロンドン五輪について英国民の55%が『開催費用に見
合う価値があった』と評価している、との世論調査結果を伝えた。開催前は五輪に対し
懐疑的な意見も多かったが、大きなトラブルが起きていないことや、英選手団の予想以
上の活躍が作用しているとみられる。
 今大会の開催費用は、当初計画の約3倍に当たる約93億㍀(約1兆1400億円)に上っ
たが、若い世代で肯定的評価が特に高く、35歳以下では60%以上に上った。ただ地域別
では、英国からの独立論がある北部スコットランドで肯定派と否定派が42%ずつと分かれた。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 

「ロンドンオリンピックで英国選手が予想以上の活躍をした」って知ってました?
 日本の新聞やテレビでは日本人選手やチームの活躍と「それを支えた家族(先輩)の
愛」報道が中心で、外国選手の活躍は陸上短距離のU・ボルトら有名選手や日本のチー
ムのライバルチームについての報道が主で、あまり大きく扱われませんでした。

同じ日の朝日新聞では、開催国の英国は金メダル29個で米中に次いで3位だそうです。
そう云われて13日の各紙のスポーツ欄を見てみると、最終日の決勝記録欄に、陸上男子
5000㍍①モハメド・ファラ(英)13分41秒98、1600㍍リレー⑤英国3分24秒76、水泳高
飛び込み③デーリー(英)556.95点などが、見出しや解説もなく、ただ記録として記載
されていました。

また朝日新聞は、英国は強化費4倍かけて躍進したと伝えています。英国は、金メダル
1個だった96年アトランタ五輪の1年後、宝くじの売上金をトップスポーツや文化事業
に振り向ける基金の制度を導入。08年北京、12年ロンドンの2大会に向けて計5億㍀
(625億円)の強化費を投じた。その前の2大会と比べて4倍だそうです。

 日本も選手強化の拠点としてナショナルトレーニングセンターや国立スポ^ツ科学セ
ンターを作り、ロンドンでも5億4千万円の予算を投じてマルチサポート・ハウスをつ
くりました。

 オリンピックは国別対抗戦ではなく、選手個人が力と技を競うものだと云われてきま
したが、最近は国家が「国威」を発揮する場になっています。マスコミもその風潮を煽
っているキライがあります。例えば、最終日に、男子レスリングフリースタイル66㌔級
で米満達弘選手とボクシングミドル級で村田遼太選手が共に金メダルを獲得したことを
伝える新聞の1面は、「米満 金 村田 日本メダル最多閉幕へ」(朝日)、「村田ボク
シング48年ぶり(金)米満レスリング24年ぶり メダル最多38 日本勢有終」(毎日)
「米満レスリング金 村田ミドル級V メダル最多『38』」(中日)という具合でし
た。クーベルタンさんはこれを見て何と言うでしょうか。
                                       大西 五郎
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                  今や、右派も左派もなく、       只今

2012年08月12日 10時42分32秒 | Weblog
 ●先週金曜日の官邸前集会でのこと。
  志位(共産党委員長)氏の後にマイクをもった鈴木邦男(一水会顧問)はこう言いました。
  “志位さんと私が、このように並んで立つということは前代未聞、想像した方があるでしょうか”

 ● =毎週金曜日の〈反原発デモ〉を、
    年寄りや政治家は、〈ポピュリズムに屈してはならない〉と冷ややかに言い、
   〈感情的〉〈代替案がない〉と決めつけ
   〈左翼〉だと決めつける。
    しかしこの反原発デモは、忘れっぽく、すぐ諦める日本人の性質に
    警鐘を鳴らし続ける意義があるのだ=
         ー以上は、自称「真正右翼」の小林よしのり。『SAPIO』8月22日号より。ー

 ● 「中国の薄氏妻の裁判、しかし薄氏を支持する左派(保守派)の力は強い」
         ー以上は、8月12日付『朝日新聞』よりー  

  ★今やウハもサハもなく、
   あるのは日本で言えば
   原子力ムラとそれに立ち向かう烏合の衆があるだけ! 
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ザックジャパン(40) 五輪男子サッカー総括  文科系 

2012年08月11日 13時01分37秒 | スポーツ
五輪サッカー・グループリーグ第1戦が終わった7月27日のここに、こういう予想を書いた。
さて、グループリーグ残り2戦、これを1勝1分けなら首位勝ち抜けが確定して、次は多分エジプトと当たる。これに勝てばベスト4で準決勝の相手は多分、ついこの前に勝った強敵・メキシコ。ここでおそらく負けると思う。今回のこのメキシコチームは、スペイン、ブラジルと並んで優勝候補の一角なのであって、二度目は勝てないと見た。守備が見違えるように良くなった日本だが、メキシコは中距離シュートも含めて恐ろしいほどの得点能力を持っている。】

 上の文の後、8月6日に書いた「メキシコ戦!」では、「ここまで見て来て、今は互角」と予想修正をしたのだけれど、ここまでの結果は残念無念。今後に向けて大事な事は、上記文中でこれだと思う。『守備が見違えるように良くなった日本だが』と。
 さて、その後の展開を見終わって本日いま、別の所にこんな投稿をした。

 一言 :文科系 投稿日:2012/8/11 12:07:36 返信
 ここまで来たからこそ、僕も腹立ちが大きい。「嬉しがらせて、泣かせて消えた」ってね。でも、ものは考えよう。シドニ―から後北京五輪まで3大会は何もなくって、監督・反町はぼろくそに言われたんだから。その屈辱からこそ、本田、長友、岡、吉田らが大きく育ち、北京の監督・反町も良い監督になった。
 リアクションサッカーは確かだけれど、それにしては韓国と比べてロングの放り込みが下手なままだったのも悪く、攻撃が全てに中途半端だったと思う。でもかってなくいろいろ勉強できた五輪のはずだ。50年ぶりでベスト4まで来たからこそ、世界を学べたことも多かったにちがいない。メキシコ戦、メダルがかかって死に物狂いの韓国との戦いなどね。これを生かすも殺すも選手のこれから次第。大津を筆頭に、清武、吉田、鈴木らの急成長を期待しよう。(後略)

 大津、清武、吉田、鈴木たちのこれからに期待したい。各年齢世界大会で負け続けてきて弱かったはずのこのチームが、50年ぶり史上2回目に五輪ベスト4に入ったのがむしろ奇跡なのである。吉田、徳永がこのチームに持ち込んだ守備組織こそ、その原動力。日本の特長、黄金の中盤と同様に、守備の文化もどれだけ大切なものか。そう見直される一里塚になった大会だったと、僕は信じたい。「日本人は守備の文化がない」、日韓ワールドカップのトルシェ監督の言葉である。サッカー少年、少女のあいだでこの文化が変わっていく特大の一里塚が打たれたのだ。東、清武はもちろん、大津も永井も前線からのプレスに走り回っていたあの姿! 彼らの守備次第で、後ろの守備も全く変わってくるのである。オーバーエージ組にしてキャプテンを務めた吉田が、口を酸っぱくして叫び続けてきた事だった。
「トップ大津にプレスに行かせるのかどうか、ボランチなどはそこをはっきりさせろ。でないと自分らの動き方が分からんだろう!」

 さて折しもA代表監督は、「カテナッチオ」という守備文化で世界に名を轟かせたイタリアの人。「こんな対面プレスのやり方は、日本のどのチームもやっていないはず」。これは、ザックが入った最初の頃、真っ先に手を付けた守備練習についてあがった選手たちの声である。身方陣深くのサイドで敵ボールに向かい合ったときの指導法についてだった。「後ろや脇の状況など一切気にせず、そんなことは他の選手の責任だと任せて、ただボール(を上手くさばかれないよう)にだけ集中せよ」という指導だった。
 このチームの誰が、これからA代表に入ってくるだろうか。一例だが、日本が最も薄いのはセンターバック。ここが若手の狙い目だと思う。香川、本田、遠藤と攻撃陣や、長友、内田のサイドバックなどには、世界的名選手がいる。が、センターバックでは、吉田の名が世界に辛うじて知られているだけだ。
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新聞の片隅に載ったニュースから(43)    大西五郎

2012年08月10日 09時59分42秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(43)

  軽度事故率、平均超す オスプレイ、海兵隊公表(2012.8.9毎日新聞夕刊)

「米海兵隊は8日、沖縄への配備が予定される米軍の新型輸送機オスプレイMV22が、
2001年から今年7月までに計40件の事故を起こしたと明らかにした。
重大事故に分類されない事故の発生率は、海兵隊が運用する全機種の平均よりも高くなっている。
 海兵隊は事故を深刻度別に3段階に分類している。公表されたデータによると、
01年10月~今年7月の期間では、死者が出たり、200万㌦以上の損害が出たりした
『クラスA』は4件、重い後遺症が残る負傷者か50万㌦以上の損害が出た『クラB』は9件、
軽傷者か5万~50万㌦未満の損害が出た『クラスC』は27件だった。
 事故発生率の指標である10万飛行時間あたりの事故件数は、『クラスB』で2・85件で
海兵隊が運用する9機種平均の2・07件より多い。『クラスC』も10・46件で、全機種平均の
4・58件を大きく上回っている。
 海兵隊は『重大事故』ととらえる『クラスA』は10万時間あたり1・93件で、全機種平均の
2・45件より低いことを強調。しかし、損害の少ない事故発生率では、オスプレイは他の
機種を上回り、安全とは言えないことが浮かび上がった。
 海兵隊の報道担当者は、『MV22は、アフガニスタンやイラクで過去5年間に
クラスAの事故を起こしておらず、安全でないと指摘は支持できない』と強調。
『MV22の安全性に関する議論は大切だが、それが沖縄配備の戦略的な重要性に関する
議論の妨げになっている』とコメントした。(オマハ〈米ネブラスカ州〉=望月洋嗣)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 

 新聞の片隅に載ったニュースから№40「低空飛行訓練は航空法の適用外 政府答弁書」で
オスプレイはしばしば墜落事故を起こして、その安全性が問題になっていますと指摘しましたが、
やはりオスプレイの事故率は高いことを米海兵隊も認めました。

 記事の最後の海兵隊報道担当者の「MV22の安全性に関する議論は大切だが、それが
沖縄配備の戦略的な重要性に関する議論の妨げになっている」というコメントが
オスプレイ問題の本質を表わしていると思います。
外務省が7月31日に公開した外交文書によりますと、佐藤栄作政権が沖縄返還交渉を
本格化させる直前の1967年1月、米軍統治下の沖縄で強い権限を持っていた高等弁務官の
政冶顧問、ジェームズ・マーティン米公使が外務省の東郷文彦北米局長との会談で
「日本の防衛ということなら沖縄は要らない。沖縄の基地を必要とするのは極東の安全のためだ」
と言明した(7月31日毎日新聞夕刊)ことが明らかになっています。
 アメリカは世界戦略の重点を中東からアジアに移すことにしましたが、オスプレイの
沖縄配備はその政策の一環で、海兵隊報道担当者のコメントは、日本国民の反対運動が
あってもオスプレイ配備は強行するというアメリカ側の意思を表明したものでしょう。
                                       大西 五郎
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新聞の片隅に載ったニュースから(42)    大西五郎

2012年08月09日 09時24分03秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(42)

   日米韓合同で海難救助訓練 ハワイ近海(2012.8.8中日新聞)

「【ソウル=篠ケ瀬祐司】韓国国防省報道官は七日の記者会見で、米ハワイ近海で
七~八日(現地時間)に、
日本の海上自衛隊や米韓両海軍が参加した海難事故の捜索・救助訓練を行なうと
発表した。国防省によると、二〇〇八年から隔年で行なわれている。
一方、米韓は今月二十~三十一日に、定例の指揮所演習「乙支(ウルチ)リーダムガーディアン」を
実施する予定。
コンピューターを使ったシミュレーションだが、北朝鮮メディアは連日、「侵略を狙った
戦争演習だ」などと批判している」

 この訓練について、新聞によって訓練の内容の説明が異なっています。

   日米韓が合同軍事演習(2012.8.8朝日新聞)

 「海上自衛隊は7日、ハワイ周辺海域で8、9両日に米海軍と韓国海軍との合同演習を
実施すると発表した。日米韓による海上軍事演習は、朝鮮半島の南方沖で6月に実施して以来。
海自からは2隻の護衛艦が参加。戦術運動や通信、立ち入り検査の訓練が予定されている。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 

 朝日新聞の記事は、海上自衛隊の発表となっていましたので、海上自衛隊のホームページを
開いて「ニュース・イベント情報」→「ニュースリリース」を検索しました。そこには
この訓練の説明があり、海上自衛隊の護衛艦「みょうこう」と「しらね」の2隻が参加し、
米海軍からは巡洋艦「ポートロイヤル」など数隻と米沿岸警備隊の警備艇、韓国海軍から
艦艇数隻が参加するとありました。そして主要訓練目的のトップに「戦術運動訓練」とあり
、その他通信訓練、立ち入り検査訓練、救難訓練とありました。
 訓練の目的は、海上自衛隊の戦術技量の向上を図るとともに、参加各国海軍との
連携・協力の強化を図るとなっていました。

 海軍用語で「戦術」というのは「敵と接触した状況において部隊を効果的に運用する
術策」ということだそうです。そして「運動」は行進および停止、速力変換及び距離変換、
一斉回頭、正面変換、陣形変換があり、海上作戦において艦隊の陣形や位置を戦闘に優位に
運用することだそうです。「戦術運動」訓練というのは軍艦同士の海戦を想定した訓練と
いうことになります。

これだと海難救助訓練というのは付け足しで、3国の艦船が軍事行動でどのように連携し合うか、
つまり集団的軍事行動の訓練をするのが目的という疑いが生じます。憲法違反の軍事
訓練なのかどうか、メディアは現場を取材して監視(ウォッチ)してほしいと思います。
                                       大西 五郎
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         なりふり構わなくなった 『原子力ムラ』       只今

2012年08月08日 17時44分21秒 | Weblog
 ●四冠達成『テレビ朝日』
  今年4月期~6月期のテレビ視聴率、開局初の四冠達成。
  この原動力は、午前中の『モーニングバード』と午後10時の『報道ステーション』

  ★「報道ステーション」は、官邸前行動を最初に大きく報道したことで知られる。
   古館キャスターは “原子力ムラを徹底的に追求していきます” と発言。
   この番組を潰すべく原子力ムラは、〔報道ステーションは闇金融に手を染めた〕と
   『週刊新潮』を尖兵として牙むいてきた。
  
  ★「モーニングバード」の明日木曜は、玉川徹の〈そもそも総研〉。
    田中俊一氏を委員長候補とする原子力ムラ人事についての特集は、
        「この人事許せるのか」ということのようであります。

 ●潰された『広島テレビ』
   =93年映像祭のグランプリを受賞したのは、六ヶ所村の「プルトニウム元年」制作の広島テレビ。
    間をおかず〈中国電力〉はスポーツ番組のスポンサーを降りる。
    ほどなく番組制作の吉村純局長はじめ、プロデュサー、ディレクターの四人、営業局に異動。
      =『北海道新聞2011年9/2』
     

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新聞の片隅に載ったニュースから(41)     大西五郎

2012年08月07日 19時16分15秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(41)

  「不寛容社会」あぶりだせ 紙面審議会で内田委員(2012.8.7朝日新聞)

「内田委員 自民党の片山さつき参院議員が取り上げたお笑いタレントの生活保護問題では、
受給していることが社会への寄生、不労所得、特権の行使だという風潮が広がる、恐ろしいことが
日本中でおきている。不正受給者は実際は少ないのに針小棒大に伝わる。社会が『弱者に対して
不寛容』になっている。いくつかの事件を、線で結んで伝えてほしい。
杉浦編成局長 生活保護は、タレントの話がネットの中で炎上拡大した。最近では大津市の
いじめ問題でもそういう面がある。いじめたとされる側とは無関係なのに、誤った情報がネットで
拡散され広がったこともある。『これでいいのか』と訴え続けていくしかない。
星オピニオン編集長 片山議員の発言の背景は歳出削減もあるが、家族の面倒は家族がみるのが
いいという家族主義の考えがある。自民党の保守回帰だ。そこも解析しておく必要がある。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   
 今回はストレートな記事ではなく、朝日新聞が外部の識者に委員をお願いして行なっている
「紙面審議会」についての報告記事の中から取り上げてみました。
 7月の「紙面審議会」では、原発再稼動、テレビと民意、生活保護、調査報道、虹の党(中国共産党)
についての紙面が審査されました。その中の生活保護問題での内田樹(たつる・神戸女学院大学
名誉教授・専門は仏現代思想だが、憲法9条や格差もんだいでも発言している)委員の問題提起に
朝日新聞の編集幹部が答えた部分を抜き出しました。

 お笑いタレント次長課長の河本準一さんの母親が生活保護費を受給していたことが問題となりましたが、
きっかけは週刊誌の報道で、これに続いて自民党の片山さつき参議院議員が国会質問で取り上げた
ため大きな話題になりました。

 ネット上に多数の書き込みが行われ、「河本さんがタレントとして売れなかった時代は
親の面倒などみられなかったので母親の生活保護費受給は仕方がなかったのだ」「ちゃんとした
手続きをとっていたなら、今さら犯罪扱いすることはないではないか」「吉本は芸人のギャラを
安くして、若い芸人に生活保護を受けさせている」(本当かどうかは疑問)「生活保護を受けることは恥だ」
など憲法第25条を否定する意見を含め片山議員非難と擁護の意見が交錯しました。
片山議員が在日朝鮮人の家族が生活保護を受けている割合が日本人より多く、韓国では
日本人は生活保護を受けられないのに不公平だと主張した質問と同時に取り上げたこともあって、
一時「河本在日説」など無責任な言説がネット上で横行しました。
これらのことを含めて内田さんが「弱者への不寛容が広がっている」と指摘したのです。

 私は今回の「紙面審議会」の報告の中の星浩さんの回答の中に「家族の面倒は家族がみるのが
いいという家族主義の考えがある。自民党の保守回帰だ」という指摘に、「この問題は
そういう面からも見る必要がある」ということに気付かされました。
                                       大西 五郎

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まるでひと昔前のエロ映画!         あんころもち

2012年08月06日 23時16分37秒 | Weblog
 問題の「東電会議映像」、ニュースなどで部分的に紹介されていますが、その全容がNHKの以下のWEBにあります。
 しかし、全部で7本あるそのヴィデオ映像は、すでに伝えられている通り、音声の全面的な消去、部分的な消去、あるいはモザイクなどが徹底して施されていて、事故調などですでに明らかになっている情報以外はとことん隠蔽するという姿勢に貫かれています。
 それのみか、解釈のしようによっては意図的な情報操作にもなるように思います。

 この期に及んでこれはないですね。
 すべての国民が情報を共有し、それによって判断を下すべきだという大原則など、原子力ムラにとってはどこ吹く風なんでしょう。
 これではまるで、ひと昔まえのエロ映画と一緒で、肝心なところでは何をしているのかさっぱりわからない代物です。
 品のない例えで申し訳ないのですが、率直な感想です。

    http://www3.nhk.or.jp/news/0806touden/
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 メキシコ戦!  文科系

2012年08月06日 11時24分29秒 | スポーツ
 さて、明日はメキシコ戦。何度も触れさせて頂いたように、メキシコのこのチームは強い。
 世界順位でいえば日本20位に対して、メキシコは19位。だが、この順位は主としてA代表などのもの。この五輪・若者の戦いを振り返ってみよう。
 グループリーグのメキシコは2勝1分けで日本と同じ。得点3失点0も、日本の2の0とそっくりだ。なお、リーグ戦16チームで失点0はこの2チームだけである。メキシコの相手は韓国、ガボン、スイスの順で、日本がスペイン、モロッコ、ホンジュラスだ。ガボンはモロッコに勝ったアフリカ予選優勝チーム、スイスはヨーロッパ予選準優勝チームであって、メキシコ自身が北中米予選でホンジュラスに2対1で勝っている。

 何度か見たこの国の印象はこうだ。シュート力など個人技が非常に優れているが、パスで繋ぐ現代組織サッカーの流れに乗り遅れていると。毎年の5大陸チャンピオンズ大会には北中米からはおおむねメキシコが出てくるが、昨年末このゲームを豊田スタジアムで直接に見ていた印象などである。この時メキシコ・モンテレーは、アジア代表柏レイソルに1対1から、PK戦で敗れた。さて、この欠点がこの若者のチームでは完全に正されて、世界に追いついているのである。以下は、この7月21日メキシコとの親善ゲームで2対1で勝った時のGK権田修一の論評である。ヤフーニュースから取った。

【 今日の相手は今までと違いました。これまでの相手は、言ったらうちらが支配できていたし、相手ボールになってもミスしてくれることが多かった。今日も相手のミスに救われた場面がありましたが、クロスにしてもいいボールが入ったり、カウンターの1本の縦パスの精度だったり、レベルは高かったと思います。そういう相手とやって、しっかり結果を残せたのはよかったです。ただ、これで結果残せて良しとするのではなく、修正点はあるし、そこを修正していきたいと思います。
(CKやカウンターから危ない場面もあったと思うが?)あれは今までなかった部分じゃないですか。リスタートも単純に放り込んでくるだけじゃなかったし。ベラルーシやニュージーランドは、「いち、にの、さん」で上げて高さで勝負してくるだけだでしたけど、メキシコは高さがない分、工夫してきました。カウンターにしてもアジアレベルならわりとアバウトな感じの仕掛けが多いけど、メキシコはしっかり意図されていて、正確なパスに3人目の動きもあったし、質が高かった。そういう意味で、こでまでできなかった部分を体感できたのはよかったです。初戦まで、少し時間が空くので、その辺はしっかり集中して臨みたいです 】

 さて、7月27日ここの拙稿にこんな見通しを書いた。
【さて、グループリーグ残り2戦、これを1勝1分けなら首位勝ち抜けが確定して、次は多分エジプトと当たる。これに勝てばベスト4で準決勝の相手は多分、ついこの前に勝った強敵・メキシコ。ここでおそらく負けると思う。今回のこのメキシコチームは、スペイン、ブラジルと並んで優勝候補の一角なのであって、二度目は勝てないと見た。守備が見違えるように良くなった日本だが、メキシコは中距離シュートも含めて恐ろしいほどの得点能力を持っている。】
 この論評以降に準々決勝までを見てきて、かなり観測が変わったところを書いてみる。全くの互角と見た。総体としての力はメキシコの方が上だが、日本に比べて守備組織力に劣り、その分ムラがあると思うからだ。さしずめ、「シュート力のメキシコ・組織的防御の日本」という様相が予測されて、非常に興味深いのだ。
 
 もう一方の韓国・ブラジル戦は案外波乱が起こる気がする。南米の力は喧伝されているよりも落ちており、他方この大会初戦でメキシコと引き分けた韓国は良い監督の元で著しく成長していると思われるからだ。ブラジルは、7月18日にメキシコとやったテストマッチでは1対0で辛うじて勝っているに過ぎない。6月3日にもやっていてメキシコ2対0の雪辱戦だったのだが、それにしては貧弱な差というべきだろう。
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中国・公安の予算は年8兆円      らくせき

2012年08月05日 18時54分21秒 | Weblog
中国公安について報道されることは余りありません。
朝鮮日報がこんな記事を載せていましたので、紹介します。

中国の公安は、普通の国の警察に比べ、任務、権限が広く、地位も高い。
犯罪捜査、治安維持、デモ鎮圧、反テロリズムなど一般的な任務のほか、
国家安全保障、体制の安全、出入国管理、最高指導部の警護なども行う。

中国公安の地位は、中央政府の公安相に副首相クラスが任命されること
からも分かる。検察や裁判所のけん制をほとんど受けないばかりか、むしろ
司法機関が公安機関の一部に分類される。

公安部傘下の正式な警察要員は約180万人だ。このほか、デモや騒動の鎮圧、
国境地帯の管理などを行う準軍事組織の武装警察が存在する。
武装警察の規模は全体で120万人とされる。武装警察は公安部だけでなく、
軍を掌握する中央軍事委員会の指揮を同時に受ける。正規の警察組織のほか、
治安補助要員も約400万人いるとされる。

公安部は地方の各省・直轄市、各級都市、県単位で隅々まで組織化されている。
地方の共産党委員会の書記も地元公安局長の任免を行う場合、中央政府の
公安部長の同意を得なければならない。

公安とは別に運営される安全保障組織として、国家安全部も存在する。
韓国の国家情報院と類似した組織だ。国家安全部は地方組織として、
省・市単位の国家安全庁、その傘下に国家安全局を置いている。
北朝鮮の人権問題に取り組む運動家、金永煥(キム・ヨンファン)さんを
拷問したのも遼寧省丹東市の国家安全局だ。
2007年に就任した耿恵昌・国家安全相の名前以外、組織の規模はベールに
包まれている。国家安全部を含むと、中国の公安部門の要員数は合計で
700万-800万人に達すると推定される。

中国の公共安全分野の予算は、今年は7017億6300万元(約8兆6100億円)で、
国防費の6702億7400万元(約8兆2200億円)を上回っている。
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