九州・中国・四国地方に関する授業

2022-04-12 19:48:36 | 学習塾・勉強の仕方

昨日は中3生対象に社会の授業をしました。単元は地理。範囲は九州、中国・四国。

社会については、心無い人がたまに「教科書を読めばいいんでしょ」なんて言いますが、断じてそんな簡単な話ではありません。

因みに、昨日の授業で解説した内容を書き上げてみます。なお、使用したのは教科書と地図帳、それに一部スマホの画像(タンカーの形状説明の際、その画像を使用)を利用しました。

私の進め方は、これまで定期テストや入試で繰り替えし出題されてきた項目を一つずつ丁寧にピックアップしていく中で知識を植え付けていくことです。

昨日は、以下のように進めました。

 

①九州各県の位置と名称(漢字で書けるまで)

②沖縄の県庁所在地名(那覇)と簡単な歴史

③山地の位置と名称(山地と山脈の違いも解説)

④リアス海岸の方位(北西部)確認とそもそもリアス海岸とは何か、の説明

⑤八幡製鉄所の設立のいきさつ

⑥北九州工業地帯(域)の生産物、生産高(推移を含めて)

⑦阿蘇山とカルデラについて、その形状を含めた解説 

⑧宮崎県の土壌(シラス台地)

⑨北部での二毛作について

⑩促成栽培について(これが何であるか、作物名は何か)

⑪畜産(豚、鶏、牛)の生産高順位など

⑫種子島と屋久島について(前者は歴史分野~鉄砲伝来~もカバーする。後者は世界自然遺産もカバー)

⑬沖縄の地勢、産業

⑭日本海流と対馬海流の説明、太平洋側と日本海側、及び南西諸島方面の各雨温図の読み方と、併せて九州本島と南西諸島の気候帯の違い

 

九州だけでこれだけあります。これでも一部割愛しています。昨日はこの後中国四国地方についての解説を全28項目行い、つまり両方で合計42項目を80分で解説し、最後の方では一問一答式で理解度を図るテストもしましたが、頑張れば出来ないことはないでしょうが、過去の出題傾向とその様式などを織り込んで理解していくという作業を単純に「教科書を読んだだけで」自分一人でやるにはかなり難しいものがあると思います。

 


ACSアカデミー個別指導はこちらから

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

someとany

2022-04-12 08:32:14 | 学習塾・勉強の仕方
中1の英語の授業で習うsomeとanyの使い分けはテストで必ず何度も形を変えて出題される項目です。

そんなに難しくはないので、大概の子は一度の解説で理解しますが、それが出来ない子も勿論います。
学校の授業でも説明してもらった筈だし、教科書にも分かりやすくそう(使い分けの仕方)が書いてある筈だよ、と言うと、彼は「学校の授業は速すぎてわからない。教科書にも書いてない」と言い張ります。

そこで、だったら教科書を貸してご覧。書いてあるところを教えるから、と言って、巻末の辞書のページを開いて、まずsomeのところを開くと、確かに「いくつかの 肯定の時に使う」と書いてあります。次にanyのところを開くと、ここには「いくつかの 否定と疑問の時に使う」と書いてあります。 当然 といえば当然なのですが、それぞれ書かれている ページが異なり 離れていますので someところを見て 「そうか これは肯定の時か。 ならば疑問や否定の時は」と、すぐにそこ(any)に直結するという作りにはなっていません。肯定の時と疑問、否定の時はこの単語は全く違うスペルのものに変化するのだという前提知識があってはじめてこれを素早く理解出来ます。

既に知っている大人ではない彼にとっては、そこ(ページの作られ方)まで深掘りして教えないといけないわけで、昨日の彼はこの部分において半歩前に進んでくれたかな、と思う次第です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大学生のアシスト

2022-04-12 00:05:33 | 学習塾・勉強の仕方
パソコンを使ってネット授業をしている中に、 地方の大学に通っている子がいます。その一人が、先週まだ始まったばかりの大学の講義で出された課題について質問をしてきました。 題材は商業学総論の中の日本型経営と、輸入された 外国発祥経営の違いを ケーススタディ形式で論じるというものです。

生徒のリクエストは 、とにかく何が何だかわからないので 一から教えてくださいということです。大学生なら、分からなければわからないなりに、 自分でその第一歩を踏み出すのが筋だとは思いますが、それはそれとして、 少しだけでも役に立てばと思い、自らも調べてみようと、 昨日家人を伴って 輸入型経営スタイルの 一つであるコストコに行って、実際に店の様子などを見てきました。

商業学総論という観点で言えば、 店舗の型の類型、仕入れの仕方、商品の陳列の仕方、販売の仕方、販路の設定や戦略といったような様々なものについて比較するということになりますが、 そういうことを 調べる前に、早くも 辟易しました。

コストコ というのが今大流行なのは分かりますが、私にはどうにもこうにもうるさくて雑多で 性に合いません(←コストコさん、ごめんなさい) 。それほど広くもない店内には大勢の人がひしめき合い、その騒々しさたるや、 大声でなければ話もできない。 誰もが大きなカートを 押して歩き、どこに何が置かれているのか、 じっくり探す 間もない。 ちょっと立ち止まりでもしようものなら、邪魔だと言わんばかりに睨みつけられ、その落ち着かないことと言ったらありません。案内や整理のための店員が客の人数に対して極端に少ないと感じました。

店内には ホットドッグやピザを売っている所もあり それらは大きくてしかも安いので、みんな行列を作ってこれを買います。 私も並びましたが、買うまでに約20分。 買った後は、これを座って食べる場所もなく、私を含め多くの人が食べ物を抱えたまま右往左往。我慢しきれなくなった人は なんと ゴミ箱の蓋の上に 食べ物を置いて 立って食べる始末。

この図だけでも、この店の目指すところが、日本人が長年培ってきた文化等には何の価値も置かず、動物的な行動様式をそのままの形でぐいぐい押し付けているということを端的に、そして如実に表していると感じました。私には、これを実感しただけでも大きな収穫でした。

この店の他の諸要素については、この実感の正邪を検討する中で調べあげてゆけばよい。もう一つの、日本型経営の旗手(←勝手にそう思っているだけで、実際は違うかもしれない)に祭り上げた日本橋高島屋の各要素の調査やそれに対する評価や論法については、これは生徒自身にやってもらわないと、何から何まで塾でやったことになってしまうので、ここまでをまとめて取り敢えずの形にまとめて、つい先ほど生徒のPCに送信したところです。

こういうのも、塾の仕事です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする