言葉の責任

2022-04-29 22:42:48 | 学習塾・勉強の仕方
昔、中学の卒業式で、校長先生が卒業して行く私たちに贈る言葉として 「沈黙は金」という言葉を 教えてくれました。

「 中学を卒業して成長する君たちは、もう半分大人に近くなったのだから、 言うことには気をつけなさい。時には 黙っているということも必要です。余計なことは言わないように」というような趣旨であったように覚えています。

損保に勤務するようになったある時、上司からこんなことを言われました。
「 積極的に発言しろ。 黙っていると誤解されることがあるし、それに対して抗弁しなければそれを認めることになる。 もっと自分を全面に出せ。意見を言え。自分をアピールしろ」

今思い出しました。中学校の時には、 こんなこともよく言われました。
ある先生が「誰とでも仲良くしなさい。友達を選ぶことはよくないことだ」と。

また別のある先生がこんなことを言いました。「友達は選びなさい。自分を成長させてくれる友達だけを選びなさい」と。

私たちは 友達同士で「一体どっちが本当なんだよ」などと言い合ったことを覚えています

このように大人は 時に 正反対のことを言います。 今思うと、正反対のように聞こえても そういうことではないと思いますが、 仮に今、子供たちが同じことを言われたとすると、判断力が未熟な子どもたちは、どちらをとったら良いのか迷うことも少なくないのではと思います。

今 思うのは、大人の私が子供達に向かって発する言葉に、一層の責任を持たなくてはいけないということです。多分これまで数え切れないほどの誤解や混乱を与えまくってきたに違いない慚愧の念頭と共に。
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通勤ルートに見える富士

2022-04-29 21:21:27 | 学習塾・勉強の仕方
鎌倉にある家から 教室に行くには、いくつかのルートがあります。 毎日同じ道で行くのは変化がないので、ちょこちょことルートを替えています。

家からはすぐ海に出られるので、左手に海を眺めながら海岸線を西に向かい、 辻堂の手前で右折し、藤沢を抜け 藤沢町田線のルートで相鉄いずみ野線の横を通って教室に来るルート。

別のルートは、家から大船に出て、大船観音を左に眺め、そのまま東海道線に沿って戸塚に向かい、 弥生台を抜けて教室にくるコース。

はじめのコースは、この時期天気が良ければ 134号線の延長に立体的に雪をかぶった富士が 見えます。 青い空を バックに「いるよ」とでも 言っているように、実際には遠いのに、すぐそこにあるように視界に飛び込んできます。

何度か自分の足で登ってこの目で実際に見た、ゴツゴツした富士とは全く別の、不思議な気分になる霊峰富士です。
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江の島

2022-04-29 15:59:30 | 学習塾・勉強の仕方


江の島が、雨に煙っています。これから仕事。
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仕事の前の時間

2022-04-29 10:28:02 | 学習塾・勉強の仕方
雨に濡れながら佇む人がいる
傘の花が咲く 土曜の昼下がり  

という歌詞で始まる三善英史さんの、半世紀も前の歌があります。

普段滅多に耳にすることはありませんが、先日三ツ境商店街の坂を歩いて下っていた時に、突然のように頭の中をこの歌があの物悲し気な歌声を伴って流れました。

私の中では、この歌がもっとも相応しいのは京都の三条大橋の袂です。
見知らぬ人が行き交う中、川面に目をやるでもなく、独りで立つ自分、ってとこかな。
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She's watching outside.

2022-04-29 10:15:33 | 学習塾・勉強の仕方


いつもいつもつまらなそうに外を眺めています。
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教える楽しさ

2022-04-29 10:08:56 | 学習塾・勉強の仕方
学習塾は 目に見えるものを形として作り上げる、 例えば工場のようなものではありませんが、それに代わって、目に見えないものを生み出すこと、それを手にした時の喜びはあります。
それは 生徒たちの 学力 が着実に上がったことを実感できた時です。

そのために必要なことは、日々教え方を工夫し、改善する姿勢です。生徒達が、私達の言うことを受け、一生懸命にやってくれるのだとしたら、それを持続的に発展させるために私たちの努力が必要なことは言うまでもありません。 おる子に対しては 強い言葉で引っ張り時に叱咤することが 必要です。または別の子には 優しく包むように包むようにして少しずつ前に進むように仕向けていくことが求められます。 ある子は書くことを重視して 授業を進め、またある子は 耳で聞くことを 念頭に授業を進める。 ある子は解説を中心にするけれども、ある子は問題を解くことで 考える力や覚える力を養う等々、様々な方法を 駆使します。

一人の子に対して複数の策があっても、いつもいつもそれが通用するわけではなく、日によって、細かくいえば時間帯によってもこれらを組み合わせたり、手法を変更することも必要です。

教えていて楽しいのはその結果だけでなく、こういうことの日々の工夫の中にもあります。
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