座る姿勢

2022-04-28 10:29:21 | 学習塾・勉強の仕方
私の持論ですが、勉強をしようという時は、 初めにそれらしく、それにふさわしい形から入ることが重要なことのひとつです。

昨日は 鉛筆の持ち方について書きました。今回は、姿勢について書きます。 一般に勉強が苦手な子の多くは、机に向かうときにだらだらした姿勢になりがちです。いかにも「勉強 なんかしたくないね」 とでも言うように、机の上にだらんと腕を伸ばして、そこに頭を乗っけて顔を真横にしながら文字を書く。 これでまともな字が書けるはずがありません。

電線に止まるカラスみたいな格好で 机にちょこんと乗って座面に向かう子もいます。昭和の電車の中で 老婆がこのようにして座るのを 何度か 見かけたことがありますが、椅子の上に正座する子もいます。この日本古来の正座は別として、多くは勉強の時に机に向かう正しい姿勢ではありません。 疲れますし 、落ち着きません。 落ち着かない=集中できません。 こういうところから直していかないといけません。

話は変わりますが、昔何かの本で、寝る時に横を向いて寝るのは体に良くないというようなことを読んだことがあります。 一方、最近読んだ曹洞宗の修行僧の本「食う寝る座る」の中で、永平寺で修行する 修行僧たちは、その教えとして、寝る時は体を 右を下にして寝るのだと書いてありました。 どうしてなのか分かりませんが、大宗教の教えなのですから、それ相当の意味がきっとあるのでしょう。 私は子供の時から横を向いて寝る癖がありましたが、知らず知らずこの禅宗の一つ、曹洞宗の教えを実践していたことになります。そう言えば、我が家は曹洞宗の信徒でした(私自身は極めて不真面目な信徒ですが)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稜線の風

2022-04-28 00:17:24 | 学習塾・勉強の仕方
窓の外を強い風がビュービュー吹いています。

風は好きです。特に山の稜線を行く風。
大菩薩嶺に登った時に耳元を通り過ぎた風。天狗岳に登って遠く赤岳を眺めながら、無心でいた時に横を吹き抜けていった風。

稜線の風は 他の所で吹く風とは全く異なります。 激しくもなく、静かすぎることもなく。
それはさわさわというか、ひゅうっというか、まるで自由を謳歌する若い娘が「気にしないで。勝手に拭いているだけだから」 とでも言っているかのように 私には聞こえます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする